リンガーハットが世界三大スープのトムヤムクンをちゃんぽんにして500円で提供! 500円で出せる理由は?

  by 井手隊長  Tags :  

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。世界三大スープというものがある。一般的にトムヤムクンブイヤベースボルシチフカヒレスープの4つといわれる。三大スープなのになぜ4つあるのかというツッコミが出そうだが、それは専門家に譲るとしよう。

ラーメンと関係のない話から入るが、私はトムヤムクンが大好きである。海老などの魚介の旨味にパクチーやレモングラスなどの独特な香り。世界三大スープに数えられるのも納得の一品である。

しかし、これが手軽に食べられない。日常からタイ料理屋に行くという選択肢があまりないし、トムヤムクンは主食ではないので、好きなのになかなか食べる機会に恵まれないのが悲しい。学生時代、“タイ国ラーメン ティーヌン”でトムヤムクンラーメンが月に1回サービス価格になる日があって、よく食べに行っていたのを思い出す。

そんな最中、長崎ちゃんぽんの“リンガーハット”の店内で、「トムヤムクン」の文字が私の目に飛び込んできた!

「トムヤムクンちゃんぽん」

リンガーハットで手軽に食べられるトムヤムクン。しかもちゃんぽん麺が入っているので主食として食べられる! しかもしかもお値段は驚きの500円!! 凄すぎる。トムヤムクンの課題をすべて解決したような商品である。

肝心のお味は……旨い!

思わずスープを飲み干しそうなほどだ。野菜もたっぷりでカロリーも驚きの407kcal。非の打ち所のない一品だ。

なぜ、手間も原価もかかるトムヤムクンが500円で出せるのか。

そこにはリンガーハットの企業努力の跡が見える。

なんとこのトムヤムクンちゃんぽん、“小盛限定”なのだ。並盛も大盛もNG。小盛だからこそ成し得た500円なのである。

これに我々は文句を言ってはいけない。

小盛で足りない人は、餃子の付いたトムヤムクンちゃんぽんセット(¥690)でお腹いっぱいにしよう。500円でトムヤムクンが主食として食べられることに感謝しよう。

画像:リンガーハットより引用
https://www.ringerhut.jp/menu/chanpon/tomyamkung_2019/

井手隊長

ラーメンライター/ミュージシャン 全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.、Rettyグルメニュース、favy、るるぶNEWSへの連載のほか、番組・雑誌の出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

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