究極の貧乏系漢メシ!? 全国の大学生協で話題の「土用のたれめし」

2019年7月27日は土用の丑の日。暑い夏を乗り切るために江戸時代から続く「鰻を食べてスタミナつけよう」という日だが、最近は鰻もすっかりお値段が高くなってしまった。

特に仕送りとアルバイトでギリギリの生活をしている学生さん達にはなかなか手が出せない高級品だろう。そんな状況をどうにか打破しようとしてか、日本各地の大学生協で売り出され話題になっているものがある。

その名は「土用のたれめし」

鰻は一切使用されていないが、代わりに蒲焼のたれをたっぷりご飯に染み込ませた一品だ。

お値段は本体価格184円、消費税を入れても198円。

店舗によっては鰻系駄菓子の代表格「蒲焼さん太郎」や温泉たまごなどもトッピング可で、鰻はないのに無限大の鰻ロマンを味わうことができる究極の貧乏系漢メシに仕上がっている。

新潟大学生協池原店(医・歯学部)( @kame3ikehara )のツイート

【鰻を諦めてみた】
もうすぐ『土用の丑の日』
でも絶滅危惧種でもある鰻は大切にしたい…出ました!✨
土用のたれめし✨
198円
○「鰻」は身もエキスも使ってません
○「蒲焼きのタレ」です
タレにも鰻エキスを使わない徹底ぶり←
上に載せるものは無限大💡

温泉たまご80円
蒲焼さん太郎12円


https://twitter.com/kame3ikehara/status/1154263193339879424

慶應生協 信濃町店【しなポん】( @keiocoopsm )のツイート

昨年話題になったあの商品が・・・
また、やって来たポん

その名は「土用のたれめし」
昨年は、
・から揚げ+温泉たまごをトッピング
・蒲焼さん太郎をトッピング
・蒲焼のタレだけで、鰻がのっているのを想像して・・・
今年はどうするポん?

明日も販売するから考えといてポん


https://twitter.com/keiocoopsm/status/1153204385268166659

いわゆる鰻抜きの鰻丼……このギャグのような一品が実際に商品化されたことに『Twitter』上では大きな反響が巻き起こっている。

「鰻不使用の鰻のたれめし美味そう、「そもそも鰻の蒲焼きはたれの味だけでうんぬん」とまでいう気はないけどたれめしだけでもめっちゃ美味しいの分かるし絶滅危惧種をわざわざ食べることもないし私もたれめししよ」

「どうにかしてるぜ!大学生協!
白ごはんに鰻のタレだけをかけた「土用のたれめし」に「蒲焼さん太郎」を一緒に提案するなんて!しかも何気に雰囲気あって美味いぞ!
俺は2枚乗せだぜ!」

「もしやこの「土用のたれめし」は絶滅が危惧される鰻たちの過剰供給に終止符を打たんとする広報的存在なのではないか?大学生達に鰻と限りある生命の尊さを語りかけているのではないか?その謎を探るため、我々は生協に向かった」

「鰻の骨のチクチク感がなく食べられるって最高やな。」

「土用のたれめし、ウナギが苦手で人から余ったタレ(パウチ)だけもらってご飯にかけて食べるのが好きな子だった私には分かりみしかない。」

土用のたれめしは鰻好きだけではなく、鰻が苦手な人や環境への意識が高い人にも訴えかけるものが大きいようだ。案外、来年あたりには鰻以上のブームを巻き起こしていたりするかもしれない。

※画像はTwitterから引用しました

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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