【発売前レビュー】夏の刺激を受け続けた男性の肌に製薬会社が提案する『MINON MEN』でケアしてみた!

  by 古川 智規  Tags :  

最近は女性のみならず男性もスキンケアに気を遣う傾向にあるようだ。
多くの化粧品メーカーからさまざまな製品が出ているが、今回取り上げるのは製薬メーカーが開発したものだ。薬を作ってるメーカーだから安心感があるのは気持ちの問題として納得できるが、製品そのものはどうなのか。いくつか試してみたのでレポートする。

第一三共ヘルスケアが発売する「MINON」シリーズがそれだ。
今回は「MINON」ブランドからユニセックス製品である全身シャンプー(発売中)と、男性向けのスキンケア製品「MINON MEN」(9月5日発売)を取り上げる。

ミノン全身シャンプー・スキンソープ・弱酸性タオル

これらの製品はユニセックスなので男女を問わず使用できる。
全身シャンプーなので髪からつま先までこれ一つで洗浄することができるのが特徴だ。
写真右から、泡タイプ、しっとりタイプ、さらっとタイプ、そして石けんだ。石けん以外はすべて医薬部外品。石けんは化粧品である。医薬部外品は薬用と同義で医薬品と化粧品との中間的な定義だ。医薬品ほどではないが人体に何らかの改善効果があるものである。

使用した感じは、ほとんど香りはなく全身に使えるということは理解しながらも髪を洗うのは躊躇した。しかし、一般的なシャンプーよりも洗い心地と乾燥後の髪がさらっとまとまっていたのが驚きであった。

やさしく洗う弱酸詩タオル

男性であればあかすりよろしくナイロンタオルでゴシゴシ洗い尽くしたいという気持ちがあるだろう。しかし、肌にとって洗いすぎ、こすりすぎは決して良いことではなく、肌が本来持っているバリア機能を失ってしまうという。
本品は表裏の区別があり洗う部位により使い分ける。トウモロコシを原料とした繊維が使われており、その名の通りタオルそのものが弱酸性である。最初はソフトな洗い心地に「よく洗えてないのかな」と疑念を持ったが、洗い流した汚水を見ると汚れが浮き出ており杞憂であった。それだけ肌触りがソフトでしっかり洗えているという証拠だ。

MINON MEN

「MINON MEN」は9月5日から発売の男性向けのスキンケア化粧品。女性用もあるが、その紹介は別稿としたい。
同社によると男性の敏感肌のケアを目的としているという。敏感肌というと男性は自分には該当しないと思われるかもしれないが、そうでもないらしい。記者は「面の皮が厚い(図太い・厚かましい)から大丈夫!」と物理的な肌と関係のない慣用句で乗り切る始末。
実際には女性と比較して外部の刺激は男性の方が受けやすい。スキンケアを女性ほどしていないこともあるが、髭剃りで物理的に刺激を受け、外での活動でケアをしていない肌は紫外線等の直撃を受け等々、枚挙にいとまがない。
おまけに男性の肌は皮脂の分泌が多いために表面上は乾燥とは無縁のように見えるが、それはあくまでも皮脂によるもので水分によるものではない。水分はとっくに逃げてなくなっているといっても過言ではない。餃子を蒸し焼きにしたかったが油は引いたが水を入れ忘れて、揚げ餃子になってしまったという例えが正しいかどうかはわからないが、餃子の場合は揚げても美味しく食べることができるが肌はそういうわけにはいかない。
そういう自覚症状がある方は当然としても、無縁と思われている方にも男性専用のケア製品を提供しようとしたのが本シリーズであろう。
基本的には3段階で構成される。
写真右から「フェイスウォッシュ」で洗浄し、「薬用フェイスローション」(化粧水)で水分を補給。最後に「フェイシングセラム」(ジェル)か「薬用フェイスミルク」を選択または併用して油分を補給するといった具合だ。

ビフォー・アフター

実際に記者の肌を使って試したみた。今回はわかりやすく見るために顔ではなく足の肌を撮影した。
写真は使用前の顕微鏡写真。汚れているわけではないが、肌のきめが深く凹凸がはっきりとわかる。全体的に皮脂によるテカりも目立つ。

これが一連のケアを行った直後の顕微鏡写真。
肌の凹凸はある程度均一化され、皮脂によるテカりが減り逆に水分が補給されたために潤いが増しているのが写真だけでわかる。
暑い夏の間により多くの刺激を受け続けた肌にケアを施してみてはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影
※使用感は記者個人のものであり万人に同じ結果が出るものではない

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