マッチングアプリTinder(ティンダー)CEOのElie Seidman(エリー セイドマン)が来日し、『2019年 Tinder 日本市場におけるブランド方針発表』を開催した。 その模様を取材したのでレポートする。
発表会の詳細は動画で収録しているのでそちらをご覧いただこう。
なお、CEOの会見では報道関係者には同時通訳が入っていたが動画収録では英語のみのためご了承いただきたい。マーケティング担当者である久次米裕子氏の会見については日本語である。
■『2019年 Tinder 日本市場におけるブランド方針発表』
https://youtu.be/hCNZLMzwlsM
Tinderはマッチングアプリというカテゴリーだが、日本ではどしても出会い系アプリとしてとらえられがちである。もちろんそういう面がないとは言わないが、世界中で使用されているアプリとしての一面をとらえるとローカルなものではなく非常にグローバルであり、一般的なSNSと何ら変わりがない。
もちろんマッチングアプリであれば、それなりのセキュリティーは要求されるが、それについては現状では電話番号認証やトーク内容の物理的あるいはAIによる内容の監視をしており、危険な要素を事前に察知するように努めているとのこと。
将来的には、顔認証によるセキュリティを導入する予定であることも発表された。
日本での活用状況は記者は使用したことがないのでわからないが、フィリピンに取材で留学した際にフリピン人は普通に利用していたのを思い出した。すなわち、電話番号認証による本人確認があり最低限の安全性は担保されているのでユーザー側の判断力とモラルは必要ではあるものの、気軽に近くの友達を探したり、出会ったり、チャット機能でお話したりと非常にオープンな状況であったことを思い出した。男女の出会いに限らず同性の友達や気の合う仲間をマッチングさせてつながることもできるので、いわゆる出会い系アプリとしての側面だけではなくもっと幅の広い出会いのチャンスを提供してくれているようだった。
またこの発表会に出席した女性記者にユーザーが数人いたことも事実であり、彼女らは楽しく利用し、将来のさらなるセキュリティの向上や今後の展開に期待しているように感じた。
※写真及び動画はすべて記者撮影・収録