奇才!?霞澤花子氏・企画作品の魅力を大雑把に紹介。

  by 写楽斎ジョニー  Tags :  

はじめに

http://www.nikkatsu.com/movie/official/kamome-movie/
写楽斎ジョニーです。
みなさん、日本映画は好きですか?
あたくしは、はっきり申し上げて、好きです。
洋画を見たって、どうにも、文化の違いというやつがシックリ来ないのです。
「こんな場面でこんなこと言うかねぇ?」
なあんて古臭いことをね、ふふ、考えてしまうのですよ。
そんな中、あたくしが良くも悪くも、最近気になっている映画人について、お話します。
それがこの表題にもある、霞澤花子氏です。

 

ゆるくてガーリーな映画の、企画の人

・かもめ食堂
・めがね
・プール
・マザーウォーター

これら4つの日本映画について、共通点を見出すならば、簡単に3つです。
・主演が小林聡美
・もたいまさこの存在感だけで笑える
・生活を描いた映画なのに生活感がほとんどない

おそらくこの3つは、これらの映画のどれか一つだけを観た人でも、感じる人は多いと思われます。
ま、もたいまさこ氏の存在が笑えるかどうか、は人に選りますかな。

これらの映画の企画担当者が、表題の、霞澤花子氏なんですね。

これら4つの映画は、本当に良く似ていて、起承転結はそれほど大きくなく、結論ははっきり言わない。よく考えれば問題もそれほどはっきりしないし、そしてそういうものを解決しようとすら、あんまりしません。
つまり、なんでもない、彼女らにとっていつもの、淡々とした日々の一ページを、とてつもなく漂白した生活スペースにして映画にしたものなのです。

その中で、個々の個性派な役者さんたちが生活感なく移ろう日々を演じています。

配役はほとんど変わらず、小林聡美主演、もたいまさこ・加瀬亮・市川実日子など、彼女らキャストも彼女企画の映画のレギュラーというべき、変わらないメンツです。

建物が爆発もしなければ、地球も救われないし、恋もしなければ、金銀財宝も見つけません。
ただ、その映画を観て、いたずらに100分強を過ごすのです。
これがこの映画の魅力なんですね。

ちなみに、
「面白いか?」
と聞かれたならば、あたくしは、
「心に余裕があるときに観ると、この映画を企画した人を面白がれるよ」
と答えるようにしております。

そんな映画です。

そしてそんな映画を立て続けに4本企画する霞澤花子氏です。

最後に

どうです?
興味、沸きましたか?

配球はスールキートスというところだったり、日活だったりしますが、どれも、まぁ、大体一緒です
良ければちょっと、一作だけでいいので、観てみてください。不思議な映画ですから。
気に入ったならもう一本、自然と観れてしまいますよ。

それではまた。

小噺職人です。podcastを中心に、人生の機微を語っております。 座右の銘は「運は実力のウンチ」

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