過去の地球の天候を調査するための氷床コア掘削で南極の大地に開けた穴に氷の塊を落とすとこういう音がする……という動画が『Twitter』で公開され、60万回以上再生されるなどちょっとした話題となっています。
🔊🔊Sound ON🔊🔊
When #science is done, it's fun to drop ice down a 90 m deep borehole in an #Antarctic 🇦🇶 #glacier ❄️. So satisfying when it hits the bottom.
Happy hump day. pic.twitter.com/dQtLPWQi7T
— Peter Neff (@peter_neff) 2018年2月28日
https://twitter.com/peter_neff/status/968911225919700992
動画を公開した張本人は、米シアトルのワシントン大学で氷河学及び地球科学の博士研究員をしているPeter Neff氏(以下、同氏)。この動画は、米ニューヨークのロチェスター大学が南極に拠点を持つIce Core Labのメンバーでもある同氏が、調査活動終了後に遊び心で氷の塊を落とした時に撮影されたもの。
Lest you think we were able to control our glee while putting #Antarctic #glacier ice back in the borehole it came from… pic.twitter.com/hjLyZe8Bms
— Peter Neff (@peter_neff) 2018年2月28日
https://twitter.com/peter_neff/status/968952110283767808
直径約25センチ、重さ約36キロの氷の塊を穴に落とすと、氷と氷が摩擦しているためかカラカラという音が聞こえてきます。数秒後、深さ90メートルの穴の底に到達したのか、最後には映画のワンシーンでよくある拳銃を単発で撃った時の効果音のような音がします。厚い氷の奥底がどうなっているか想像もできませんが、なかなか爽快感のある音ではないでしょうか。同氏によれば、「反響音またはドップラー効果ではないか?」とのこと。
南極を訪れる機会が皆無の一般人にとっては、こうした研究者の遊び心溢れる情報共有はうれしい限りです。
Antarctic 🇦🇶 ice core drilling w/ @US_IceDrilling, @NSF_OPP allows us to 1) learn about Earth's past climate, 2) make cool noises in deep ice boreholes. pic.twitter.com/FIeSHcOOA9
— Peter Neff (@peter_neff) 2018年3月4日
https://twitter.com/peter_neff/status/970122921128607744
※画像:『Twitter』より引用
https://twitter.com/peter_neff/status/968952110283767808
※ソース:
http://www.rochester.edu/newscenter/ice-core-lab-what-does-ice-sound-like-303142/
http://peterneff.weebly.com/