▲フジテレビ「ジャンクSPORTS」公式HPより
浜田雅功が誰の懐にでも入って行けるその話術で、様々なスポーツ選手のプライベートから知られざる競技の魅力を引き出してきた「ジャンクSPORTS」。2000年から2010年までレギュラー放送され、その後は不定期特番を気繰り返しながら、一時期は「スポーツジャングル」と名前を変えて深夜帯にて放送されていた。
そんなスポーツファンに長年愛され続けてきた「ジャンクSPORTS」が2018年1月28日の放送からレギュラー番組として復活した。
毎日2400人からテレビの視聴調査を行っているテレビウォッチャーのデータを元に、「ジャンクSPORTS」の満足度と視聴者の意見をまとめてみた。
復活特番は、満足度3.57
1月28日放送の「ジャンクSPORTS復活3時間SP」は満足度3.57を記録した。(5段階評価)
テレビウォッチャーでは高満足度の基準を3.70と定めており、残念ながら高満足度達成ならず、好発進とはいかなかった。
満足度3.57という数値は、過去の放送と比較するとどの程度の数値なのか、みてみよう。
過去放送の満足度は?
テレビウォッチャーは2012年4月から調査を開始したため、それ以降に放送された「ジャンクSPORTS特番」の平均満足度は3.57となっている。過去特番と比較すると、今回の復活特番の満足度3.57は同じ数値となっており、現状維持という肯定的な見方も出来る。
一方、2016年4月から1年間深夜帯にて放送されていた「スポーツジャングル」は平均満足度4.02と、高い満足度を記録している。「スポーツジャングル」は深夜の放送ということで接触数(視聴数)が少なく、好きな人だけが見ていたということも高満足度の要因だが、「ジャンクSPORTS」にもそれほどの高満足度をたたき出せる土壌があるということだろう。
視聴者の声
テレビウォッチャーでは番組を視聴した人にアンケートも回収しており、28日の「復活3時間SP」をみた人の意見を『肯定的』な意見と『否定的』な意見とでピックアップした。
肯定的な意見
「大好きだったジャンクスポーツが復活してくれて本当に嬉しい。様々なスポーツ選手が個人で出演する番組は数多くあるけど、ジャンクスポーツみたいに幅広い種目の選手が大集合する番組は無いので本当に面白い」(39歳女性)
「アスリートのなかなか聞けないエピソードばかりで、時にユーモアもあって、とても面白かった。アスリートがいろいろなものにチャレンジするコーナーも、面白かった。」(35歳男性)
肯定的な意見としては「ジャンクSPORTS」大きな特徴である、スポーツ選手のプライベートな話や、そのスポーツの知られざる裏話に、多くの視聴者は高い満足度を得たようである。
否定的な意見
「古いVTRやアスリートのゲームは面白いがトークの途中になんの脈絡もなく挟まれると頭の切り替えがしんどいからやめてほしい」(55歳女性)
「昔の映像が出てきて混乱させられた」(42歳男性)
CMのたびに過去の名場面が放送されたことに関しては、否定的な意見が多く見られた。あたかも松井秀喜が登場するような煽りをいれてからCMに入り、CM明けに放送されたのが過去の出演シーンであるといった演出に、懐疑的なイメージを持ってしまったようだ。
まとめ
満足度としては好発進とはいかなった「ジャンクSPORTS復活3時間SP」だが、否定的な意見はその演出によるところが多く、浜田雅功と出演したアスリートに関する否定的な意見は一切見られなかった。潜在的な満足度も高い番組なため、今後の満足度上昇は十分に期待出来るだろう。
日曜日の夜は、日本テレビの「鉄腕ダッシュ」「世界の果てまでイッテQ!」が不動の人気番組としてそびえ立っており、その牙城を崩すことが出来るのか、注目していきたい。