『ワールドトリガーフェスティバル2016』イベントレポート・最新情報!

2016年4月10日、新宿バルト9にて行われた『ワールドトリガー』のファン感謝祭イベント『ワールドトリガーフェスティバル2016』。今回はその模様をお届けします。

葦原大介先生による、異世界からの侵略者・近界民(ネイバー)と防衛組織・ボーダーの戦いを描いたSFアクション漫画、『ワールドトリガー』(週刊少年ジャンプで連載中)。

テレビ朝日系列にて放送のTVアニメ版は先日最終回を迎えましたが、その興奮も冷めやらぬ中実施となった本イベントは、大型シネマコンプレックス・新宿バルト9の13階でのライブイベントに加え、品川、横浜、新潟、梅田、広島、博多の映画館、さらにバルト9の10階のスクリーンをもう一つ貸し切ってのライブビューイングも実施し、全国8スクリーンでの同時実施イベントとなりました。
本イベントの参加申し込みには400席に対し10倍近くの応募があったとのことで、本作の人気の程がうかがえます。

イベントは以下のキャストのみなさん、総勢7名による和気あいあいとした雰囲気のトークショー形式で行われました。

□司会進行
空閑遊真(くが・ゆうま)役・村中知(むらなか・とも)さん
三雲修(みくも・おさむ)役・梶裕貴(かじ・ゆうき)さん
□トークショーゲスト
迅悠一(じん・ゆういち)役・中村悠一(なかむら・ゆういち)さん
雨取千佳(あまとり・ちか)役・田村奈央(たむら・なお)さん
レプリカ役・田中秀幸(たなか・ひでゆき)さん
烏丸京介(からすま・きょうすけ)役・福山潤(ふくやま・じゅん)さん
三輪秀次(みわ・しゅうじ)役・森田成一(もりた・まさかず)さん

また、イベント中、各会場に参加者の“ワールドトリガーへの思い”を『Twitter』を介して募集し、一部紹介するコーナーも実施されました。
今回は、その声を以下のような形で一部抜粋しながら、イベントの雰囲気をお伝えしたいと思います。
※この募集は既に終了しています。



ワールドトリガーを主題歌フル尺バージョンで振り返る! コーナー

このコーナーでは、本イベントのために制作された3本のPVが上映されました。
歴代主題歌のフルサイズ版に、それぞれの曲が使用された期間の名シーンの映像を合わせたダイジェストPVとなっており、キャストの方々も「懐かしいね!」「超バトルのシーンになってくると途端に修が映らなくなるね!」など、自由にコメントしながら見られていました。


レプリカが真っ二つになるシーンでは、会場で悲鳴が上がっていました。

また、女性隊員の那須さんが登場するシーンでは女性から歓声が上がっていたのが印象的でした(美しくてかっこいい人なんです)。

ワールドトリガーを100倍楽しむ講座 ワートリフェス版 コーナー

TVアニメで毎週話の終わりに放映されていたコーナー『ワールドトリガーを100倍楽しむ講座』の特別編が上映されました。
なお、このコーナーは、原作コミックのカバー裏で描かれているディフォルメキャラをアニメ化したい! というアニメスタッフの情熱で実現したのだそうです。

私からの質問です! コーナー

ゲスト同士のリレー形式のQ&Aコーナーです。質問する相手や内容は各ゲストには事前にお伝えしていないためアドリブ力が試されるコーナーになりました。

実力派エリート迅 なんちゃってPV

『ワールドトリガー』連載前に読み切りとしてジャンプ誌上に登場した作品『実力派エリート迅』のなんちゃってアニメ化PV! …というコンセプトの短編映像が上映されました。

キャラクターデザインは『ワールドトリガー』準拠になっていましたが(漫画版では少し違う)、声の出演では迅さんはそのまま中村悠一さんが務められました。
『ワールドトリガー』では主役の梶さんが憎まれ御曹司役の唯我正(ゆいが・ただし)を演じるなど、一部面白いキャスティングもありました。

最後に「ああ、このPV、ウソです」と烏丸さんが現れ、小南先輩がまただまされる一幕も。。

なお、『実力派エリート迅』は、ジャンプコミックスにて発売の『ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE』に収録されています。

あのシーンを再現! 生アフレコのコーナー

このコーナーでは、2名の声優さんが各シーンのキャラクターに生アフレコをするというものです。
第1話「異世界からの来訪者」の遊真が修の前で初めてネイバーを撃破したシーン、第21話「近界民(ネイバー)の世界」の迅と三輪の会話シーン、第46話「エースの意地」の遊真の回想内の遊真とレプリカの会話シーンなど、全10シーンをゲスト方が生で演じられました。
特にレプリカは普通声にエフェクトがかかっているので、生レプリカの声が聞ける貴重な機会となりました。

ツイッターメッセージ紹介のコーナー

公式アカウント宛につぶやかれた参加者の皆さんからのメッセージが3つ紹介されました。

村中さんが読み上げられたのは新潟会場のこちら。

中村さんが読み上げられたのは大阪会場のこちら。

田村さんが読み上げられたのはこちら。新宿のライブビューイング会場の方です。

お知らせのコーナー

お知らせコーナーでは、グッズやイベント情報が告知されました。

4月13日発売のDVD・Bru-rayのvol.14には、特典トラックとして、梶さんが出演した「嵐山隊長のトリガートーク!!!」8回目を収録。
5月11日発売のvol.15、6月8日発売のvol.16では、昨年9月と今年2月に実施されたシークレットファンミーティングの模様を収録したボーナスディスクが付属。
7月以降発売のvol.17以降は各6話ずつの収録になるそうです。

ゲーム『ワールドトリガー スマッシュボーダーズ』は400万ダウンロードに到達。4月11日から記念イベントが開催されます。

5月11日にアニメのオリジナルサウンドトラックが発売。川井憲次さんによるBGM40曲ほどに加え、歴代主題歌3曲も収録されるそうです。

4月23日から5月10日まで、池袋P’PARCO にて「ワールドトリガー ボーダーP’PARCO支部」の開催が決定。このビジュアルで歓声が上がっていました。

各種グッズが先行または限定にて発売。特に限定発売の「WTオリジナル蒔絵シール(全12種)」の反応が良かったようです。会場がざわついていました。

今回のイベント会場物販では、あげせん風味のポップコーンと玉狛第2イメージのソーダが販売されていました。

イベントクロージング

最後はゲスト各人からのコメントとごあいさつで締め……だったのですが、最後の最後で田中さんの胸元から村中さんへのお手紙がサプライズで出てきました。
一部の出演者にしか知らされていない本当のサプライズだったようで、元々最後のご挨拶で涙交じりだった村中さんでしたが、これには感涙でした。

最後は村中さんの掛け声で、ゲスト会場全員で「トリガーオン!」してイベント終了となりました。

イベント後インタビュー

イベント終了後、会場から出てきた2名の方に、ワールドトリガーについてインタビューを行いました。

Q.「ワールドトリガーで好きなキャラクターは誰ですか?」

A1.(10歳男性)「太刀川、出水、三輪
かなり渋いチョイスでした。

A2.(13歳男性)「」(お母さんに「弱いじゃん」と言われて)「弱いけどやる時はやる
修が弱いところを含めて好きである点で、かなりのファンとお見受けしました。


TVシリーズはいったん終了となりましたが、ビデオパッケージは引き続きリリースされますし、原作漫画は絶賛連載中です。
老若男女、多くのファンに支持される『ワールドトリガー』のこれからの盛り上がりも予感させる、素敵なファン感謝祭となりました。



※つぶやきは『Twitter』より引用。
※写真は著者の撮影によるものです。画像の権利は権利者に帰属します。

(c)葦原大輔/集英社・テレビ朝日・東映アニメーション

1980年生まれ / 東京大学大学院情報学環教育部研究生 / SOS団東大支部団員 / 修士(社会学)、アニメ研究の傍ら、アニメ系ライター、ネットラジオ『植田益朗のアニメ! マスマスホガラカ』構成作家、アニメ・特撮番組の企画コンサルティングなどをやっています。好きなアニメ・特撮は『涼宮ハルヒの憂鬱』『機動戦士Vガンダム』『星雲仮面マシンマン』『仮面ライダーBLACK』など(本当はもっと)。お仕事のご相談はFB・twitter等でお気軽に。

ウェブサイト: http://ishijimaeiwa.jp/

Twitter: @ishijimaeiwa

Facebook: ishijimaeiwa