【将棋】第1期叡王戦1回戦の熱い戦いが終了、ベスト8が出揃う

  by tmksStyle  Tags :  

将棋の第1期叡王戦(主催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人日本将棋連盟)において、本戦トーナメント1回戦全8局が10月17日から10月31日の日程で行なわれ、ベスト8に進出する棋士が出揃った。

2回戦であるベスト8の対戦を、ニコ生での放送が近い順に紹介していきたい。

11月4日(水)放送開始13:30~ 山崎隆之八段vs塚田泰明九段
放送リンク:http://live.nicovideo.jp/watch/lv240028910
山崎隆之八段は長らく「西の王子」と称され、未来を嘱望されていた棋士。しばらく遠ざかっていた棋戦優勝の高みに登れるだろうか。一方、塚田九段の最近の将棋は「攻めっ気100%」と言われていた頃を彷彿とさせる、キレのある内容。ここ最近の強さの秘密はかわいい娘なのではとファンの間で話題に。
解説は阿久津主税八段、聞き手は貞升南女流初段

11月7日(土)放送開始18:30~ 鈴木大介八段vs村山慈明七段
放送リンク:http://live.nicovideo.jp/watch/lv240229867
1回戦の対先崎八段戦で激しい終盤戦の熱戦を制し、鈴木大介八段には勝ち運がついてきている印象を受ける。一方の村山七段は1回戦で、ここまで8戦全勝と相性の良かった佐々木慎六段を無難に退けた。
解説は飯島栄治七段、聞き手は貞升南女流初段

11月11日(水)放送開始13:30~ 行方尚史八段vs佐々木勇気五段
放送リンク:http://live.nicovideo.jp/watch/lv240231475
行方八段は今年度の名人戦挑戦者として名を上げた、言うまでもない実力者。対する佐々木勇気五段は、藤井三段に抜かれるまで奨励会三段昇段最年少記録を持っていた、若手有望株の1人。しかしこれまでタイトルにからむような活躍は見せていない。彼が叡王になったとしても決しておかしくはない位置まで勝ち上がってきた。今回は強豪に胸を借りる形となるが結果はどうなるか。
解説は中村太地六段、聞き手は山口恵梨子女流初段

11月11日(水)放送開始18:30~ 郷田真隆九段vs阿部光瑠五段
放送リンク:http://live.nicovideo.jp/watch/lv240235080
郷田九段は実力者揃いの厳しい予選ブロックを勝ち抜け、1回戦でも若手の新鋭・豊島将之七段を降した。ここまで厳しい戦いを勝ち抜き、優勝候補本命と言われてもおかしくない戦いを続けている。1回戦で阿部光瑠五段は永世名人資格保持者である森内九段に対し、コンピュータにやられた作戦を逆を持って指し、ワンサイドゲームで倒している。再びジャイアントキリングが見られるか、注目したいところだ。
解説は広瀬章人八段、聞き手は山口恵梨子女流初段

なお、準決勝以降の開催日時は未定。

(※画像は将棋叡王戦特設サイト”http://www.eiou.jp/”より、ニコニコ生放送告知部分)

文春オンライン「第1期“書く将棋”新人王戦」観戦記者賞を受賞しました。

Twitter: tmksStyle