以前にクルマに取り付けて常時録画するドライブレコーダーが話題になりました。どちらかというと輸入品や産業用の装置を作っているようなメーカー製の物が多く、「ドライブレコーダー」という存在は知っているがブランド名は知らないという状況です。購入する人も運送会社などの法人やいわゆるガジェット好きな一般人が多かったのではと感じます。
でも、最近は実店舗を中心に一押しをしているように感じます。今回は筆者が個人的にカー用品店で購入して最新のドライブレコーダーを体験してみました。
一流カーAVブランドが参入
冒頭でも書きましたが、以前のドライブレコーダーの販売ブランドは、「新興の海外ブランド」「カーグッズのブランド」「大手だが小売りの印象がないブランド」でしたが、今では、カーオーディオやカーナビを作っているような大手ブランド(カーAVメーカー)が進出しています。一年前は目立たなかったので最近の傾向です。更にカー用品店も専用コーナーを作っているので人気の商品だと考えられます。
使いやすさとデザインが向上
基本的な撮影機能は以前のものと変わりありませんが、デザインと使いやすさが進化しています。ドライブレコーダーはフロントガラスの目立つ位置に取り付けるものなのに、明らかにクルマの質感とは異なる樹脂を使ったりしていました。
今回購入した『ケンウッド』の『KNA-DR300』は最新のクルマのデザインに合うような曲線的なデザインで、樹脂もクルマの内装と同じ仕上げなので違和感がありません。固定するブラケット類も専用設計です。カメラの雲台を再利用してみましたという気配はありません。
ボタンも押しやすく、タッチパネルでは無いですがボタン近くに機能表示があるので初めての人でも迷いません。もちろん、日本語表記なので安心です。
GPSで軌跡が記録され、専用ビューアーで確認出来ます
ドライブレコーダーの主な目的は万が一の事故記録ですが、GPSで軌跡が記録されているので、後からのドライブ記録を振り返ることが出来ます。
パソコンにメモリーカードを接続し、専用のビューアーソフトを起動すると地図と連動して車載映像を楽しめます。後から綺麗な風景を振り返り、もう一度出かけるためのプランを練るのにも嬉しいです。
費用はかかるが直接配線が美しいです
パッケージにはシガーソケットから電源を取る配線が入っていますが、シガーソケットから電源を取ると車内が散らかった感じに見えます。また、スマホを充電したいときはドライブレコーダーの電源を抜く必要があるので煩わしいです。三連ソケットも便利ですが散らかった印象は強くなります。
このときに、ドライブレコーダーのメーカーが提供している、直接クルマの電源から配線するキットを使うと、追加で費用は発生しますがより車内がすっきりします。これらも、カーAVブランドが提供しているから実現できることだと考えます。
あと、筆者の場合は輸入品を取り付けており、今回のケンウッド製は自分で交換出来ました。既に配線が行われており、MicroUSBなど共通の規格であれば両面テープで貼り付けるだけで設置完了です。追加料金も発生しないし、通販で購入しても問題ありません。
ドライブレコーダーの話題は過ぎ去っている感じはしますが、カー用品店は盛り上がっているようです。あと、なぜかパソコンショップでもドライブレコーダーのコーナーがありました。実店舗のドライブレコーダーの波は今かもしれないですね。
付属のソフトの『KENWOOD ROUTE WATCHER』を使うと動画を撮影しながら地図と加速度を振り返ることが出来ます。加速度の波が激しい場合はドライバーが気持ちよい運転をしてしまったという証拠です。家族サービスとしては出来るだけ加速度が少ない方が喜ばれます。地図は『Google Maps』を利用しています。
※画像は『KENWOOD ROUTE WATCHER』および『Google Maps』から。
メーカーの製品サイト
http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/[リンク]
ケンウッド KNA-DR300 ドライブレコーダー 商品レビュー専門 YouTube
https://youtu.be/-Q27cg3ndDk