三十代のおじさんたちが、子供のころ夢中になったものといえば、キン消し、ビックリマン、ファミコン、カードダスなど色々とあったと思います。ガチャガチャをしてみるもののダブりに発狂したり、せっかくいいのが出ても、たまたま近くにいた大きいお兄さんに無理やりナチグロンと交換させられたり、オマケだけを抜き取りチョコやアイスだけゴミ箱に捨てたり、土下座してヘッドシールと交換してみてもらったものの裏面にロッチと書いてあたり、ファミコンをワゴンセールで購入し、そのまま中古屋に流して小遣いを稼ぐなど、子供社会の中で色々な事件を巻き起こしてくれました。
そんな思い出の品々が、もしかしたら実家の物置に眠っている人も多いのではないでしょうか。かれこれ25年から30年前の代物ですから、もしかしたら、ものすごい値打ちがついているものもあるかも知れません。
-早速、オークションサイトや買取サイトで値段を調べてみました-
■キン消し
片割れがいなくなると恥ずかしい感じになる技かけ系はかなり高めですが、普通のキン消しだと10体くらいで500円~1500円くらいで推移しています。細かいことはわかりませんが、どうやら復刻版のセットがでているようで、それも影響してるのかも知れません。もうしばらく裏山のタイムカプセルに入れたままでも影響は無さそうです。しかしながら、人気が下火になったころに発売された王位争奪戦シリーズは超高額で、10,000円くらいから高いものになると80,000円のものもあるそうです。
■ビックリマンシール
これは期待できそうです。シールは劣化しますし飽きたと同時に机や冷蔵庫に貼ってしまっている可能性もあり、例外なく私もそうしてきました。こちらはオークションではなく販売サイトがあったので、そちらで調べてみました。
やはり保存状態に大きく影響しているようなので値段にもバラつきがありますが、当時から人気のあったヘッドロココシリーズが今でもかなり人気があるようです。シリーズの中で1番高いのは福袋版(何だそれ・・・)のヘッドロココで25.000円~、当時から人気のあったフル装備のヘッドロココは20,000円~、通常のヘッドロココは状態にもよりますが8,000円~15,000円くらいで販売されているようです。ちなみにヘラクライストやブラックゼウス(180,000円)なんかは、それすら遥かに凌駕する値段で取引されているようです。それ以外のヘッドシールについても状態次第で2,000円~10,000円くらいで販売されているので、大量にお持ちのようなら結構なお小遣いになりそうです。ここでも状態についてしつこく触れていますが、買い取ってもらうお店によっては、シールの種類にもよりますが少しの劣化で10倍以上買取価格が変わってくることもあるようです。こればかりはどうにもなりませんので、タイムカプセルに入れてしまった人は諦めたほうが良さそうです。あと注意事項としては、アイスとチョコと、出所によって価格も違うので、物置からヘッドロココ10枚見つかったからといって絶対に油断しないでください。
■ファミコン
これについては、当時”おもちゃ”としては高額だったために、親の言いつけで裏側に”ゆうすけ”とか名前を書いてしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。
・スーパーマリオブラザーズ20,000円
・ロックマン15,000円~20,000円
・バトルフォーミュラ80,000円
ほか30,000円、1,000,000円のものまでありますが、超限定生産品になり現実的ではないので除外します。
これを見て、「家にあるかも!!」っていう人や、「先日捨てちゃった!!」っていう人がいたら、ご安心ください。あくまで新品の値段なので、中古の箱なしだとロックマンなんかは数百円です。もし物置から大量のソフトが出てきて「もしかしたらプレミアものかも!!」と、インターネット検索をしても、オークションなどの過去の取引実績が出てこなかったとしたら、”幻のレアソフト”ではなくオークションの”まとめ売り”の中に含まれている程度のソフトかも知れません。
これを読んでみて、「こんなんダブり前提のトレード要因だったわ」「ヘラクライストとかいうゴミシール色違い2枚で、シャーマン・カーンと交換しちゃったわ」「ブラックゼウス持ってた!!気がする」とか色々とトラウマに感じた方もいたかも知れません。
せっかくの機会ですし、久しぶりに実家に帰って、物置を探索してみてはいかがでしょうか。もしお母さんが処分してしまっていても怒らないであげてくださいね。
*お店によって値段が全然違うので、この記事内の価格は一例としてご認識ください。
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