6月8日、マルちゃん(東洋水産)『黒い豚カレーうどん』がデザインリニューアルするとともに、『黒い豚カレー焼そば』がシリーズに加わった。
そこで新発売した『黒い豚カレー焼そば』を食べてみた。
‘ご好評いただいた’昨年夏
『黒い豚カレー焼そば』は、昨年夏にも販売しており、同社の発表には‘ご好評いただいた姉妹品’とある。それ以前に『黒い豚カレーとろつゆ焼そば』を発売していたこともある。
筆者も『黒い豚カレー焼そば』を食べた覚えはあるのだが、あいにく覚えていない。そこで新たに味を確認すべく食べてみた。
通常は類似商品を食べ比べてみるのだけれども、似たような商品が入手できなかったため、姉?の『黒い豚カレーうどん』を一緒に食べてみた。
具の量に違いが
“姉妹”と言うだけあって、外見は似ているものの、中身は少々異なる。
『黒い豚カレーうどん』が内容量87グラム(麺66グラム)に対して、『黒い豚カレー焼そば』は内容量112グラム(麺90グラム)だ。
『黒い豚カレー焼そば』は、粉末と液体の2つのソース。肉などのかやく(具)は『黒い豚カレーうどん』が多めだった。
カレーのほのかな香り
『黒い豚カレー焼そば』のゆで上がりはこんな具合。
この時点では、特に香りは感じられないものの、‘油揚げ麺’の原材料名には、‘食塩、醤油、香辛料’とあるので、何かの工夫をしていそうだ。
両者の完成品はこちら。カレーの香りが食欲をそそる。
食べ比べてみると
まずは『黒い豚カレー焼そば』から。
全体からカレーの良い香りが上ってくる。『黒い豚カレーうどん』と異なり、麺は焼きそば特有のちぢれのある麺だ。それだけにカレーの味がしっかり絡んでくる。
具が豚肉とニンジンだけなのはやや寂しいものの、その豚肉が大きめなのはうれしい。
対して『黒い豚カレーうどん』は、まさにカレー!
太いうどんながらも、とろみのあるつゆがしっかり絡むことで、口の中がカレーで一杯になる。
直接味につながるわけではないだろうが、ニンジンの赤やネギの緑は食欲をそそる。
『黒い豚カレーうどん』と『黒い豚カレー焼そば』を比べた場合、『黒い豚カレー焼そば』はカレーの存在感が控えめだ。
焼きそば好きな人が、変わり種として『黒い豚カレー焼そば』を食べる分には十分満足できるはず。
けれどもカレー好きな人が「おっ、カレーだ!」とばかりに『黒い豚カレー焼そば』を食べると、少々肩透かしになるかもしれない。
こうした点を覚悟しつつ、機会があれば、皆さんもどうぞ。
東洋水産『黒い豚カレーうどん』リニューアル発売、『黒い豚カレー焼そば』新発売のお知らせ
http://www.maruchan.co.jp/news_topics/entry/2015/05/post_1091.html
※写真は全て著者撮影