2018年7月2日、惜しまれつつ亡くなった落語家の桂歌丸さん。
2018年7月8日放送の『笑点』(日本テレビ)では1968年の放送開始からレギュラー出演し、2006年からは10年間司会をつとめた歌丸さんを偲んで追悼特別番組を放送した。
当放送は歌丸さんの死後初めての収録で、レギュラーメンバーによる座談会と『歌丸さんありがとう大喜利』と題した大喜利という構成。
座談会では
三遊亭圓楽さん「司会になる前にね”いいかい、時代の切り取り、権力批判、汚職事件、そういうのはやっとかなきゃだめだよ。後は楽さんしかいないんだから”と言ってくれた。」
林家木久扇さん「私が手を挙げて答えようとすると」
林屋たい平さん「歌丸師匠はピッチャーとしてもすごいたくさんの変化球を投げられてましたけど、キャッチャーとして入りたての僕の暴投も全部キャッチしてくれるし、つまらない答えでも笑いにしてくれた。」
山田隆夫「僕にも”山田さんって言っていただきまして『ちびっこ大喜利』の時にお世話になって、47年間一生懸命いろんなことを教えていただきました。」
などそれぞれが思い思いの形で故人への想いや感謝を語り、大喜利では「歌丸師匠が喜びそうな答え」で競うという感動的な内容だった。
これまで50年以上の長きにわたって落語、演芸という日本独自のエンターテインメント・カルチャーをお茶の間に伝えてきた『笑点』。
歌丸さんの死は大きな悲しみに違いないが、これを乗り越えて今後も長く続けていただきたいものだ。
なお12日には19時から生放送で追悼特番『ミスター笑点 歌丸追悼特番』(日本テレビ)が放送予定。
過去の秘蔵映像を紐解きながらレギュラーメンバーが歌丸さんを偲ぶ内容になるという。
※画像は『笑点』オフィシャルサイトより
http://www.ntv.co.jp/sho-ten/index.html [リンク]