調理時間
炊く前7分、炊けたら40秒
材料 2人分
米 1合
チーズ 切れてるチーズをさらに細かく。麻雀で使うさいころぐらいにするといいでしょう。量は手のひらにこんもりのるぐらい。
大葉 7,8枚 千切りにします。
梅干し 大きめのもの1つ。たたいておきます。
作り方
【1】
米をとぎます。お塩をふたつまみ。おまじない程度いれます。【2】
炊けたら、材料をすべて入れて混ぜます。
【ワンポイント】
味が足りなかったらお塩で調整を
●梅しそチーズのまぜごはんのお話。
8月10日。
東京電力福島第一原発から20キロ圏内にある、福島県楢葉町は、警戒区域を解除されました。
そして、「避難指示解除準備区域」という名称の地域に再編されました。
通行許可証がなくとも、自由に町に立ち入りすることができるようになったのです。
震災直後から、楢葉町民の方々にお世話になっていたわたしは、「現地を東京の人に見てほしい」という町の方の要望に応えるべく、バスを一台借りました。そして、33人の方に現地をみてもらうことができました。
警戒線が解除されたとはいえ、町の人の姿は楢葉町にはありませんでした。
それもそのはずです。水道も電気も通らない、スーパーもない町には、戻ってきたくても戻れません。
おまけに、午後4時以降は町民であっても、楢葉町を出ないといけないのです。
現状の法律では、まだ、町に宿泊してはいけないからです。
福島に関するニュースは、日に日に少なくなって行き、ほとんど報じられない日もあります。
一人でも多くの人に福島の現状を知ってもらえたとしたら、バス視察を企画して良かったなと思いました。
出発前の夜、お弁当にするおむすびを4種類作りました。
20キロ圏内はトイレもお水が流れませんし、もちろんコンビニもやっていません。食べ物、飲み物は持ち込まなければならないのです。
おむすびはとてもいいですね。携帯性にすぐれているし、おむすびをラップで包んで手ぬぐいでぐるっと巻いてもちはこべば、食べ終わった後は最小限の荷物になってくれます。
そして、こんなときこそまぜごはんの出番です。
おかずいらずこそ、まぜごはんの底力。まぜごはんおむすびは、日本の宇宙食です。
ということで、作ったまぜごはんのひとつが、梅しそチーズのまぜごはんでした。
梅が防腐剤代わりになって、保ちもいいですし、とろけてお米と一体化したチーズがたまらない味です。
●ごちそうさまでした。