今年も各地で騒ぎを起こしている、ごく一部の新成人。荒れ模様の成人式。もはや、近年はそれすら毎年恒例行事といった塩梅。
人生“二回目”の成人式を迎える歳に、着々と近づきつつある筆者。自分の職場にもいる新成人とは、軽く一回り以上は年齢が離れていることになる。そんな“若い子”と何を話せばいいか‥‥。
たとえば休憩中に、偶然二人きりだけの状況となってしまった場合、沈黙が続かないよう、気まずくならない程度に会話をするには、いったいどんな話題(ネタ)を提供すればいいのか、判らない。
‥そういった事態に陥った先輩社会人も少なくないだろう。目上の人なら天気や時事ネタで無難に済むが、気候の変化にも関心がない、ニュースなど滅多に読まないといった“超”若者に対して、とっておきのネタがある。
それは、ジブリ!
老若男女、幅広い年齢層に知れ渡って、ジブリ作品が嫌いという人は‥経験上、ほとんど出くわしたことがない。万が一、特別好きでなくとも、大抵の人は一度や二度『天空の城ラピュタ』や『風の谷のナウシカ』くらいはテレビ等で目にしたはずである。
しかも、この手の話を展開すると、妙に“古臭く”ならないのがいい。もう20年以上も前の作品なのに。『パズー』や『ナウシカ』の固有名詞は、万国共通。彼らは、もはや全世界的な知名度を誇るといっていい…
マイ・ジブリ作品ナンバーワン、ラピュタの小説版。文字にして読むと、これがまたいいんだ!物語終盤「ゴンドアへ送っていってあげる」 パズーがそう云ってたよね。あのふたりの盛り上がり方からすると、今すぐにでもシータと結ばれそうな勢いだった。
‥けれども、しばらくは文通を続けて愛を育んでいたのだなぁ。まぁなんて健気!映画では描かれなかったエピソードが、最終章に記されている。
あなたも、そんな『ジブリトーク』ができれば、たとえ年齢の離れた若い子にも羨望の眼差しでみられて、大ウケ‥必至?新成人、新社会人相手にも、ぜひぜひお試しあれ—