ガジェット通信のノジーマ記者が執筆したレシピ本『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)が今年の1月12日に発売となりました。
前代未聞のネタ系おもしろレシピ本『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』が凄い! 簡単珍食レシピ60ネタを収録
http://getnews.jp/archives/2005619 [リンク]
日清食品のカップうどん『どん兵衛』に牛脂やニンニクなどを投入し、ラーメン二郎風の味に仕立てる『どん二郎』も凄いのですが、他にもカップラーメンやうまい棒など、普通のレシピ本では取り扱わないような食材を巧みに使いこなした斬新なレシピが計60ネタも掲載されている、なんとも異色なレシピ本なのです。
ノジーマ記者にインタビューを敢行!
書籍の出版にあたり、ノジーマ記者は他の媒体からインタビューを受ける機会もあったようですが、いつも記事を書いているガジェット通信だからこそ話せる裏話もきっとたくさんあるはず!
というわけで、ガジェット通信ノジーマが、ノジーマ記者にインタビューを敢行してみました。
こんなおもしろいレシピ本、他にないよ!
―― 今日はインタビューよろしくお願いします。
ノジーマ:おねしゃーす。
―― まずはレシピ本の発売おめでとうございます。率直に言って、手応えの方はいかがですか?
ノジーマ:手応えは最高。こんなにおもしろいレシピ本なんて他にないよ? 写真は迫力あるし、読んでるだけで楽しいよ、こりゃ。料理する気ゼロの人にこそ手に取って欲しいかも。ほんとにおもしろい!
―― まあ、普通のレシピ本にはおもしろい要素って必要ないですもんね。
ノジーマ:うん。でもそれがいい。少なくともレシピ本業界に爪痕は残せた。
売り上げが伸びないのは一部の本屋が悪い
―― 発売から2週間ほど経ちましたが、売り上げの方はいかがでしょう。
ノジーマ:まあ、ぼちぼちだね。買っていただいた方には感謝しかないけど、この本の持っているポテンシャルから言ったらまだまだ理想には程遠いと思っている。
―― なるほど……。イマイチ伸びない原因は何にあるとお考えですか?
ノジーマ:本屋だな。陳列があまり良くない本屋がちらほらとあるんだよ。
―― えっ……。本屋のせいですか……。
ノジーマ:例えばさ、この写真とか見てよ。
―― えっ、平積みされてて素晴らしいじゃないですか!
ノジーマ:だってこれ、真面目な料理本コーナーだぜ?
―― そりゃあ『どん二郎』はレシピ本ですし、料理本のコーナーに置かれるでしょうね。
ノジーマ:料理本コーナーに足を運ぶのって、意識高い系の主婦が大半でしょ? そこに『どん二郎』だぜ? 意識高い系の主婦が普通の料理本を買わないで『どん二郎』を買うわけないじゃん。結婚相手が「料理頑張るね♪」なんて言って料理本を買ってきたと思ったら『どん二郎』だったらやだぜ? 作者の俺でもやだよ。
―― それはそうかもしれないですが、ではどこに置かれるのが理想なのでしょうか?
ノジーマ:料理やグルメ系に置くとしても、ラーメン食べ歩きMAPとか、そういうのがあるコーナーに置いてほしいよね。あとはサブカルとか。書店はターゲットをちゃんと考えてほしい。ちゃんとすれば売れるから!
―― 逆に、理想的な並べ方をされているお店もありましたか?
ノジーマ:あるある。『Twitter』でも結構見かけるよ。感謝しかない。例えばこんな感じのとか……。
高知県野市町にあるTSUTAYA野市店です。「世界一美味しいどん二郎の作り方」おススメです!#どん二郎 pic.twitter.com/s8BUzntP2g
— TSUTAYA 野市店 (@TSUTAYA_NOICHI) 2018年1月25日
【BOOK】
ネットで大反響B級レシピを集めた
「世界一美味しい「どん二郎」の作り方」
売れてます!
でも、これを見たとき頭に浮かんだのは…
B級グルメというか…リ○ルグルメ…(笑)#どん二郎 #B級レシピ pic.twitter.com/BjEncEgdiw— ブックエースTSUTAYA坂東店 (@BA_bandou) 2018年1月22日
思いのほか二郎でびっくりこいたw
スタッフの呪文はニンニク野菜ちょいマシアブラカラメです( ゚∀ ゚)#どん二郎 pic.twitter.com/mwyZ6ebxnO— ヴィレッジヴァンガードウニクス南古谷 (@VVminamifuruya) 2018年1月24日
―― 確かにこれだけ目立たせれば、普段レシピ本を手に取らない人の目にも入りそうですね!
ノジーマ:でしょ。ほんと、書店の皆さんお願いしますね。ちょうど今ポプテピピックの『クソアニメ』が流行ってるし、これも『クソレシピ』とか言っとけば売れるんじゃないかしら。
―― レシピ本でクソはまずいかと……。
本を読まないで『どん二郎』を作っている人が多い気がする
―― 聞くところによると、『Instagram』や『Twitter』には『どん二郎』の“作ってみた”の写真がたくさん投稿されているそうですね。
ノジーマ:そうそう! ありがたいことにね。立派な『どん二郎』がたくさんアップされてるよ。
―― そういうところからも、本の売れっぷりを実感できるのではないでしょうか。
ノジーマ:いや、それとこれとは別だな。だって『どん二郎』のレシピは日清の公式サイトにも載っちゃったし、検索すればたくさん出てくるし。それを見て作っている人も多いんじゃないかと思っている。
―― そうなんでしょうか……。
ノジーマ:『どん二郎』が流行ってきているっていうのは間違いないかもしれないけど。本が出たのは知ってるけど、読まなくても『どん二郎』はネット見れば作れるし、みたいな人が多い気がする。
―― 本には『どん二郎』以外もたくさん収録されているのに!
ノジーマ:そう! それが伝わっていないのだとしたらもったいない。『どん二郎』より簡単で、ネタっぽいけど作ってみたら本当にウマいやつ、たくさんあるからね!
―― 『どん二郎』以外のおすすめレシピを教えてもらえますか?
ノジーマ:一番は『どん兵衛グラタン』だね。友達とかに聞かれたら絶対そう答えてる。簡単だし、ウマすぎてビビるよ! この前、午前5時に家に遊びに来た料理人やってる後輩に食べさせたら大絶賛してくれたし、間違いない。
―― これ、味が想像できないんですが、確かにそそられるんですよね。
ノジーマ:とにかく一回やってみて。簡単だから。どのくらい簡単か言っちゃいそうだったけどやめた。それを読んで作れちゃいそうなくらい簡単だから。また買ってもらえなくなっちゃう。
―― そんなこと言わないでくださいよ……。
ノジーマ:あと『焼きうまい棒』もいいよ。でもまあほんと、全部いいから。全部がおすすめ! 全部が横綱級だよ。日馬富士級!
2月3日にはイベントも開催予定
―― さて、そんな“B級フード”の数々を実際に作ったり食べたりできるイベントが2月3日に開催されるという……
ノジーマ:そう。出版記念ということで、ガジェット通信に開催してもらえることになったんだけど、これほんとに人集まるのかなあ? まだちょっと早かったんじゃない?
―― そんなことないですよ! イベントではどんなB級フードが飲み食いできるのでしょうか。
ノジーマ:もちろん『どん二郎』は作るし、『焼きうまい棒』『納豆トルコアイス』とかもやるし、『ピザまんピザ』あたりも出したいなあ。あと本には載ってないけど、『大根おろしストロングゼロ』なんかも出そうかと。
―― かなりいろいろ楽しめる感じになりそうですね。
ノジーマ:多分みんなで飲み食いしたほうがおもしろいものだからね。ぜひ遊びに来てください。ゲストで森あんなちゃんも来るしね。あんなちゃんに会えるだけでも価値があるかと……。
イベント告知:ガジェット通信ノジーマ記者レシピ本刊行記念! 『B級フード研究会』2月3日開催
http://getnews.jp/archives/2009423/gate [リンク]
古本屋に売るくらいなら燃やしてくれ
―― それでは、最後に読者の方へメッセージをお願いします。
ノジーマ:えっ、もう最後? そうか……そうだな……。とにかく楽しい本に仕上がっているので、普段料理をしない方もぜひ買って読んでみてください。友達がよく家に遊びに来る家には一冊あったら楽しいだろうし、親子でも実際に作りながら楽しめるんじゃないかなあ。
―― ある意味、料理の楽しさに気づける本ですよね。発想が自由だし、調理も簡単。
ノジーマ:買ってみてもし合わなかったらすみません。燃やしてください。古本市場に出回すことなく燃やして葬っていただければ。
―― 2月3日のイベントもよろしくお願いします。またインタビューも機会があればやりましょう。
ノジーマ:次は2万字インタビューにしよう。円周率2万ケタ喋って終わりにするから。
インタビューを終えて
いわゆる“本拠地”のガジェット通信でのインタビューということで、かなり自由にリラックスして話をしてくれたノジーマ記者。他では聞けない話を聞くことができたのではないでしょうか。また、作品に対する自信も感じることができた気がします。
書籍『世界一美味しい「どん二郎」の作り方 ~誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ~』は宝島社より好評発売中です!
インタビュー:ノジーマ
※一部画像は『Twitter』『Instagram』より