一人暮らしの貧乏事情!貧困女子になりやすいタイプとは?

  by 丸野裕行  Tags :  

どうもどうも、ライターの丸野裕行です。

先進国である日本では、“貧乏”“貧困”と聞いてもそれほどの深刻度を感じないのではないでしょうか。しかし“貧困”から抜け出せない深刻な現状の中で苦しんでいる人というのは、今の日本にもたくさんいるんですよね。

特に女子の貧困問題は今では立派な社会問題になっているんです。ここでは、“一人暮らし女子”の貧困についてのあれこれ(貧乏女子の特徴、恋愛事情など)を解説していきたいと思います。

一人暮らし女子が貧乏に苦しんでいる

主に都市を中心に増加している女性の貧困問題については、最近テレビなどでも数多く取り上げられ、注目を集めています。アベノミクスから置いてきぼりを食らった女子たちの貧困化が急増している、との解釈もあるようです。

女子たちの中でも非正規労働者の平均年収というのは160万円~200万円程度といわれ、男性正社員がもらう賃金の約半分になります。

また、単身女子の30%が年収114万円未満ともいわれており、その中の20~30代の一人暮らし女子が“貧困女子”と呼ばれているのです。

一人暮らし女子の“貧困”の定義って?

「月収の手取りが10万円を切る女子に関しては貧困女子」あるいは「家賃を引くと85,000円以下になってしまうのが貧困女子」などなど、一言で“貧困女子”と言っても定義にはいくつかあるようです。

細かな定義はさておいても「一生懸命働いたのに月々の家賃を引くと残りがほとんどなくなる」という一人暮らし女子は、世の中に非常に多いと思います。

これは特に正規雇用でお仕事をしていない場合に多く見られるパターンです。支払いに追われ、ちゃんと暮らせるかどうかいつもドキドキ心配している女子はかなり多いのではないでしょうか。

現在のところ、女子の非正規雇用率は54%もあり、働いている女性の2人に1人が正規雇用になっていないというのが現状です。人不足などと言われていますが実際には真逆のことが起こっていて、不安定な状況で働いている女子にとってはとても不安定な現状が続いています。

特に一人暮らしの女子の場合、転職や退職といった仕事の変化や、女子特有の体調変化などがきっかけで、いつ失業してしまうかわからない状況です。あなたにも起こりうる人生の転機が貧困への入口になってしまう可能性をはらんでいます。

貧困女子になりやすい人の特徴とは?

ここでは貧困に陥りやすい一人暮らし女子の特徴を上げていきたいと思います。

《貧困に陥りやすい女子はこれ!》

・友人と遊んでいるときよりも、一人で過ごす時間を大切にする
・家族の仲が悪いか、疎遠気味(助けてくれる人がいない)
・人の意見に流されやすく、自我が薄い
・特別な出費が月々ある(奨学金の返済など)
・夢見がちな性格
・外食が多く、料理嫌い
・服のバランスを考えない
・靴が汚い
・気がつくと口が半開き
・調べることが苦手で、嫌い
※貧困女子の実態アンケートより

以上の特徴の中で5つ以上当てはまるときは、貧困女子になりやすい傾向にあるといえます。

“最”貧困女子も存在

貧困女子と定義された一人暮らし女子の生活というのは非常に厳しく、経済的なゆとりはありません。しかしながら、さらに厳しい生活環境で暮らす“最貧困女子”と呼ばれる一人暮らし女子もいます。厳しい現実の中で、家族や地域、社会保障制度などに恵まれることなく、性風俗や出会い系サイトで売春しているという女子たちです。

低所得に加えて、助けてくれる環境が周囲になく、生活保護などの社会保障を知らない状態で暮らす彼女たち。最貧困女子は定職につけずに、安く、過酷で危険な売春をして生計を立てています。

貧乏な一人暮らし女子は恋愛にも影響する

一人暮らし女子の貧困というのは、生活面だけではなく心と体のゆとりまでも奪っていきます。20~30代といえば本来、積極的に恋愛を楽しめる時期であり結婚適齢期でもあります。しかし貧困がそれを遠ざけている実状があります。

貧困が恋愛の邪魔をする原因としては、「貧乏しているところを知られたくない」「貧しいと同情されたくない」といった思考が挙げられます。実情を知られたくないと思う気持ちが、自ら恋愛を遠ざけてしまうのです。

そこからさらに負の連鎖が進むと、付き合っている男性に対して自分をよく見せたいあまりに、洋服やバッグ、コスメなど美容に関するものを購入してしまい、その浪費で貧困化がさらに進むケースもあります。

早く結婚して貧乏生活から抜け出したい

不安定な一人暮らし女子からすると、理想の相手と出会い、結婚に至ることは理想の形でしょう。しかし、相手に経済力を求めすぎてしまい、逆に恋愛から遠のいている女子もいます。「早く結婚したらこの貧困状態から抜け出せるだろう」と考える女子がいますが、性急に進めるあまりに負のスパイラルにはまりがちです。

効率的で最良の出会いがあると考えてしまいがちなのが、結婚相談所や婚活パーティーへの参加。お金の余裕がなくても、パーティーやイベント、合コンに無理して参加してしまい、費用ばかりが嵩んでしまいます。高望みした相手が見つからないので、結局貧乏な状態からまったく抜け出せないというケースも非常に多いです。

気持ちや時間にまったくゆとりがない

ただでさえ、朝から晩まで働いても働いてもまったくお金がない貧困女子。長時間労働で自分の時間を削り、日常の暮らしを支えるだけで目いっぱい。そんなとき、男性との恋愛や結婚を考えるゆとりも、またデートを楽しむ時間も取れないということから、やはり恋愛から遠のいている一人暮らし女子も多いのです。

また、自分から恋愛を遠ざけてしまっている一人暮らし女子の中には、身の回りの基本的なことがまったくできていないことに気づいていない子もいます。結果、彼女たちは「近寄りがたい」と男性を遠ざけてしまっています。

大切なのは情報収集と助けてくれる人がいる環境

一人暮らし女子にとって、一番大切なのが“貯蓄をしておくこと”と言わざるを得ません。

そして、安心して暮らすためには、
まわりに頼れる人・助けを求めることができる関係性を持つこと
もしものときに困ったことを解決する情報をしっかり収集すること
が必要になってきます。

(C)写真AC

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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