2017年4月21日〜23日の3日間、タイの首都・バンコクにある若者に人気の商業施設、Siam Paragon(サイアム・パラゴン)にて、ポップカルチャーイベント「THAILAND COMIC CON 2017」(通称、TCC)が開催されました。早速会場の様子をレポートします。
タイのオタクが集結するTCCとは…
TCCは、アニメや漫画、ゲーム、コスプレ、カードなどオタクコンテンツを中心に展開するポップカルチャーイベントです。日本のオタクコンテンツの割合が高いですが、アメコミ作品なども展開。また日本からのゲストとして、虹のコンキスタドールや夢みるアドレセンスなど人気のアイドルによるライブパフォーマンスや、様々なタイのコスプレイヤーが参加したコンテストなど、ステージイベントも開催されました。
50名近くのコスプレイヤーが参加したコンテストの様子。
イベント開催期間は3日間と長く、また開催時間も朝から夜過ぎまで開催されるのが特徴。そのためかイベント開始時は多少混雑するものの、最も参加者が多くなるピークは夕方ごろになることが多いです。
1日目の参加者列の様子。1日目は例外として、企業の物販コーナーを巡る参加者がいるため、開始前から多くの人が並んでいました。みなさんの一番のお目当ては、バンダイブースの限定ガンプラだったみたいです。
TCCの中に潜入
TCCの中へ入りましょう。タイでは屈指の規模を誇るイベントですが、日本や他の国と比べるとやや小さい会場です(東京ビッグサイトの東1ホールくらいかと思います)。会場をすべて見るのにはそれほど時間はかかりません。
タイのモデラーとして世界大会にも出場しているヴィチャユス エイアム-オンさんのガンプラジオラマ。
日本でも人気のホットトイズブース。迫力あるフィギュアが展示されていて、タイのファンがじっくりと見て楽しんでいました。ホットトイズ以外にも様々な迫力あるフィギュアが展示されていて、まさに圧巻です。
日本でもお馴染みのコンビニ・ローソンのブース。コンビニ飯の販売からくまモングッズにフィギュアなど様々な商品を販売していました。ちなみにここのローソンでは、たこ焼き6個やカツ丼などが日本円で150円で販売されていたり、なんとうな重まで販売されるなど日本と物価や商品の違いを感じさせます。
ソフトクリームはバニラはなく、抹茶とスミの2種類のみ。スミはおそらくイカスミだと思いますが…。
コスプレもタイで大人気!
世界中で人気のコスプレですが、もちろんタイでも大人気。イベント会場内はもちろん、会場の外、さらには建物の外の噴水にまでコスプレイヤーが広がり撮影を行っていました。基本タイでは自宅で着替えて会場へ向かう、または会場近くのトイレなどで着替えることが当たり前で、帰る場合はコスプレのまま電車に乗ることもよくあります。
今回TCCで見かけたコスプレで一番多かった作品は「ラブライブ!」シリーズ。「ラブライブ!」はもう世界共通で人気の作品ですね。特に新シリーズとなる「ラブライブ!サンシャイン!!」もタイでは人気を集めていて、μ’sよりAqoursのほうがコスプレイヤーが多かった印象も受けました。
また2017年春よりスタートしたアニメもタイの人はすでにチェック済。コスプレではアニメ「エロマンガ先生」のコスプレイヤーが早くも登場していました。
そして、北朝鮮の最高指導者・金正恩と兵隊のコスプレイヤーも参加していました。海外では男性のコスプレやネタ系のコスプレは少ない傾向にあって、さらにこのご時世ということもあって、さすがに北朝鮮のコスプレには驚きました。
ほかにも様々なコスプレイヤーが参加していましたので、一部紹介します。
タイのイベント・TCC、いかがだったでしょうか。TCCは今回で4回目の開催とまだまだ歴史の浅いですが、タイのパッションを感じる、タイの気候に負けず熱いイベントだったと感じています。早くも次回開催が楽しみで仕方ありません…!