松本人志さんが「クレイジージャーニー」ねつ造問題に複雑な胸中明かす

9月13日、人気お笑いタレントの松本人志さんが自身のTwitterを更新し、先日スタッフによるねつ造行為が発覚したバラエティ番組「クレイジージャーニー」(TBS)について言及した。

クレイジージャーニーは松本さんが司会を務め、さまざまな職業の人物が自らの目的を果たすために旅をするという内容のドキュメンタリー風“紀行バラエティ番組”。問題になっている8月14日放送の回では、爬虫類学者の加藤英明さんがメキシコを訪れてさまざまな珍しい生き物を捕獲、紹介したのだが、実はその大半が事前に番組スタッフが準備していたものだったことが放送後の内部調査により発覚してしまったのだ。

松本さんはツイート中で「こういう時オレはスタッフをあまり責める気になれなくてねー」としながらも「でも番組の性質上ウソだとしたらアカンなー」と複雑な胸中を明かしている。

https://twitter.com/matsu_bouzu/status/1172428702661017600

これに対しTwitter上ではユーザーから数多くの意見が寄せられている。

「それはアカン
ダメなものはダメ
発見できなかったから
探してた生物こんなんですーって
準備した生物見せて、解説してくれた方が良かったと思います
まさかと思う感動もあるけど
まさかと思う疑いもある
面白ければ良いとは思はない
だって真実と思って見てるんだもん
クレイジージャーニー❣️」

「番組の性質上、演出って言葉では丸く収まるのは難しいかもしれませんね。
ただ、クレイジージャーニーは他では真似できない唯一無二の番組だと思ってますし、色んな未知の世界を見たのも事実で、僕は感謝しかないですね。

これで爬虫類ハンターの加藤さんに変なバッシングがいかない事を願います。」

「松っちゃんは仕事熱心な上にスタッフにも優しいから泣けました今のツイートで泣けました。。。」

「クレージージャーニーなら『※この爬虫類は仕込んでいます。学者さんには伝えておりません』ってテロップ入れれば成り立つと思いますよー。スタジオでそれに突っ込み入れる3人も面白そうですし。何はともあれ学者さんの見つけ方や捕まえ方は凄かったし面白かった。それだけで良い。」

「アカンと思うなら、再発防止のためにもスタッフを責めるべきですよ。その優しさが今回の不祥事を起こすことを忘れてはならない。」

「一笑懸命な番組ほど問題になりますよね。
水ダウしかり。個人的にはニュースやワイドショーの方がよっぽど忖度激しくてイライラしますけどね。もう秋の気候ですね。今からM1楽しみにしてますね。高須さんの小説めっちゃ面白いので是非読んでみて下さい。」

スタッフを気遣う松本さんの態度への賛否は真っ二つに分かれており、また問題の回の主役だった加藤さんが中傷されることを心配する声も見られた。

松本さんの出演番組では、昨年にも「ダウンタウンなう」(フジテレビ)で出演者を路上で車に押し込んで連れ去るドッキリ撮影が通行人に誤解され、警察沙汰になるという不祥事がおこっている。どちらもスタッフとしてはより面白い番組を作るための工夫だったに違いないが、それで批判を浴びては元も子もない。テレビが目指すべき面白さとは何なのか再考すべき時期が訪れているのかもしれない。

※画像はTwitter(@matsu_bouzu)から引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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