ヨーロッパのスムージーブランド「イノセント」の日本法人であるイノセントジャパンは、アジア初となる日本で、3種類のスムージー「おおまじめストロベリー」、「やんごとなきマンゴー」、「ゴージャスグリーン」を2019年7月9日(火)より販売開始している。
イノセントは1999年英国生まれ。もう何年も前から英国在住者や旅行者のブログやSNSで、英国に行くならマストで飲んでほしいと発信されている同社のジュース。日本ではまずスムージーからスタートだが、本国ではそのぶっ飛んだSNSの発信内容に注目が集まってる。ちなみに日本法人の公式ツイッターもかなりなものだが、まだまだ本国と比べると真面目。本国のアカウントでは1日に何回もどうでもいいことや、こう言っては何だがくだらないことをつぶやきまくり、肝心の商品についてのツイートはごくわずか。ほとんどが文字だけで、サッカーがどうとかクリケットがどうとか、発信地がわからないのに天気の更新(ツイッターの発信地は冷蔵庫になっている)だとか、今日は1年で一番長い日(6月21日UTCなので夏至と思われる)とか、一貫性がなく訳が分からないものが多い。そういう内容が英国人にはウケているようで、同社のツイッターやドリンクのファンも多いという。
誤解のないように書き添えておくと、ツイッターの内容は上記のような不真面目なものばかりではない。同社のドリンクを買うと収益の10%が慈善団体に寄付される。もちろん日本で購入しても同様だ。同社の公式アカウントが一般消費者へ発信する形で要旨「私たちは利益の10%を慈善団体に寄付してきました。あなたは私たちが作るものをたくさん購入していただくので、今日までに財団(記者注:イノセント基金)は栄養失調の5050万人の子供たちを助けるために£1.1m(記者注:110万スターリングポンド・約1億5000万円)を寄付することができました。これは、あなたなしではできないことでしょう。どうもありがとうございました」とツイートした。非常に心温まる内容で、消費者とメーカーが近く感じる瞬間だろう。
さて前置きはこれくらいにして、今回発売された3種類のスムージーを飲み比べてみた動画をご覧いただこう。
■英国発!イノセントのスムージー3種を紹介
https://youtu.be/pCpPxgHfpJA
では、それぞれ個別に詳細しよう。
おおまじめストロベリー
「おおまじめストロベリー」は、イチゴだけではなく日本人も大好きなカシスの甘酸っぱさが特徴だ。どのスムージーもそうなのだが、甘いだけではなくかんきつ系果実の酸味も加わっているので、どれも甘酸っぱく男性でもクセになりそうな味だ。
やんごとなきマンゴー
「やんごとなきマンゴー」は味を論ずる前に「やんごとなき」の意味を解読しておかなければならないだろう。古文で学習した「やんごとなき」にはおおむね2つの意味があり、1つ目は「やむを得ない」「やむにやまれぬ」等、そして2つ目が「高貴な」「特別な」等の意味がある。この場合は2つ目の意味を採用するのが適当だろう。
マンゴーが高貴なのかどうかは知らないが、「特別な」という程度の意味でとらえてスペシャルマンゴーとした方がわかりやすいかもしれない。ちなみに英国バージョンでは”magnificent mango”となっているので、間違ってはいないだろう。
味はこちらもマンゴーとオレンジとパッションフルーツの絶妙なバランスで甘酸っぱい。
ゴージャスグリーン
「ゴージャスグリーン」は、見た目は青汁だが、中身はやはり甘酸っぱい系統のおいしいスムージーだ。ピーチや洋ナシの味がよく感じられ、野菜系の味はしなかったが風味としてケールかな?程度で非常においしい飲みやすい味だ。
同社では日本での発売を記念して、8月31日まで都内90か所以上で合計30万本のサンプリングを実施する。同社ではこれを「あいさつ」ととらえて実施しているので、見かけたら「ようこそ」でも「こんにちは」でも「はじめまして」でもいいので、礼儀正しくあいさつを返しておいしいスムージーを飲んでみてはいかがだろうか。
※写真および動画はすべて記者撮影・収録