イチョウの木に銀杏が実る季節になりました。
イチョウには雄株、雌株があって、銀杏は雌株に実ります。
これから秋が深まっていくにつれて、黄色く熟し、やがて落下していきます。
落下した銀杏はうんこのような異臭を放ちます。
臭いの成分は酪酸とぺプタン酸という物質で、
人間の足の臭いの成分と同じものだとか。
実の中の種が食用とされ、
茶碗蒸しや焼き銀杏としてとてもおいしく食べられるのですが、
ギンコトキシンという、イチョウから生成される神経毒が含まれています。
食べ過ぎると、意識不明になったり痙攣が起きたりします。
特に小さい子供が銀杏を沢山食べ過ぎると危険だと言われているので注意が必要です。
9月4日に撮影したイチョウの木に実る銀杏。まだ硬いです。
昨年の10月中頃に撮影した地面に落下した銀杏。周囲にはうんこのような臭いが漂います。