アナタはいくつおぼえてる!?~懐かし文房具博覧会~

ヤーマン:「ヤッホー!ヤーマンだよ。
山と溪谷社の営業部員のヤーマンだよ。
新年度が始まって、何だかウキウキ。春だからかなぁ♪」

小学生になったばかりの頃、いろんなことが新鮮で、ワクワク♪ドキドキ♪
そんな私たちの毎日を彩ってくれた“文房具”。授業で活躍した鉛筆や消しゴム、休み時間になると出てきた秘密兵器。懐かしい文房具たちに再び逢ってみませんか?

永遠のスタンダード!

初めて使った筆記具と言えば、きっと多くの人が鉛筆と答えるでしょう。そんな鉛筆の中でも定番中の定番、“ハチキュー”の愛称でも親しまれている、トンボ鉛筆の“8900”は、誰もが一度は使ったことがあるはず。黄色いダース箱と、オリーブグリーンの鉛筆軸のデザインは、1948年以来、ほぼ変わりません。

ヤーマン:「ボクは2Bが好きだなぁ。だって筆圧強いんだもん」

ノートといえば、ショウワノートの“ジャポニカ学習帳”。表紙には動植物の美しい写真、裏表紙には学習図鑑。この写真を撮影するために、写真家の山口進さんと取材班が世界中を回り、動植物の写真を撮り続けています。1978年に“熱帯アジア編”から始まって、なんと現在も“アフリカ編”の取材中!こくご・さんすう・理科・社会・れんらくちょう・じゆうちょう……、など、用途によって使い分けましたよね。

ヤーマン:「わー、なつかしー! ボクも表紙に採用されないかなぁ。。。」

これまたトンボ鉛筆社製の“モノ消しゴム”。最初は、最高級鉛筆“MONO100”のオマケでしたが、よく消えると話題になり、1969年の発売以来、愛され続けています。ところで上の写真のように、大小様々なサイズがあるって知っていましたか?

ヤーマン:「ボクの汚れているところも消えるかなぁ。。。」

休み時間に活躍した文房具!

「キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪」
授業が終わるやいなや、ノートも鉛筆も片付け(あるいはそのままにして)、筆箱から飛び出してきた数々の秘密兵器たちをご紹介!

大きな穴に歯車を噛み合わせて、ペンでぐ~るぐ~るしてると……、あら不思議!誰でも簡単に万華鏡のような幾何学模様が描けてしまう、“くるりん定規”こと、正式名称“スピログラフ”。“デザイン定規”の名前で、今も買うことができます。

ヤーマン:「キレイだなー。 でも目が回ってきちゃった(汗)

休み時間になると、男子たちが一斉に机に出した“スーパーカー消しゴム”。ボールペンで弾いて、進んだ距離を競い合いました。先生に「おもちゃを持ってきてはいけません」と言われると、「消しゴムでーす!」と言い張ったのも良い思い出です。

ヤーマン:「BOXYのボールペンで弾いたんだよねー!おっ、平成ボーイ達、知ってるね〜!」

男子たちがスーパーカー消しゴムで盛り上がっている間、女子には女子の楽しみがありました。色も形も、香りまでもが(?)可愛かった、“ファンシー消しゴム”。

ヤーマン:「あー、女子はみんな集めてたよねぇ。実はボクも……」

水に溶ける紙、同じく溶けるロープ、文字が消えるペン、指紋検出装置に団員バッジ。あれ? 文房具じゃないものも含まれているような……。とにかくこれがあれば、憧れのスパイ気分を味わえた、“スパイ・ザ・パック”。

ヤーマン:「消えるペンがあれば、ボクのヒミツもこっそり書けるのに」

あなたが持っていた文房具はいくつありましたか?
懐かしいものから新しいもの、定番品から限定モノまで、いろいろな文房具に出会える本はこちら。

『ときめく文房具図鑑』
(山と溪谷社)
著者:文・山﨑真由子 写真・今野光
定価:(本体1,500円+税)
発売日:2017年1月20日
ISBN:978-4635202381

「山と溪谷社」の中の人

山、自然、アウトドア、旅、食、生物、植物などの書籍やカレンダーの出版社「山と溪谷社」。インプレスグループの一員です。/^o^\

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