『けものフレンズ』コラボの東武動物公園にいってきた 飼育係へのインタビューで裏話もどっさり

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4月22日から6月25日の期間限定で、『けものフレンズ』とコラボを開始した東武動物公園。一時間に一度放送されるアライさん役の小野早稀の園内アナウンスや、一ヶ月に一度のけものフレンズで動物解説コーナーを担当した飼育員の方々の特別ガイドなどが実施。

初日に現場に突撃してきたサブカルライターのモトタキが見どころをお伝えする。

初日は11時10分の時点で、何千枚も用意した缶バッチが完売したそうだ。想定を超えるけものフレンズ人気に担当者も驚きを隠せていなかった。

けものフレンズ公式アカウントやアライさんの担当声優・小野早稀のアナウンス

小野早稀によるアライさんの園内アナウンスは、東武動物公園のどこでも聞けるわけではない。動物たちは音に敏感なのでスピーカーの設置場所は限られているのだ。動画撮影を試みたポイントは、アライグマが居る小獣舎前にあるスピーカー。聞き取りやすく、スピーカーも見つけやすいのでオススメポイントだ。

アナウンスは1時間に1度だけ流れる。1分程度の短いアナウンスなので聞き逃さないように注意しよう。最終アナウンスは16時。それ以降は流れない。

園内にはアニマルガールズたちのパネルが26体展示

約60センチのアニマルガールズのパネルが、園内のあちこちに置かれている。動物の囲いの外に置かれているものから、囲いの中に溶け込んでいるものまで。色んなバリエーションがあるので、すべて探しだしたら達成感は大きそう。

飼育係たちの特別ガイドを聞いてまわるだけでも、意外とパネルは見つかる。

動物園にサーバルはいないが、パネルのサーバルちゃんはいる。君は見つけ出すことができるだろうか。けものフレンズのEDにでてきたあの乗り物に乗ると、すぐに見えるのでシャッターチャンスは短い。がんばれー!

アニマルガールズじゃなくて、動物たちはかわいさいっぱい! 迫力満点!! なので、パネルだけで満足するのはもったいない。生の動物たちもしっかり楽しんでいこう。

飼育係のおにいさんやおねえさんの特別ガイドは満員御礼

くどうおねえさんのカワウソガイドでは、「銀色の柵にのぼりまうととても危ないです。登った時点で、のけものフレンズに認定させていただきますのでご了承ください」と、けものフレンズを使ったいじりトークも炸裂。

「コツメカワウソは手先が器用です。けものフレンズのカワウソちゃんが、お手玉をしていたのは、それを伝えるためのシーンだったはずです」のような、アニメと動物のつながりを伝える解説もしていた。

もちろん、カワウソの生態も食べ物についてのことなども伝えていた。

やまかみおにいさんのキリンガイドは、ホープくんとその嫁のティナとなつこのお話をしていた。数分の撮影のために、すごくいろいろ喋ったものの「もっと詳しく」とスタッフに迫られて、更に話したことを伝えた。

首も長ければ舌も長いキリンをネズミモチという葉を食べさせながらのガイドだった。なお、葉がなくなれば、一度退場。質問コーナーにうつった。

「網目なのは理由がありますか」の質問に「住んでいる場所によって模様が違い違い、個体によっても違う。なぜ、こんな柄なのかというと、神経質な動物だからです。肉食獣と対峙すると、じっと見つめてしまって動けなくなってしまいます。そのときに、木漏れ日に同化して身を隠すための保護色として、網目になりました」と解説。

他にも質問はいっぱい飛び交っていた。

「喧嘩はあまりしない。する時は首をぶつけ合う。それはネッキングと呼びます」「角は角質や骨がありますがキリンの角は骨です。ネッキングの時の武器になります」「キリンはグルメなので食べる量はまちまち」「キリンの知能は犬ぐらい」など、様々な質問に答えていた。

やまかみおにいさんの締めの言葉は「このあとはキリンの天敵ライオンのガイドです」であり、集まったお客さんたちの笑いを誘った。

きたはまおにいさんのライオンガイドは、上からお肉をおろしてのガイド。この試み自体は、普段からしているものだという。ただ今回は特別に、アニメで音が激しいと話題になったイスを持参してのガイドだった。

ネコ科では珍しく群れをなすライオン。群れは『プライド』と呼ぶ。群れは男は1頭から4頭、女の子は3頭から12頭。それに加えて、その子供たちで形成される。40頭の大きな群れもあるという。

ライオンが戦術を駆使して狩りをすることを伝えた上で、一話まるごとの鶏を実際に捕食している姿をみせてシメた。ライオンたちは、各々のテリトリーがあり、食事中はそこに誰も近づかない。その為、鶏をキャッチしたあとは、決まった場所にとどまるのだそう。

いたくらおにいさんのヒグマガイドは、「エゾヒグマ。日本列島最大の野生動物と言われています」との解説があった。東武動物公園のヒグマの女の子であるアヤメちゃんの体長2メートル20センチ、体重180キロなどプロフィールの紹介から食べ物の話へ。

ヒグマは鹿の屍肉を食べる。だが逃げられやすいので生きた鹿を捕まえられない。ミミズ、カゲロウの幼虫を食べるという。

質問コーナーが設けられ、民間伝承について答える場面もあった。「ヘビは苦手ではない。好奇心旺盛なので触ってしまう。死んだふりをすればひっくり返してしまう。100%ヤラれてしまう」との答えがあった。

「鮭を獲るのか」の質問には「鮭の遡上する川が決まっているので、食べるヒグマはその周辺にいるクマだけ。基本はニジマスを食べている」との回答。「ハチミツは大好きか」の質問も出た。「ハチミツは大好き。でも栄養価が高すぎるので、動物園ではあまりあげられない」とのこと。

アニメの場面でもあった「ヒグマは火を怖がらないのか」の質問がでたときには、「苦手だと思う」の回答。ただし、これにはちょっと裏話がある。のちのインタビューの項目で触れる。

とみおかおにいさんのビーバーガイドは閉園間近の17時にもかかわらず、おそらく最大人数が集まった。けものフレンズを知らぬ入場客は「有名人でも来るの?」と不思議そうだった。

肝心のガイドではビーバーの生態や体の特徴の解説がされた。「ビーバーの日本名は海狸。かいりやうみだぬきと呼ぶ。陰茎骨がレントゲンにうつるまで、男女の区別がつかない」などの真面目な話しからのけものフレンズの話へ。

「けものフレンズでは神経質で心配症なキャラクターでしたが、実際のビーバーも巣が壊れるとすぐ修復します。川の流れる音が聞こえれば本能的にダムを作ってしまいます」と原作は再現された設定であることを伝えていた。

他にも「アプリではヨーロッパビーバーであり、アニメではアメリカビーバーだった。だが日本の動物園でヨーロッパビーバーを飼っているところはいないので、キャラが変わったはず」との予想が語られた。

野生のビーバーのダムは世代交代しながら継続して作る。カナダでは850メートルのダムもあり、今も規模は大きくなり続けているそうだ。1970年代から作られているとの研究結果がある。

またビーバーは連れ合いが死なない限りは、ずっと一緒に暮らしていく習性がある。夫婦円満のご利益があるのでは、との言葉もあった。

コラボフードはないけどフレンズなら食べたくなるカレーもある

けものフレンズといえばカレー。テイクアウトコーナーでカレーを試してみた。670円。ドリンクは160円でペットボトルを購入。妥当な値段が嬉しい。食事処は他にもレストランや屋台もあった。

売店のお姉さんに人の入りを聞いてみると「いつもよりも人が多い。大人の男性がこんなのいっぱいいるのは初めて見るかもしれません」と笑顔。

閉園後に、けものフレンズの収録部屋で飼育係の人たちに突撃インタビューを試みて、あれこれ聞いてみた。

飼育係のおにいさんやおねえさんから裏話たっぷり

モトタキ:
「どうも、今回はよろしくお願い申し上げます」

くどうおねえさん:
「よろしくお願いします」

モトタキ:
「くどうおねえさんは、勤続何年目なんですか」

くどうおねえさん:
「4年目ですね。担当は節目ごとに変わっていくんですが、今はマレーバクとカワウソのいる小獣舎を担当しています」

モトタキ:
「今回は特別感ありましたか」

くどうおねえさん:
「ありました! カワウソのガイドって普段は10人ぐらい。でも今日はいっぱい。本当数え切れないぐらい。だから緊張しちゃいました。でも、レスポンスはとってもいいし。頷いてくれるし、静かだし、とっても有意義なガイドができた気分になりました。眼鏡の男性が多いんだなーって、思いました」

モトタキ:
「そういえば収録した時点ではアニメに使われるとは知らなかったんですか」

くどうおねえさん:
「知りませんでした。動物の話を聞くとだけ言われていたので、何に使うんだろうって思ってました。」

モトタキ:
「けものフレンズは見ました?」

くどうおねえさん:
「見ました。カワウソちゃんがアホっぽいところがよかったです。ただ衣装がセクシー過ぎるなーっとも。カワウソは動きのいい動物なんですが、うまく表現してくれているなと思いました。他の解説は、いたくらおにいさんと、やまかみおにいさんが、やっぱりスゴイなって思いました。」

モトタキ:
「けもフレ視聴者にメッセージはありますか」

くどうおねえさんは:
「カワウソたちはこれからが見時です。やはり泳いでる姿が一番良いので、生で見てほしいです。けものフレンズでピックアップされた動物以外にも可愛い動物はいっぱいいます。最寄りの動物園にぜひいってみてください」

モトタキ:
「今回はよろしくお願い申し上げます。さきほど、ビーバーのガイド終わりに質問攻めにあってましたね」

とみおかおにいさん:
「はい、皆さん研究熱心で、とっても嬉しかったです。」

モトタキ:
「とみおかおにいさんは何年目ですか」

とみおかおにいさん:
「1年目です。今年の八月でやっと1年なので、まだ数ヶ月です。ビーバーの他に、バイソンやシナガチョウを担当しています」

モトタキ:
「今回のガイドはいつもと違いましたか」

とみおかおにいさん:
「そもそもビーバーって夜行性なので、ガイドをしてもほとんど誰も来てくれないんです。だから、人が一杯で、圧がすごくて、アップアップしてました。でも、本当に反応がよいので、やりやすかったです」

モトタキ:
「緊張で話が飛んだとガイド中にいってましたが、どんなことを言おうとしてたんですか」

とみおかおにいさん:
「それは、野生のビーバーは柳のような針葉樹を食べます。でも動物園では樫の木を与えています。コストの関係ですね。すると栄養価が足りなくなるので、さつまいものような根菜類で補っています。木があれば針葉樹でなくてもダムを作るなどの行動のバリエーションが増えるんです」

モトタキ:
「他にもございますか」

とみおかおにいさん:
「ビーバーは尻尾の形が泳ぐために適した進化をしています。水面を叩いて威圧することもあります。そのあたりをみてほしいですね」

モトタキ:
「けもフレはみましたか」

とみおかおにいさん:
「解説のシーンは全部見ました。いたくらおにいさんのヒグマの解説で、程よい距離感を保てる動物って言葉が出てきて感動しました。スゴイなって思いました。けものフレンズは動物の生態に忠実なのも驚きます」

モトタキ:
「けもフレ視聴者にメッセージはありますか」

とみおかおにいさん:
「動物に興味を抱いてくれたのなら、最寄りの動物園に遊びに行ってほしいです。匂いをかいで、動きをみて、するとキャラクターと似ている部分を見つけられるかもしれません。それも楽しさだと感じてくれたら、次はあの動物、次はこの動物と、いろんな動物を識ってほしいです」

モトタキ:
「今回はよろしくお願い申し上げます。ライオンガイドお疲れ様でした」

きたはまおにいさん:
「どうもです」

モトタキ:
「さっそくですが、勤続何年目ですか」

きたはまおにいさん:
「1年半ですね。ライオンの他にはラクダを担当しています」

モトタキ:
「今回、いつもとの違いは感じましたか」

きたはまおにいさん:
「人の量がGW並に来ていました。あと、いつもはライオンガイドは上からするんです。今回は、お客様と同じ目線でしてみたわけですが、迫力がありました。音の鳴るイスは、あれはぼくの座り方の問題ではなくて、なぜか当たってしまうんですよね。でも、そのまま放送されて、Twitterで突っ込まれているのをみて、これは持っていこうと思いました」

モトタキ:
「アニメは視聴したんですか」

きたはまおにいさん:
「当動物園の飼育係が解説している回は見ました。いたくらおにいさんや、やまかみおにいさんのいつもと違う一面を感じました。担当動物への愛が爆発していましたね」

モトタキ:
「ラクダも担当しているのですか」

きたはまおにいさん:
「してます。当園に居るのはフタコブラクダです。ラクダは暑さに強いイメージが強いんですが、フタコブラクダは寒さにも強くてマイナス38度の環境にも耐えられます。モンゴルのゴビ砂漠にすんでいるんです」

モトタキ:
「ラクダはアラビアだけに生息しているわけじゃないんですね」

きたはまおにいさん:
「アラビアに生息しているのはヒトコブラクダですね。寒さにはそこそこ強いぐらいです。フタコブラクダがモンゴルであることをアピールしようと、ぼく自身がモンゴル衣装に身を包んで一緒にパレードを歩いたこともあります。他の飼育係から、現地の人かと思うほど似合っていると言われました」

モトタキ:
「ライオンちゃんたちについて紹介したいことはありませんか」

きたはまおにいさん:
「ガイドでも伝えましたが、うちのうりは2つの群れがあることです。オス1頭メス2頭と、オス1頭とメス1頭のふたつの群れが囲いの中にいます。ふたつの群れは電柵で区切っているので接触することはあまりありません。ただメスのだれかが発情期になるとオス同士がピリピリしはじめます」

モトタキ:
「ライオン同士の喧嘩は激しそうですね」

きたはまおにいさん:
「激しいです。電極越しに喧嘩するので、三本ある電線が一本切れたこともあります。肉食獣は痛みに強いので、電極の痛みも耐えてしまうんです。それでも大きな怪我に至ることは今までありません。それが一月に一度あります」

モトタキ:
「怖いもの見たさで一度は見てみたいかもしれません。さて、けもフレ視聴者にメッセージをいただいてよろしいでしょうか」

きたはまおにいさん:
「けもフレではキャラクターとして動物がいっぱい取り上げられました。でも、取り上げられてない動物もいっぱいいます。動物園を見て回れば、こんな動物がいるのかと驚くこともあるかもしれません。けもフレが続いていくなら、その動物がアニメに出演することもあるでしょう。ひとつでも多くの動物を見ていただければと思います」

モトタキ:
「今回はよろしくお願い申し上げます。あの、やまかみおにいさんは獣医なんですか」

やまかみおにいさん:
「そうですね。8年目です。普段はキリンのガイドはしないんです。ごはんを持っていくこともありますけど」

モトタキ:
「特別ガイドをやってみて手応えはどうでしたか」

やまかみおにいさん:
「人が想定以上に多かったです。ニュースで取り上げられていただけあるな、と人気を実感しました。ノープランで、お客様の挙げたキーワードから広げて話していこうとおもったら、真面目な質問がいっぱい飛んできました。強かった。実に面白い時間でした」

モトタキ:
「アニメは視聴しましたか」

やまかみおにいさん:
「全部見ました。自分の解説はいつ出てくるんだろうって調子でみてたら、最後まで楽しんでました。収録のときは、めちゃくちゃ喋ったんですがほとんどカットされてました。残念。キリンちゃんのキャラ設定には、本来の神経質な性格がちゃんと組み込まれていて疑い深くなっていましたね。」

モトタキ:
「キリンは神経質なんですか」

やまかみおにいさん:
「そうですね。新しいものはまったく得意ではありません。部屋の配置を変えると、なんだろうって不思議がって入ってこなくなります」

モトタキ:
「東武動物公園のホープくんの見どころってありますか」

やまかみおにいさん:
「今、5歳。人間でいえば二十歳ぐらいです。性格が男の子からオスへと変わりつつあります。今までは、こっちに来てたのがメスのことばかりを構うようになりました。言うことを聞かず、気まぐれになってきています。でも、女の子のキリンたちがまだ発情していないのでやきもきしているようです」

モトタキ:
「成長を見守るのも楽しそうです。けもフレ視聴者にメッセージはありますか」

やまかみおにいさん:
「質問コーナーでも感じましたが、ひとつのものを追求する能力が高いと思います。好きになった動物がいるのなら、とことん追いかけてもらって、野生の生態にも興味を持ってもらって、保護活動まで…といえば言い過ぎでしょうか。でも、そんなエネルギーを感じました。ぜひとも、先を見守る人になって欲しいですね」

モトタキ:
「今回はよろしくお願い申し上げます。」

いたくらおにいさん:
「どうもです!」

モトタキ:
「ベテランの空気を感じます。何年目でしょうか」

いたくらおにいさん:
「8年目になります。3年は遊園地エリアの担当でしたが」

モトタキ:
「今回の特別ガイドはいかがでしたか」

いたくらおにいさん:
「いっぱい居て、うおって思いましたが、行儀よく聞いてくれるですよね。雰囲気がとってもよくて、やりやすかった。頷いてくれるのも嬉しかったですね。普段は、あんな詳しい質問は出てこないですよ。でも、バンバンでてくる。楽しかったです」

モトタキ:
「普段の質問タイムは、あまり質問されないんですか」

いたくらおにいさん:
「むしろ、質問タイムを設けてません。せっかく来てくれたのだから、特別に楽しんでもらおうと質問タイムを作ってみました。ヘビや死んだふりも驚きましたが、火の質問はびっくりしました。あの場では言えなかったんですが、火を怖がらないクマは最近増えてるんですよ」

モトタキ:
「火を怖がらない? そんなことがあるんですか」

いたくらおにいさん:
「ヒグマを研究している方から聞いたのですが、もともと人間の存在をしれば逃げていくクマが大多数でした。数こそ少ないですが、今は人間を見つけたら近づいてくるクマが増えてきています。このクマは、人の味を知っているクマである可能性が高いそうです」

モトタキ:
「人の味ですか」

いたくらおにいさん:
「登山客の中にはニュースにならずにクマに食べられてしまって行方不明になっている人もいるそうです。人間はとても弱く、動きも遅い。クマにとって格好の獲物です。このタイプのクマは焚き火をすれば寄ってきます。クマよけの鈴の音を聞いても寄ってきます。もちろん、人の味を知っているわけではなく、興味本位で近づいてくるクマもいます」

モトタキ:
「クマよけの鈴の効果は絶対ではないんですね」

いたくらおにいさん:
「6割のクマを避けることはできるので、高い効果はあるとはいえます。ただ野生のクマに遭遇してしまえば生命の危機です。出没時期をちゃんと調べて遭遇しないようにするのが一番です」

モトタキ:
「ヒグマが火を恐れない設定はアニメのものでしたね。アニメは見ましたか」

いたくらおにいさん:
「見ました、ヒグマの回だけですけど。あのヒグマちゃん、うちのアヤメに似てるなって思いました。時間を見つけて、全話みたいなと思っています。12.1話もあるんですよね」

モトタキ:
「あります。これからも続いていくと思いますので、ぜひともご視聴ください。けもフレ視聴者にメッセージをお願いしていいですか」

いたくらおにいさん
「動物園って小さい頃に来たことがある場所って人がほとんどだと思います。でも大人になると楽しみ方って変わるんです。クマと一言にいっても、個体差があります。うちのアヤメと、けものフレンズのヒグマちゃんは性格がマッチしているように思います。そんな感じで、癖みたいなものを見つけて共通点を探せば、もっと動物を見るのが楽しくなるのかなと思います。東武動物公園はそれぞれの動物に名前がついています。だから、より個体を意識できると思います。名前の付いた彼女らと、けものフレンズのキャラを見比べて楽しんでもらえたらなと」

どのおにいさんも、おねえさんも、動物愛の塊のような人たちだった。そして、けものフレンズコラボでやってきた人々にも好印象をもっていたようだ。質問コーナーは次回からもある方向性のようだ。

次の特別ガイドは、5月13日、6月10日の土曜日。天候や動物の健康状態で中止することもあるので注意が必要だが、せっかくの機会なので、とっておきの質問を用意してみてはどうだろうか。

東武動物公園:
http://www.tobuzoo.com/

(C)けものフレンズプロジェクトA

mototaki

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