『iPad』などのタブレット端末で電子書籍を読む人は大分増えた感じがしますが、スマホやタブレットの画面を見続けるのは目に良くないこともあってか、いまだに紙の文庫本を電車で読んでいる人も見かけます。本を読むなら紙の本、という紙派の人であれば、飲み物などをこぼして本が濡れてびちゃびちゃになってしまったという経験は少なからずあるかと思います。
そんな時の救済措置を、米ニューヨーク州のシラキュース大学図書館保全保存部が動画で公開しています。図書館職員と言えば、紙派の代表とも言える存在なのでプロのテクニックですね。
Wet Book Rescue (YouTube)
https://youtu.be/S9_fwmdCyzo
あちゃー、図書館に返却しなきゃいけない本を水たまりに落としてしまいました。
ペーパータオルで本の裏表をやさしく押さえつけて水分を吸収します。
次に10~20ページごとに1枚ずつペーパータオルを挟み込んでいきます。
この時、本を90度以上開かないように注意しましょう。
全体の1/4~1/2程度までペーパータオルを挟み込んだら、やさしく押さえつけて水分を吸わせます。
残りのページも同じようにしていきます。
おおまかに水分を吸収したら、本を立てて扇風機の風を当て、一晩かけて全体を乾かしていきます。
本が乾いたら、重しを載せてしわを伸ばしていきます。
パラパラとページがめくれるように復活しました!
濡れたまま放置するとどうなるかって? アコーディオンになります。
電子書籍なら本が濡れる心配はありませんが、濡れてタブレットが壊れるというリスクがあるので、紙・電子書籍共に一長一短といったところでしょうか。なんでもそうですが、なかなか100%完璧というものはないですよね。
※画像:『YouTube』より引用
https://www.youtube.com/watch?v=S9_fwmdCyzo