この夏、植物男子になろう! ベランダで育つ初心者向けの野菜はコレ!

  by 丸野裕行  Tags :  

狭い一人暮らしのお部屋。でも、お部屋やベランダにちょっと緑があると、見た目も気持よく癒されますよね。最近では、NHKのドラマ『植物男子ベランダー』のように植物を育てる一人暮らし男子も増えています。

また生活に役立つお野菜やハーブなどを少し育てると、一人暮らしの料理にも使えて、自分手づくりの一品がより一層おいしく感じるのではないでしょうか。一人暮らしの部屋で緑を愛して育てている男子。ちょっと評判がよさそうな気もします。

そこで今回は一人暮らし男子の初心者でも、手軽に簡単に育てられるお野菜をご紹介しましょう。

初心者向けの野菜

家庭菜園の初心者向けのお野菜というのは、非常に育てやすくて、ぐんぐんと成長を感じられる強い野菜が多いです。

一見するとひ弱に見える野菜でも、栽培して一週間で収穫ができることもあります。

野菜に関する知識がないままでも、ちゃんと育ってくれる野菜たちをご紹介していきましょう。

小松菜

《小松菜の特徴といえば…》
暑さや寒さなどの気温差に非常に強く、丈夫に育ってくれるので、初心者でも収穫しやすい小松菜は、炒め物やサラダ、おひたし、煮物、スムージーなど、さまざまな料理の幅があるので、万能野菜といえるでしょう。

小松菜に含まれる栄養素としては、βカロチンや各種ビタミン、カロテン、カルシウムが豊富に含まれていて、栄養満点の野菜になります。さらに、種撒きから早ければ約1ヵ月ほどで収穫できるために、家庭菜園ビギナーでも、何の心配もなく楽しく栽培することができますね。

《小松菜の栽培時期は?》
種撒き 3月~11月
収穫時期 4月~1月

《栽培のポイントは?》
小松菜は、非常に育てやすい野菜なのですが、芋虫などの虫による食害が多い作物のひとつになります。その他、ヨトウムシや青ムシ、コナガ、アブラムシなども非常に付きやすいので、種撒き直後から防虫ネットなどの対策をオススメします。

トマト

《トマトの特徴といえば…》
一人暮らし女子でも小さなときにトマトを植えた経験があるのではないでしょうか? トマトといえば、家庭菜園の代表的な野菜。プランターでも、簡単に栽培できて、家庭菜園ビギナーの男子でも安心して育てられます。さらに、一度に収穫ができる量も結構多いので、さまざまな料理に使えます。

あなたが「まず何を育てようか…」と悩んだときにはトマトからスタートしてみるのもいいのではないでしょうか? 大玉トマトやミニトマト、フルーツトマトなど、いろいろな品種が揃っているので、選んで育てる楽しみがあります。甘く栄養価が高いトマトの成長を日々見守りながら過ごす生活も悪くありません。

《トマトの栽培時期は?》
種撒き 4月~6月
収穫時期 5月~8月

《栽培のポイントは?》
トマトというのは真っ赤に実る果実の見た目からもわかるように、太陽の光が一番大切な植物になります。トマトを栽培するときには、できる限り、日当たりが良い場所を選んでください。

またトマトは、少し乾燥気味に育てることで、その実が持つ糖度が増してくるので、水はけを良くして、熟せば朝の時間帯に収穫しましょう。

青じそ

《青じその特徴といえば…》
土の質を選ぶことなく、暑さにも強い青じそは、プランターを使った栽培でも気軽に育てられて、一人暮らし男子の狭いベランダ菜園でも育成できる野菜です。青じそといえば、ちょっとした薬味や天ぷら、お刺身の付け合わせなど、日本料理には重要な名脇役として活躍してくれます。その味は、さっぱりとした独特の風味と味わいを持つ香菜としても特徴的です。

さらにβカロテンやビタミンB、カルシウム、カリウムなどの栄養素をたくさん含んでいて、体内の抗酸化作用にも高い効果を期待することができます。青じそというのは本来自生しているほど丈夫な野菜のひとつなので失敗しない葉菜といえるでしょう。

《青じその栽培時期は?》
種撒き 4月~5月
収穫時期 7月~10月

《栽培のポイントは?》
しかしながら逆に青じそというのは、乾燥と気温の低さに弱く、土壌が乾くと、枯れてしまったり、生育が悪くなってしまいがちです。土壌が乾燥しやすい夏の猛暑期などは、こまめに水を撒くなどして水切れを起こさないように注意した方がいいでしょう。

また青じそは、葉っぱに害虫がつきやすく、被害が広がりやすいので、日々のチェックで、害虫を見つけたときには直ちに処理してください。

青ネギ

《青ネギの特徴といえば…》
青ネギは自分が育つ環境の適応能力が高くて、暑さ、寒さにも強い野菜だと思います。瞬く間に成長するので、種撒きからすぐに収穫できるので無精な一人暮らし男子にはオススメの野菜です。根元から3~4㎝を切り落した根っこを苗として利用することができるので、気軽に育てることができます。

特に、球根タイプの青ネギであれば長期間、何度も収穫することが可能なので、家庭菜園ビギナーにはオススメの種類と言えるでしょう。青じそよりも薬味の主役を張っている青ネギは、さまざまな料理に使える万能薬味なので、家庭菜園の中でも人気の野菜です。

《ネギの栽培時期は?》
種撒き 4月~9月
収穫時期 7月~12月

《栽培のポイントは?》
種植えする場所、プランターを設置する場所は、あまり日陰にならないところを選んでください。さらに、水をたっぷりとあげる方が好ましいのですが、過剰な水分と湿気には弱いので、水はけよい場所での栽培が好ましいです。

例えば、キッチンの片隅に湿らせたキッチンペーパーをプラスチックトレーに入れただけでも育つので、栽培が最も楽な野菜です。

茄子

《茄子の特徴といえば…》
夏野菜として有名な茄子ですが、さすがは夏野菜、暑さに強く秋の終わりまで大量収穫することが可能な野菜になります。お世話するのも収穫するのも超簡単。狭い一人暮らし用のベランダに置いたプランターでも育てやすいので、ベランダ菜園に向いています。

また茄子は種類が多くて、それぞれ異なる見た目や特徴があるので、あなたが買い出しに行っているスーパーなどで、あまり見かけないようなものにチャレンジしてみるのも、かなり楽しいでしょう。茄子というのは、サラダ油やごま油、オリーブ油との相性もよく、いろいろな料理に使えたり、美容や生活習慣病にも効果が期待できる栄養が豊富に含まれています。

《茄子の栽培時期は?》
種撒き 4月~6月
収穫時期 6月~10月

《栽培のポイントは?》
夏野菜の茄子は非常に温かい環境を好むので、春の終わりや初夏などに気温があがった頃を見計らって、植え付けをすることがポイントになります。そのあとはぐんぐんと成長して身を付けるので、収穫が楽しみになりますよ!

また肥料と大量の水を与えられるのが大好きなので、乾燥させることがないように、随時水やりをおこなって、一週間には一度は肥料を与えるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
自分だけの家庭菜園を持つことは、日常生活にゆとりと喜びのエッセンスをプラスすることになります。家庭菜園で収穫する野菜には、農薬のことを心配する必要もないので、安心で、安全で、新鮮な野菜を食べることができます。

また農作物を、一人暮らし男子であるあなた一人の手で育てる喜びを得ることができ、毎日成長する野菜の表情を楽しむこともできますよ。こだわりが結果になって収穫することができるので、あなたもぜひ家庭菜園をスタートしてみればどうでしょうか?

解説:丸野裕行(ライター/不動産ポータルサイト編集長)

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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