日本でも2009年頃から浸透してきた、ツイッター。そろそろ下火になってくるものかと思いきや、まだ根強い人気があるらしい。
驚いたのは、今年のドラフト候補にあがった選手たちのアカウントがチラホラ散見できたこと。しかも、実名で!人気商売だし、新たなファン獲得のための、プロ入りしてからならまだ分かるんだけど‥やっぱり時代なのだろうか。
でもこういった「金の卵」がどんな“つぶやき”をしているのかは、たしかに気になるところだ。プレイ中やインタビューされているときは、いやに大人びて見える高校球児も、中を覗けば友との交流をエンジョイする、ごくフツーの高校生だったりする。‥まあ当然といえば当然なんだけど、このギャップというか意外性は案外愉しい。
それに引きかえ、いわゆる一般の方々の“つぶやき”は、かなり退屈だ。
『渋谷なう』 ←だからどうした?
『酔っ払いが道でゲ○吐いてたww』 ←同上
『週末はダーリンとデートだーー (^^)/』 ←「‥‥」
Twitterとは、他人からみたらどうでもいいようなことを発信する場で本来あろうから、もちろん書き込みの仕方も各々自由。ただ、明らかに自分にとって有益とは思えない、ときに気分を害するような書き込みが目に入ってしまうのも、フォロー者の宿命である。‥非リア充に、Twitterはもっとも向いていないSNSと云えるのかもしれない。
かくいう私も“かつては”ヘビーユーザーだった一人である。現在が非リアだからって、同場から撤退したわけでは決してないが(苦笑)、震災時も人捜し等で一役買ってくれたツイッターが、実は結構、野球とも相性がよかったことに、あるとき気づいた。
それは何かというと、ツイッターが持つ「即時性」を活かして、現場からリアルタイムで試合経過を教えてくれたり、頼まれてもいないのに“実況”までやってくれる輩が、この世の中には存在している。プロ野球だけならヤフーの速報でも十分まかなえるのだが、普段私たちが触れる機会の少ないファームの試合であったり、高校野球の地方予選含めたアマチュア球界の情報を届けてくれるのが、非常に有難い。
「欲しい情報を今すぐに」 更新に時間を要するブログなどでは中々難しいので、逆にツイッターはうってつけのSNSとなろう。野球にかんしてだけでなく、これは全世界で行われているスポーツ全体にいえることだ。最近では筆者もテレビ中継が終わったあとのドラフト会議の行方を、ツイッターから見守った。
‥なんだか、けなしてるのか、褒めているのかよく分からない本末転倒な記事になってしまったが、いえるのは二つ。『野球好きなら悪い機能ではないんじゃないのー?』ってことと 『非リアは非リアだけをフォローしよう』ということ。未だSNSに不安がある諸兄諸姉でも、これさえ頭に入れておけば有意義なTwitterライフを満喫できる‥はず?