ハーゲンダッツの抹茶には2つある!「グリーンティー」と「翠~濃茶~」はどう違う?

  by 古川 智規  Tags :  

抹茶は日本人でも味わう機会はそう多くない。しかしながら、お菓子の分野では大人気で日本に限らず海外でも”MATCHA”と表しているチョコレート等のお菓子は多く、もはやワールドワイドに認知された感がある。
そんな抹茶味の人気アイスクリームといえばハーゲンダッツの「グリーンティー」。昨年行われたネット調査で食べたことのあるフレーバーでまた食べたいと思うフレーバーで75.3パーセントの支持を得て堂々1位を獲得したミニカップ「グリーンティー」、そして2位の35周年記念商品「翠~濃茶~」。
この2つはいずれもカップアイスであるが、実際にどのような違いがあるのだろうか。実食してみたのでレポートする。

開封して見た限りでは「翠~濃茶~」の方が若干ながら濃い緑を呈しており、さすが濃茶という感じはする。

定番商品の「グリーンティー」は、いわゆる抹茶味のお手本のような味で、ハーゲンダッツ定番の濃厚な甘さの中にみんな大好き抹茶味が存在するという感じで、詳細な説明はもはや必要ないだろう。
なめらかで濃厚で甘くてほろ苦いと形容する他はない。

一方の、35周年記念商品である「翠~濃茶~」は、抹茶でも濃茶をイメージして開発されている。
お点前としてよく知られているのは薄茶の方で液体のお茶だ。濃茶は薄茶よりも格上とされ、たっぷりの抹茶を少量のお湯で練ってドロドロになったものをいただく。よって抹茶の味そのものが如実に表れるので一般的に高品質な、ありきたりな言い方をすると値段の高い抹茶が使用される。
本品もそうした濃茶のポリシーが受け継がれているので、特別な手摘みの茶葉だけが使用されている。よって食べてみると、まろやかさよりも粉っぽさが舌に感じられる。粉っぽいとは言っても、それは粉にひいたお茶のことであり抹茶感は半端ではない。その粉になった抹茶の苦みとアイスクリームの甘さのハーモニーを楽しむ、まさに特別な「一服」と表現するにふさわしい味わいといえるだろう。

いつもの安心感のある「グリーンティー」と、特別な至福の一服を味わう「翠~濃茶~」。気分とシチュエーションに合わせて選択してみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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