大阪を代表する餃子料理店で名物いくら丼を喰う!西天満「味奉行」

  by 中将タカノリ  Tags :  

JR大阪駅から南東に10分弱。

西天満の繁華街の一角に『味奉行』はある。

雑居ビルの入り口付近で「俺の餃子」というコピーと共に客を迎えるのは名物オーナー宇野山和夫氏の顔写真。

インパクトの塊だ。

主張が強いのはビル入り口だけではない。

エレベーターを3階で降りれば、眼前に広がる宇野山氏とデーモン小暮閣下、槇原敬之など各界著名人とのツーショット写真。

おまけに「頭が高い」と客を威圧する門……初めて訪れた人はただごとではない雰囲気に「ハッ」と息を呑むことだろう。

ここまで外観的なインパクトばかり書いてしまったが、味奉行はそこらへんの空虚なテーマ居酒屋とは一線を画した本格餃子料理店

1982年の創業以来、人気を集めてやまない一口サイズの『焼き餃子』をはじめ

『揚げ餃子』『冷やし餃子』『チーズ揚げ餃子』『豆腐餃子』『天ぷら餃子』『山芋餃子』『おろしポン酢餃子』『餃子鍋』『餃子雑炊』……

など餃子の可能性を追求したさまざまな独創的餃子料理を揃えているのだ。

フランス料理のスパイスを応用したという餡は香り高く上品な味わいで、パリッと焼き餃子にしてももちろん美味しいがさまざまな応用に耐えうる柔軟さを持っている。

どう料理されたものもハズレはないが、僕が特におススメしたい一品は『いくら丼』

ただご飯にイクラを乗せただけであろうはずがない。

イクラと餡をたっぷり盛り付け、そこにあっさりとしたダシがかけられた豪華かつ豪快な餃子丼なのである。

ワシワシとかき込めば口中に広がる優しいふんわりと小気味いいプチプチの快楽コラボ食感!

そしてその直後に第二波として襲い来る澄みきった味わいの多重奏。

餡がイクラのわずかに残った魚臭さを包み込み、旨みだけを引き出すことに成功しているのが決め手だろう。

半ばまで食べ進めた頃合いで餃子のタレをかけるのもワイルドな風味が加わり一興だ。

関西在住の方はもちろん、観光や仕事で大阪を訪れる方にはぜひ一度味わっていただきたい究極の珍味だ。

味奉行 本店
【電話番号】
06-6365-8421
【住所】
大阪市北区西天満6-9-2 RITYビル 3F
【営業時間】
平日・土曜 17:00~翌2:00
日曜・祝日 17:00~0:00
【公式サイト】
http://ajibugyo.com/index.html

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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