2017年の大晦日に放送された特番を、毎日2400人から視聴データを集計しているテレビウォッチャーの調査を元に、接触数(視聴数)・録画数・満足度の1位を発表する。
接触数1位は NHK紅白歌合戦
▲NHK「第68回NHK紅白歌合戦」公式HPより
接触数とは、番組を視聴した人数のことであり、第68回NHK紅白歌合戦が接触数910を獲得し、見事に1位に輝いた。
2位は「ガキの使い笑ってはいけないアメリカンポリス24時」の接触数466となっており、約倍近い差をつけての1位となった。
ただし、紅白歌合戦もうかうかしていられないのは、M1層(20~34歳男性)に関しては、「紅白歌合戦」が接触数82、「ガキの使い」接触数94となっており、「ガキの使い」が上回ったのだ。F1層(20~34歳女性)に関しても数値は肉薄しており、今後のことを考えると、若い層を取り込めないのは、痛手となってくるかもしれない。
録画数1位は「ガキの使い」
▲日テレ「ガキの使い笑ってはいけないアメリカンポリス24時」公式HPより
録画数に関しては、「ガキの使い」が録画数194を獲得。「紅白歌合戦」の録画数122を上回った。「紅白」を直接視聴し、「ガキ使」を録画して視聴するという人が多かったのだろう。
接触数、録画数に関しては、「紅白」と「ガキ使」の2強となっており、他番組を寄せ付けない圧倒した数値を記録した。
満足度1位は「孤独のグルメ」
▲テレ東「孤独のグルメ」公式HPより
満足度に関しては、「孤独のグルメ 大晦日スペシャル~食べ納め!瀬戸内出張編~」が満足度3.86(5段階評価)を記録し、見事1位に輝いた。飯テロとも呼ばれる松重豊演じる井之頭五郎の食べっぷりに、大晦日から空腹を訴えた人が続出し、見事に高満足度を記録した。
テレビウォッチャーでは高満足度の基準を3.70と定めており、大晦日主要番組で高満足度を記録したのは「孤独のグルメ」のみであり、テレビ東京のドラマ戦略が見事に当たったようだ。
大晦日主要番組のデータ
「紅白歌合戦」(NHK) 接触数910・満足度3.39・録画数122
「ガキの使い」(日テレ) 接触数466・満足度3.66・録画数194
「超クイズサバイバー2017」(テレビ朝日)接触数142・満足度3.68・録画数34
「KYOKUGEN2017」(TBS) 接触数81・満足度3.56・録画数25
「孤独のグルメ」(テレ東) 接触数81・満足度3.86・録画数84
「RIZIN」(フジテレビ) 接触数101・満足度3.49・録画数34