橋下徹氏の「天下の暴論」

  by takagishigemi  Tags :  

橋下徹氏の「天下の暴論」

米軍の風俗活用が「解決策」 橋下氏が再び持論
2016年5月23日 11:23
 前大阪市長でおおさか維新の会前代表の橋下徹氏が21日、米軍属女性死体遺棄事件を受けて、米軍関係者の事件防止としてかつて掲げた「風俗業の活用の検討」をあらためて展開した。これには「女性蔑視」などと多くの批判が寄せられている。
 私はアルコールを飲まない。宗教上の理由だが、好きでもない。飲酒運転の悲惨な犠牲者が続出しても、生存に必要ではないアルコールの販売を継続するのは愚かなことだと思っている。
 しかし、アメリカで禁酒法を成立させたら何が起こったか。アル・カポネが活躍していた時代だ。禁止されると非合法なマフィアの資金源になって、事態はさらに悪化した。
 パチンコにせよ、風俗にせよ同じことだと大人は知っている。パチンコはギャンブルだ。風俗で売春が行われているのは、誰でも知っている。いずれも違法行為だ。しかし、徹底的に摘発してつぶすと野球賭博やバカラのような暴力団の資金源として、地下にもぐってしまう。
 橋下さんが言うように、米軍相手の風俗を勧めても強姦や殺人事件が無くなりはしないだろう。それは、沖縄だけではなくて本土や外国でも同じことだ。しかし、発生率は落ちる可能性が高い。
 きちんと現実を見て、犠牲者の数を減らすためには見ないフリをすることは出来ない。
<けんか>重体の小4男児死亡 東京・足立
5月26日(木)7時0分配信
 4月に東京都足立区の区立小学校で同級生に殴られて意識不明の重体になっていた4年の男子児童(9)が25日朝に亡くなったことが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は司法解剖をして死因を確認する。
教育の現場でも同じことが言える。非行少年を隔離するような発言をすると、すぐに「子供には無限の可能性がある」という夢のような話をする人がいる。理想論を語り始める人がいる。
そういう綺麗ごとの陰で、どれだけ多くの罪のないマジメな生徒が犠牲になっているのか考えない。見ないフリをする。イジメに遭い、自殺に追い込まれる。直接的な暴力で殺される。
どんなに悲惨な事件が起こっても、少年法を変えようとしない。実名を出さない。6年か7年で釈放されてしまう。
担任教師を回し蹴り、中3男子を暴行容疑で逮捕 兵庫・高砂市
5月25日(水)9時25分配信  
担任の女性教諭を蹴ったとして、兵庫県警高砂署が暴行容疑で兵庫県高砂市立中学3年の少年(14)を現行犯逮捕していたことが24日、同署などへの取材で分かった。
 逮捕容疑は23日午後3時20分ごろ、教室の清掃中に女性教諭(30)から「掃除をしなさい」と注意されたことに腹を立て、女性教諭の両足と腹部を計4回蹴ったとしている。少年は容疑を認めているという。女性教諭にけがはなかった。
 同市教委は24日に開かれた市議会常任委員会で、少年が女性教諭に回し蹴りなどを加える校内暴力があったことを報告した。
「体罰は許さない!!」そう叫ばれると、教師は何もできない。非行少年や非行少女は、そんな状況を百も承知で、やりたい放題。教師をサンドバッグくらいにしか思っていない。
私は少林寺拳法を練習し続けている有段者だ。相手が蹴ってきたら反撃する。
すぐ、クビだろう。
私は女性が弱者だと思っていない。子供が天使だとも思っていない。ただ、強姦は許されない。その一方で、男性は肉食系でないと生き残れない。そういう生物としての身体の仕組みをかかえている。ロボットとは違う。
異性を性の対象と見えなくなったら、種として滅亡してしまう。DNAはそんなことを許さない。売春は最古の商売と言われるように、女性の中にはそこまで追い込まれる人もいる。
諸事情を勘案した上で、橋下氏の暴論を一方的に非難できる人は偽善者だと思う。教育現場でも、厳格なルールを作った上で体罰を許容しないと、特に女性教師が被害者であり続けるだろう。
現実にボコボコにされた生徒や教師を見ても、「それでいい」と言えるのか。
反対する人は、一度現場に来て本物の非行少年の前で「話せば分かる」を実行してから発言して欲しい。できはしまい。身長177cmで黒帯の私でも手に余ることがあるのだ。
塾生の話を聞くと、今はマジメな生徒は教師が頼りないので自己防衛に走るしかないそうだ。教師は無理やり「班」を組ませて「教えあう」ことを強制するけれど、そんなことでは受験競争に勝てない。
だから、出来るだけヤクザのような生徒から距離を置く。近づかない。関わらない。教師の意図と全く逆の行為に走るしかない。ツベコベ言う人は、実際に毎日ヤクザのような少年相手にして、四日市高校に合格してみろってんだ。
できはしまい。なら、黙ってろ。
大人の社会では、SITやSATがいる。どの国にも特殊部隊がいる。ヤクザや暴力団には、実力行使以外にないではないか。自分は、逃げて実力部隊に頼るくせに生徒に強要するな。
朝日新聞がきびしく叩かれている。従軍慰安婦の捏造記事を書いて、日本を貶める運動を何十年もわたって続けてきたのだから当然だ。失われた国益を思うと、ほとんど犯罪行為だ。
しかし、それだけで国民が怒っているわけではない。風俗や売春と同じで、軍隊だって普通の社会と同じく近くに風俗や売春があるのは時代や国と関係なく存在する。
朝日新聞の記者は、そういう現実から目をそむけて自分たちだけ聖人君主のような顔をして記事を書いた。そういう偽善に国民は非難を向けているのだ。「おまえだって、美人を見たら何も感じないわけないだろうが!」。
存在するものを偽善で粉飾して、無いもののようにすると暴力団の資金源になり、暴力団が広がると犠牲者が増える。しかし、良くはないが公的機関が管理すると暴力団の資金源にならない。犠牲者は減る。
 こういう現実、選択が迫られている。
 陰湿なイジメを隠蔽して、理想の学校だと偽善的態度をとるとマジメな生徒に犠牲者がでる。しかし、ワルを警察送りにすれば普通の生徒は安心して勉強に専念できる。犠牲者は減る。
 いつまでも加害者の人権尊重ばかり言っていると、被害者からしっぺ返しを受ける。私の目には、既にその兆候が見える。私の塾生に、ここ20年ほど「教師になりたい」という子は1人もいない。実態を知っている生徒の当然の反応だ。
 今のままでは「殴ってきた?殴られてください」「蹴ってきた?うちどころが悪かったら死んでください」「刺された?手をださずに死んでください」ということなのだ。
「ふざけんじゃねぇぇ!!」
 中学校に入学するときに「悪いことをしたら体罰を受けても文句は言いません」という念書をとるべき。病院だって、手術の前「承諾書」を書くのだから。

 英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などを持つ英語講師。京都大学を7回受け、英語8割、数学7割。名古屋の河合塾学園、名古屋外国語専門学校などを歴任。アメブロ「受験生」ランキング1位。youtube 動画38万回再生。「英語の資格を取ろう」(法学書院)で紹介されました。アメリカの中学校で英語指導経験あり。少林寺拳法二段、ジャッキー・チェンと一緒にテレビ番組に出たことあり。

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