『三代目 鳥メロ』では2月21日から4月28日までの期間限定で「春爛漫コース」と銘打った宴会メニューを提供する。この宴会メニューを試食取材したのでレポートする。
まずは概要と実際のメニューを360度VR動画に動画でレポートする。
■【360度VR】春の宴会『牛タンと合鴨のしゃぶしゃぶ食べ放題』三代目 鳥メロ取材レポート
https://youtu.be/spB2gP2C8JI
このコースは3500円(税別・以下同様)で全8品、150分の飲み放題がセットになったもの。そして3980円で牛タン・合鴨、玉ねぎスライス、豆苗が食べ放題となる。
飲み放題は基本のコースで発泡酒ではなく「ビール」が提供されるのもうれしい。
しゃぶしゃぶの出汁は白だし系のキチンと味のついたもの。この出汁が非常に良くできていて、ゴマダレやポン酢は不要。
玉ねぎと豆苗は生で提供されるので、そのままサラダとして食してもいいのだがしゃぶしゃぶの具材として肉と一緒に出汁をくぐらせることにより違った味を楽しむことができる。ちなみに豆苗とはえんどう豆の若葉のことだが、現在ではえんどう豆として栽培したものの若葉を摘む方法ではなく、もやし等と同様に豆苗を収穫する目的で豆を発芽させて水耕栽培しているようだ。
写真中央が牛タンで外側が合鴨。食べ放題オプションを付けた場合は、それぞれ別個に注文できるので好みにより無駄なく注文することができる。合鴨はマガモとアヒルの交配種だが、もともとアヒルもマガモが先祖なのですべてマガモの一種であるとも言える。鴨の肉と比較して一般的にはクセもなく食べやすい。
普段の生活で合鴨を食べる機会はそう多くはないことから、宴会メニューで提供される例も少なくその点において珍しいと言えるだろう。
肉単体でしゃぶしゃぶにしても良い。アクはすくわなければならないが、意外と出汁の濁りは少なく食べていくごとに合鴨のダシが出るので最後のうどんが楽しみになる。
前述した玉ねぎと豆苗を一緒に出汁にくぐらせ、同時にすくい上げて食べることにより多くの野菜も一緒に摂取することが可能だ。
玉ねぎは熱を加えることで甘い味わいを出し、豆苗はもともとクセのない生で食べることができるのでシャキシャキ感を残したまま食べるのがいい頃合いだろう。豆苗に含まれる栄養素は緑黄色野菜の中でも高い部類に入る。
締めはうどん。玉ねぎと豆苗を残しておいて、あるいはおかわりを注文して最後に一緒に煮ると、色合いも味わいも良くなる。
出汁に十分に味がついているのでそのままで十分だった。
薬味はレモン、ブラックペッパー、柚子胡椒が付いているのでお好みで加えても美味しい。
歓送迎会のシーズンに最適なコースだが、会社や部署での宴会となると年齢層が多岐にわたり食の好みが分かれがちだが、このしゃぶしゃぶは肉の種類、合わせる野菜、セットになっているサイドメニューの組み合わせでどのような年齢層にも対応できるのではないだろうか。
基本は4名からで、前日までの予約が必要だが、リーズナブルで珍しい肉を存分に味わいながら楽しい宴会を開いてみてはいかがだろうか。
※写真及び動画はすべて記者撮影・収録