4日(銀座シネパトス)に於いて映画『忍道-SHINOBIDO-』の初日舞台挨拶に主演の佐津川愛美、ユキリョウイチ、菊地あやか(AKB48)、尚玄、岩佐真悠子、森岡利行監督が登壇した。
同映画はテーマパーク「EDO WONDERLAND 日光江戸村」(栃木県日光市)の開園25周年を記念して作られた作品。本格的な殺陣(たて)シーンの連続で、出演者達が語った撮影の苦労話の殆どが殺陣のシーンについてであったが、唯一人「いや、特に…」という冒頭でユキリョウイチは「時代劇が好きなので、苦しいと思った事はありません」とコメントした。
佐津川「撮影に入る前に都内で殺陣の稽古があり、撮影に入ってからも、早朝、撮影後にも一人で殺陣の練習をしていました。」
新体操の経験がある佐津川は、基本姿勢から全く違う“忍び”としての立ち振る舞いに苦労したという。特にクライマックスはカメラを長回しの殺陣シーン。アクション監督が言うには、このシーンは2回が限度だろうという超難関なシーン。これを佐津川は「17、8人ぐらい…斬り?」と呼んでいた。これを一回の撮影で監督からのOKを貰う為に努力したが、3回にも及ぶ撮影で、過呼吸になりながらも果敢に挑戦したという。
キャスト陣のコメントからは
菊池「殺陣の稽古が辛すぎて逃げ出しそうでした。でも、稽古後の夜ゴハンが毎日楽しみだったので、頑張る事が出来ました」
尚玄「日光の世界遺産の場所をユキリョウイチさんに連れ行って貰ったり、一緒にお酒を飲んだり、監督に飲みに連れて行って貰ったり。あ、飲んでばっかりですね、でもちゃんと作品について真面目に語り合いました」
岩佐真悠子「私は最後の撮影の日に合流したのですが、あっという間に撮影が終了したので、物足りないくらいです。」
ユキリョウイチ「最後に参加される岩佐さんの登場を心待ちにしていた事と、岩佐さんをわずらわせる事なく撮影を終わらせようという、キャスト、スタッフ陣の努力の賜物です」
森岡監督「要するに毎日飲んでました(笑)」
と、非常に危険な撮影に臨んでいたとは思えないような、和やかな雰囲気で撮影は進行したという。
最後に佐津川は、この作品と出会った頃を振り返った。
「私は、人生ってタイミングだなって思いながら生きています」
自分の人生について、大きく悩み、悲観的になっていた頃に出演のオファーを受けたのが昨年だった。そのお陰で、生きる気力を与えて貰った出会いに感謝をしたい。と涙ながらに語り、最後を締めくくった。
(取材/文 高坂雄貴 いと、まほろば)
『忍道-SHINOBIDO-』
公式サイト-予告編配信中-
http://www.shinobido-movie.com/
銀座シネパトス他全国順次公開中
配給:ジョリー・ロジャー
©2011 EDO WONDELAND Studio.
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