「先見の明があった」松本人志さんがジャニー喜多川さんを語る 吉本興業との比較も

7月14日放送の情報バラエティー番組『ワイドナショー』(フジテレビ)で、レギュラーコメンテーターを務める松本人志さんが先日亡くなったジャニー喜多川さんについて振り返った。

「言っていいのかな、『ダウンタウンなう』の収録をしててV6のトニセンの3人がゲストで来てくれたんですよ。
その時にもジャニーさんの話になって“俺見たことないねん”って周りにスタッフいっぱいおったから“あなたジャニーさんですよね?”ってスタッフを指さして遊んでたんですよ。顔も知らんし。
そんで終わって“面白かったなー”って車乗り込んで携帯見たら緊急搬送って出てて……初めてそこで顔も知ったのよ」

ジャニーさんが自宅で倒れ緊急搬送された日、ジャニーズ事務所所属グループV6のメンバーを招いて『ダウンタウンなう』(フジテレビ)の収録していたこと、またジャニーさんとは直接面識がなかったことを明かした松本さん。

その上で番組MCの東野幸治さんと、

松本「僕やっぱりすごい幸せな人やと思いますよ。こんだけみんなが集まってきてくれるってね。
たぶん僕がそうゆうことなっても吉本の芸人、東野くらいしか来てくれへんのちゃう?
意外とのんちゃん(フットボールアワー岩尾さん)くらいが来て“なんでこいつ来てんねん”みたいな。
“お前そんなに関係ないけどなぁ”みたいな」

東野「入れないですよ、誰も来てなかったら(笑)」

松本「今でこそいろんなシステムが見えてきたけど当時40年くらい前ですか? なんとなく“可愛い子、綺麗な顔の子を5人くらい集めたら売れるやろ”くらいの感覚じゃない。“一番かっこいいやつをリーダーにしたらいいやん”みたいに思ってた世の中に、もう先見の明があったってことですもんね」

東野「吉本もそれにならって昔“少年プロレス作るぞ”ってなったんですよ。誰も先見の明がないから(やりかたが)わからないんですよ。アイドルグループ作るってなったら全員おっぱいの大きな女の子とかね。」

松本「バカだからね。そんな簡単なことじゃないんですよ。全員面白いやつでグループができてもそのグループが面白いかと言えばそうじゃない」

と故人の人望とその先見の明について称賛した。

多方面のジャンルに進出している吉本興業と違い、その人生のほとんど全てを男性アイドルのプロデュースに費やしたジャニーさん。お笑い界の天才と称される松本さんから見てもその力量は大きなものがあったようだ。

※画像は『ワイドナショー』公式サイトから引用しました
https://www.fujitv.co.jp/widna-show/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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