専門の知識と技術が必要な古いフレスコ画の修復を素人がやるとどうなるのか? その結果が上の画像(左:元絵、中:修復前、右:修復後)。
まったくの別物になってしまっていて思わず笑ってしまいますが、でもこれ、『Photoshop』上で「やってみた」とかではなくて、スペインの教会で実際に起こった事件だというから、関係者にとっては笑い事じゃありません。
事件のあらましを整理すると、元の絵はスペイン・サラゴサにある教会の壁に描かれたフレスコ画で、エリアス・ガルシア・マルティネスが1910年に描いたもの。悲劇(喜劇?)は、湿気でボロボロになってしまっていた壁画の修復を、市の担当局がプロの修復士に依頼しようとしていた矢先に起こりました。“犯人”は、地元に住む信心深い80代のおばあさんで、キリスト様の絵がボロボロになっているのを見かねて、美術の心得もないのに勝手に修復に取り掛かってしまったそうです。
この画像が報じられるや否や、海外の掲示板は大盛り上がり。以下にちょっと反応をまとめてみます。
・オーマイガッ!
・コレジャナイ感がすごい
・俺でももっとうまく直せる
・モンチッチみたいだ
・イエスも猿から進化したことが証明されました
・ゲイのエスキモーだ
・『Mr.ビーン』にこんな話があったな
・これぐらいなら、ちょっと高くなるけど復旧できると思う
キリスト教圏の国の人は、自分たちの文化遺産が破壊されてみんな怒っているのかな? と思ったら、意外と爆笑しているだけの人が多い様子。キリスト教の神様も、信心から出た行いなら、きっと許してくれる……よね?
画像:LiveLeakより引用
http://www.liveleak.com/view?i=5d8_1345660031&comments=1#comment_page=1