先週、シーモア・ジョンソン空軍基地で開催された航空祭で見られた珍現象。低空飛行するF-15の衝撃波で揺さぶられたクルマが古典的なオルガン曲を奏で始めました。車上荒らし対策の警報システムが作動してしまったせいなのですが、無人の駐車場にバッハのオルガン曲が大音量で鳴り響く様はなんだかとってもシュールです。
動画:F15 sets off Sentry mode(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=22&v=eI243_gK9QM[リンク]
この警報システムは、テスラが今年2月にリリースした新機能“セントリー・モード”。人が車の周囲を不自然にうろついたり、もたれかかったりすると、クルマは警告モードになり、ダッシュボードのパネルに周囲の録画を開始したことが表示されます。さらに車を叩いたり窓ガラスを割ったりすると警報モードとなり、ホーンと“音楽”が鳴り響きます。そしてこの“音楽”に収録されているのが「チャラリー鼻から牛乳」の替え歌で知られるバッハの『トッカータとフーガ 二短調』と、そのヘビメタバージョン。このあたりのイーロン・マスク氏の独特なセンスもテスラ人気の理由の1つなのでしょうね。
But, occasionally, the metal versionhttps://t.co/ogHYUPoA9z
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年1月27日
https://twitter.com/elonmusk/status/1089359031104237568
セントリー・モードはなかなか有用らしく、元交通裁判所の判事が当て逃げした現場を録画して特定の手助けをしたりと、既に何件かの“戦果”をあげています。
動画:Willie Singletary, Council Candidate Hits Tesla Model 3 (with Sentry Mode) and leaves scene(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=81&v=ZjjBOK-gnWk
画像とソース引用:『YouTube』より