アメリカの沿岸警備隊が公開した麻薬密輸摘発現場の衝撃映像。麻薬密輸業者が使っているのは、北朝鮮の工作員なども使うという半潜水艇。どんだけデカい組織と戦ってるんだ!?
.@VP is welcoming back the crew of CG Cutter Munro as they turn over 39K lbs of cocaine from drug seizures like this one from a semi-submersible off South America to federal agents. We will be live-streaming the offload on Facebook in a few hours. More: https://t.co/5eQRbQpxw5 pic.twitter.com/9bMRorDC4I
— U.S. Coast Guard (@USCG) 2019年7月11日
https://twitter.com/USCG/status/1149350510484475905
6月18日に拿捕した際のヘルメットカメラ映像を見ると、隊員が指差す先にあるのは、各国の特殊作戦部隊や北朝鮮の工作員なども使用する半潜水艇。スペイン語で繰り返し停船を呼びかけるも止まる気配がないため、ボートを横付けして跳び移り、ハッチをガンガン叩いて男を引きずり出した。東部太平洋地域では、5月から7月にかけて3隻の沿岸警備隊の船が14件の密輸を摘発し、17トン以上のコカインとマリファナを押収。末端の推定価格にしておよそ610億円分もの麻薬密輸を阻止した。
半潜水艇は完全な潜航こそできないものの、水上レーダーに映りにくく肉眼でも見つけにくい。この海域だと海面を泳ぐクジラと誤認しそうだ。近年、麻薬密輸業者はメキシコなどからこのような半潜水艇や高速ボートでアメリカ沖までやってきて、海上で麻薬の受け渡しを行っていることが多いとみられている。
6月25日に撮影された写真によると、複数のエンジンを積んだパワーボートを停船させるために、ヘリからエンジンを狙撃したそうだ。軍隊並みの装備と練度がないと対抗できないわけだね。ちなみに、中南米からの麻薬密輸取り締まりに力を入れるトランプ大統領がこの半潜水艇動画を誇らしげにリツイートしたところ、「国境に壁を作る意味とは?」「海にも壁を作らないと!」とツッコミを入れられていた。
画像とソース引用:Twitter及び米国沿岸警備隊プレスリリースより
https://content.govdelivery.com/accounts/USDHSCG/bulletins/2506fd0[リンク]