【動画あり】カルピスが滋賀県のあの発酵食品とコラボ!そのお味は?「カルピス+発酵BLEND 滋賀」取材レポート

  by 古川 智規  Tags :  

アサヒ飲料のおなじみ「カルピス」が滋賀県の地元素材とコラボレーションした「カルピス+発酵BLEND 滋賀」を滋賀県高島市の「びわ湖の見える丘」で8月末まで限定発売している。
その現地での発表会を取材したのでレポートする。

「カルピス+発酵BLEND」は、発酵食品である「カルピス」と地方の代表的な発酵食品をブレンドしたオリジナルドリンクで、発酵+発酵による新たなおいしさを楽しむために行っているプロジェクトだ。
第1弾としてすでに愛知県三河で八丁味噌とのコラボに成功している。
今回はその第2弾で、滋賀県の発酵食品である「鮒ずし」とコラボするという試みだ。

知る人ぞ知る鮒ずしは、琵琶湖産のフナと塩、飯(いい)だけで2年程度発酵させて作られるいわゆるなれずしの一種で、独特の発酵臭がする。滋賀県の名産品であるが、近年は琵琶湖の生態系の変化等により在来種の価格が高騰しており製造に年月を要するため貴重品になりつつあるという。
その鮒ずしの飯をカルピスとブレンドして作られたオリジナル限定ドリンクを現地で記者が飲んでみた。

■カルピス+発酵ブレンド滋賀 取材レポート
https://youtu.be/2EOR47aG7wc

発酵臭や鮒ずし独特の味はせず、程よい酸味がカルピスの味わいを増したような感じであった。飯の食感はそぼろ肉のような感じでそのまま残るものの、味はほとんどせずにそれもドリンクの中に溶け込んでしまったような感じだった。

写真は鮒ずしの飯。見た感じは酒かすのようだが、独特の発酵臭はする。これが少しではあるがカルピスに溶け込むと全く気にならなくなるのは不思議だ。

発表会では報道関係者のほか、当地を訪れた一般のお客さんも入場してカルピスを飲みながら開催された。

トークセッションでは発酵マイスター/発酵プランナー 菜月、アサヒ飲料株式会社 マーケティング二部 荒川浩一、雨上株式會社 代表取締役社長 平井俊旭、古株牧場 古株つや子、冨田酒造有限会社 5代目蔵元 冨田泰伸(以上、写真左から敬称略)の各氏が登壇し、発酵食品やカルピス等について語った。
席上、鮒ずしは滋賀県の伝統的な食品ではあるが、現代では特に子供にはあまり食べられていない現状があり、子供も大好きなカルピスとのコラボドリンクを通して鮒ずしももっと身近に感じてほしいというコラボの成果と今後に期待する声も上がった。

鮒ずしの飯さえ手に入れば自宅で手軽に作ることができるので、レシピを紹介したい。
通販でも購入は可能なようなので発酵食品の健康パワーを試していただきたい。

■「カルピス+発酵BLEND 滋賀」お家で簡単レシピ
●材料(1人前)
「カルピス」………………………45ml
ヨーグルトドリンク………………30ml
鮒ずしの飯(いい)………………5g
ブルーベリー………………………20g
お好きなフルーツゼリー…………30g
氷……………………………………適量
水……………………………………75ml

なお、同社では第3弾として沖縄でもろみ酢とのコラボを計画している。
これら3つのオリジナルドリンクは東京でも期間を限定して購入することができるイベントを9月上旬ごろに開催する予定とのことで、日程は決まり次第同社ホームページ等で公表される。
日本の伝統と文化が育んだ発酵食品のパワーをダブルで楽しむことができる機会でもあるので、楽しみにしてただきたい。

※写真および動画はすべて記者撮影・収録

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