浦安ブライトンホテル東京ベイでは「サプライズプロポーズ大作戦」と銘打ったプランを販売している。
一体その中身とはどんなものなのか、徹底取材したのでプロデュースの参考にしていただきたい。プロデュースはプロポーズをする男性次第だが、ネタバレとなるために女子の購読は厳禁だ。もし誤って読んでしまって当プランでプロポーズをされた場合は気が付いても大人の対応をしていただきたい。
浦安ブライトンホテル東京ベイは京葉線新浦安駅直結で、駅から入ると2階である。入り口脇にはディズニー公式ショップもあるので、まずはこちらでテンションを高めると良いだろう。チェックインからチェックアウトまで時系列で紹介するので、プロデュースの参考にしていただきたい。
部屋は特別なフロアで!
普通にチェックインをすると、まずは部屋で一息つくことになるが、特別な高層階の部屋を選択することができるので入室しただけで驚く。
写真の部屋は「ザ・プールバス」。ベッドに置かれたバルーンデコレーションはオプションだが、誕生日でも記念日でもお好きなメッセージを飾っておいてくれる。間違ってもここで”MARRY ME”などというバレバレなメッセージを依頼しないようにしたい。
プールバスというくらいなので、部屋の半分がバスルームになっていて、幅3メートルのプールのようなお風呂が生花とバスパウダーにより彩られている。もちろん一面ガラス張りなので夜景を楽しみながらお風呂を楽しむことができる。このお風呂のデコレーションはプランに含まれている。
この部屋は1室しかない角部屋で、2面展望というぜい沢なパノラマを満喫することができる。
特別なフロアは、廊下の床に部屋番号が投射される珍しい仕組み。西暦のカウントダウンではないので注意したい。
別のタイプの部屋を見てみた。和のテイストをちりばめた部屋で、非常に落ち着く。この部屋は土禁なので、スリッパや裸足でゆっくりとくつろぎたい。
ふかふかのカーペットに直にあぐらをかいて夜景を眺めるのも縁側気分で面白い。
このフロアのアメニティは通常の部屋とは異なる高級品が提供されるので、こういう点でも女子ウケすることは間違いないだろう。なお、これらのフロアの冷蔵庫内のドリンクあるいはスナック菓子はすべて無料で提供されるので、会計を気にせずに飲食してかまわない。
夕食は鉄板焼
プランに含まれている夕食はレストラン「燔」は訓読みで「ひもろぎ」と読み、「お祭りに供えるあぶり肉」という意味がある漢字検定1級クラスの難読漢字だ。こういう知識も仕入れておきたい。
しかし漢字の読みよりも素晴らしいのはその景色。席にもよるが、スカイツリーが遠くに光り、海側から見る東京都東部の夜景は必見。
レストランでの食事後はチャペルでのプロポーズが待っているので、男性は気が気でないかもしれない。夜景を見る余裕はないかもしれないが、気が付かれないようにしたい。そうしている間にドリンクのオーダーを取りに来るので心の準備を。
同店で提供される肉はその日の仕入れにより異なるが、すべての産地と個体が特定されている。肉はサーロインとフィレが選択できるが、ここは仲良く両方を注文してシェアしたい。
そして、ライスは白ご飯とガーリックライスの選択ができるが、いろいろと事情はあれどもガーリックライスを注文したい。なぜならばこの鉄板で作ってくれるからだ。
さて、問題のドリンクは別会計だが、ワインでもソフトドリンクでも好みに合わせて。しかし、もし緊張しているのであればアルコールは遠慮したいのも人情というもの。
だからといって、ウーロン茶では芸がない。写真左はノンアルコールカクテルの「キウイレモネード」。炭酸ではないので時間をかけて飲んでも大丈夫で、レモンが強くさっぱりとした味だ。頭がすっきりしてこのようなシチュエーションにピッタリだ。
アルコールでも大丈夫という向きには、写真右側の赤ワインはオーストラリアの「キリカヌーン キラーマンズ・ラン カベルネ・ソーヴィニヨン」。アルコール度数少し高めの非常に濃い味のワインだ。季節により変わるので、あらかじめ予算を伝えてあるいは値段を聞いておき、スムーズにオーダーしたい。
ドリンクが来たら、まずは前菜から。西洋風の茶わん蒸しみたいなものだが、わかりやすく表現すると超高級な卵豆腐と茶わん蒸しを足しで2で割ったようなもの。和のテイストなのに、洋食なのが不思議な冷たい一品だ。
続いて野菜を焼いてもらう。同店で提供される野菜は普段家庭では口にできない珍しいものを積極的に採用しており、野菜のうんちくをシェフから聞きながら落ち着いて食べたい。
さて、本題の肉の登場だ。記者は一人で試食したので、サーロインを選択した。焼き方は、日本人の定番である「ミディアムレア」でもいいが、本当に好みの焼き方がないのであれば、その肉の美味しい食べ方をシェフと相談するのが良い。記者は相談の結果、「ミディアムレアの若干ミディアム寄り」に決まった。こういう時のスマートな会話が気分を落ち着ける。
なお、あらかじめ作られたガーリックチップスはとてもおいしいので、においを気にせず食べることをおススメする。
焼き続けるのではなく、少し寝かせながらじっくりグリルされたサーロインはタレでも塩でもお好みで。
食事の最後はガーリックライスと赤だしと香の物。ガーリックライスは卵を加えた「焼きめし」だが、中華料理のそれとは一味も二味も違う独立した料理だ。
デザートは季節により変わるが、この日は男性でも甘すぎずさっぱりした和菓子のようなものも含まれ、問題なく楽しむことがでできる。
たいていの場合、男性はここで席を立つことになる。お手洗いという理由が定番だ。女性はデザートを食べながら夜景を見たり、残ったドリンクを飲んだりして「トイレから帰る」のを待つ。が、戻ってはこない。
貸し切りのチャペル
男性はチャペルに向かう。この、チャペルは貸し切りになっていて二人だけの場になる。様々な演出はプロデュースにもよるが、打ち合わせ通りに行われる。
好みや思い出の音楽を流したり、電子パイプオルガンを弾いたり、プロデュース力がもっとも発揮される場面だ。
そのころ、何も知らない(はずの)女性は、スタッフにエスコートされてチャペルに向かっているので、物理的な準備と心の準備は急ぎたい。
二人がチャペルにそろえば、スタッフは静かにいなくなる。あとはプロポーズをするだけだ。
部屋に戻ってもまだサプライズ
プロポーズが終わり、部屋に戻るとさらにサプライズが待っている。
オプションで注文した場合はケーキが冷蔵庫に入っている。シャンパンはプランに含まれるが、ハーフボトルのシャンパンはスパークリングワインではない本物のシャンパン。
取材したこの日はハロウィンシーズンであったために、ハロウィンケーキだが、季節により変わりメッセージを添えることも可能なようだ。
では、部屋に戻った段階での感想を動画にしたのでご覧いただこう。
■サプライズプロポーズ大作戦の流れを取材!「浦安ブライトンホテル東京ベイ」
https://youtu.be/AKzLhPd1udI
※動画中でプランに含まれているといっているケーキはオプションで、オプションとしているシャンパンはプランに含まれます。またお風呂の生花やパウダーのデコレーションはオプションではなくプランに含まれます。お詫びして訂正いたします。
おなかも心もいっぱいになったら、朝食に備えて眠ろう。
朝食豪華すぎ!
朝食は1階のレストラン「カシュカシュ」で。
軽くサラダなどと思っていると大間違い。
総料理長自らサラダをその場で作っているのには驚き。一番おいしい時に食べてもらいたいとの理由から、新鮮な野菜をその場で合わせている。プロの技が光るので見ているだけでもおいしそうだ。
パンも複数あるが、フレンチトーストなんていかがだろうか。はちみつでもメープルシロップでも生クリームでもお好みで。
ビュッフェ形式なので、好きなだけ取って食べればよいが、ちょっと種類が多すぎて全種類は無理そうだ。
和食派にはご飯に合う副菜が多数用意されているので、これだけでもおなかいっぱいだ。
朝食が済めば、チェックアウト時刻の正午までは部屋で過ごしてかまわない。素晴らしい思い出に残るプロポーズ大作戦になることをお祈りする。くどいようだが、誤って読んでしまった女子の方にはくれぐれも大人の対応をしていただくように合わせてお願いしたい。
※参考
サプライズプロポーズ大作戦プランサイト
https://www.brightonhotels.co.jp/urayasu/stay/plan/propose.html/ [リンク]
※写真および動画はすべて記者撮影・収録
取材協力:浦安ブライトンホテル東京ベイ