ウソのようなホントの話 履歴書代わりにスプライトへの熱い思いをラップして仕事をゲットしたよ

ある企業への熱い思いをつづったリリックのミュージック・ビデオ風ラップ動画を公開して念願の仕事をゲット! という、映画やテレビドラマのようなアメリカンドリームが現実のものとなり、アメリカでちょっとした話題になっています。

Cover Letter(Vimeo)
https://vimeo.com/241763828

Cover Letter from Chase Zreet on Vimeo.

動画を公開したのは米テキサス州ダラス在住のコピーライター、Chase Zreet氏(以下、同氏)。動画のタイトルは、就職や転職で外資系企業に応募したことがある人であればご存知の“Cover Letter(カバーレター)”。カバーレターとは、志望動機や自己PRを記載し、通常英文履歴書に添えて提出する書類のことです。挨拶代わりの書面ということになりますが、その挨拶を華麗なラップで代用したのが同氏です。ちなみに同氏はラッパーのヴィンス・ステープルズ(Vince Staples)の大ファンだそうです。

同氏にインタビューした米広告業界の専門誌『Adweek』によれば、炭酸飲料の『スプライト』が大好きな同氏は、『スプライト』を顧客に抱える広告代理店Wieden + Kennedy(ワイデン+ケネディ、以下、W+K社)のニューヨーク支社でどうしても仕事がしたかったとのこと。スプライトへの熱い思いを綴ったリリックをラップにし、3分間のミュージック・ビデオ風動画にしました。公開するやいなやスプライトとW+K社の目にとまり、4月からニューヨークのW+K社で仕事をする運びとなりました。ウソのようなホントの話です。

スプライトのフレーバー、レモンとライムをあしらったロゴと、『Cover Letter』というタイトルから動画が始まります。

ラップは、「Hi, you probably never heard of me.(俺のことは聞いたことないと思うけど)」というリリックから始まります。

『スプライト』をイメージしたライムカラーの緑のジャケットにはチェーンヘッドにレモン、レモンカラーの黄色のジャケットにはライムのチェーンヘッドをコーディネート。サングラスの色も合わせてますね。

「Can I write, can I write for Sprite. My lines are nice and my scripts are tight. (スプライトのために文章書いてもいいかな? 俺のコピーも原稿もイケてるぜ)」と、アメリカ人らしいどストレートな自己アピール。

「If you need a copywriter, man, I’m your man. (コピーライターが必要なら俺が引き受けるぜ、メーン)」と、直訴する一文も。リリックの内容は主にスプライトに対する熱い思いと、同氏がどれだけ『スプライト』のコピーライターとして仕事をしたいかというメッセージで構成されています。

『スプライト』に限らず炭酸飲料のコマーシャルでは割とお約束の水しぶきもきちんと演出。

動画を見た『スプライト』の公式『Twitter』アカウントからは、「連絡して」との呼びかけが。

『Vimeo』のコメント欄には以下のようなコメントが集まっています。

俺ならアイビーリーグでMBAやマーケティングを勉強した奴よりこの人を採用するな
スプライトなんて忘れてミックステープ作ってよ
広告代理店で自分の才能を無駄にしないほうがいいよ 
俺もコピーライターだけど、頭下がるわ。最高だぜ、ブラザー
アトランタのコカコーラ本社で働いてるけど、ブランドチームのメンバーにこの動画見せたらみんな大喜びしてたわよ
他人のために仕事をして他人のために稼ぐんじゃなくて独立したら?スプライトは間違いなく顧客になると思うけど

クリエイティブな仕事をゲットするには、クリエイティブな方法が一番伝わるというのがよくわかる、ウソのようなホントの話でした。

※画像:『Vimeo』より引用
https://vimeo.com/241763828

※ソース:
http://www.adweek.com/agencies/how-a-copywriters-amazing-tribute-to-sprite-got-him-hired-at-wk/

自由人