わさびマヨで味付けした『一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ 醤油味』と『日清焼そばU.F.O. わさびマヨ焼そばを』食べ比べてみた。
どちらも今春発売
以前、青リンゴを使ったチューハイやカクテルの飲み比べをした時にも発売日が近いことに触れたが、『一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ 醤油味』は5月9日(その前に大盛りが3月7日に発売済)、『日清焼そばU.F.O. わさびマヨ焼そば』は5月30日に発売している。
社名こそ違っても、どちらも日清食品グループだ。ライバルとしてぶつけたとは考えにくい(その可能性もあるが)。
この手の食品では、あまり見かけない緑色のパッケージは、もちろんわさびをイメージしたものだろう。ここまでそろえた両者に、とても興味が湧いたので、実際に食べ比べてみた。
わさびマヨネーズの量は?
入っていた袋は、どちらもソース、わさびマヨネーズ、ふりかけの3つ。
ここで気になったのは、わさびマヨネーズの量だ。そこで開封前と出し切った後の重さを量ってみた。
一平ちゃんが7.7グラム→0.9グラムで6.8グラム。
U.F.O.が8.6グラム→1.1グラムで7.5グラム。U.F.O.の方が0.7グラム多い。
「ならU.F.O.だな」と思うマヨラーがいるかもしれないが、ちょっと待って欲しい。
麺の量は、U.F.O.が100グラムに対して、一平ちゃんは90グラム。つまり麺10グラムに対するわさびマヨネーズの量は、U.F.O.が0.75グラム、そして一平ちゃんが0.755…グラム、と逆転する。
皆さんはこの差をどう見るだろうか。
香りは段違い
ゆで上がりはこんな具合。いつもながらU.F.O.に入っているキャベツの大きさには目を見張るものがある。
ソース(一平ちゃんはしょう油だれ)をまぜ、わさびマヨとふりかけをかければ完成だ。
早くもこの時点で、U.F.O.から立ち上るわさびの香りが強い。もちろんソースの香りも混じっているのだが、わさびの香りが鼻に突き刺さる。
これに比べれば、一平ちゃんは実に大人しい。確かにわさびの香りはするのだが海苔の香りもあって、U.F.O.とは大きく異なった。
味も段違い
U.F.O.を食べたところ、これでもかと言うくらいにわさびが襲い掛かってくる。
恥ずかしながら、食べている途中に、わさびの香りでむせてしまったほど。
それに対して、一平ちゃんはどこか上品。わさびマヨにしても、「ああ、わさびが入ってるな」くらい。
わさびの味と香りを例えると、U.F.O.を野生の虎とすれば、一平ちゃんは家猫だ。
材料を見比べると、一平ちゃん(材料表示部分)には‘粉わさび入り半固体状ドレッシング’、U.F.O.(パッケージ表面)には‘わさび香料使用’とある。同じ‘わさびマヨネーズ’をアピールした商品でも、かなり材料が異なるらしい。
先に、どちらも日清食品グループであることに触れたが、タイプの異なるわさびマヨネーズ焼きそばを2種類出すことで、多くのマヨネーズファンをかっさらう、の考えだろうか。
明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば わさびマヨ 醤油味」
https://www.myojofoods.co.jp/products/product_detail.html?id=4902881436151
日清食品「日清焼そばU.F.O. わさびマヨ焼そば」
https://www.nissin.com/jp/products/items/7436
※写真は全て著者撮影