鉄人99号

  by malulani99  Tags :  

お父ちゃんの口癖。済んだ事は言うな。できることを言え。
おやつに餡パン食べ出してから掻痒症で掻きむしり血だらけ。挙句に町の皮膚科医からきついステロイド何十本も処方され悪化。体中内出血で血だらけ。その都度外科処置せなあかんまでに。
その最中の90歳の時。お母ちゃんと買い物中、80歳のお母ちゃんが持病の膝関節症から転けて太腿骨折一月入院。真夏の盛りに転院先のリハビリ病院探し回って見つけてきて、毎朝6時起きで、95歳までお母ちゃんの車椅子押してMKタクシー通院。
その後、お母ちゃんがお腹に動脈瘤見つかり、開腹手術せなあかん、冠動脈閉塞症でステント挿入しなあかんてなった時も医者に繰り返し質問して山ほどメモる。見舞いの帰りに土砂降りで、その年にした白内障手術後足元ふらついてて駐車場車止めに躓いて顔面強打、便器に血反吐吐いても大したことないからて。
戦後職探しで進駐軍の求人募集面接で日系人の面接官に、英語勉強しながら仕事したいて言うたら、学校やないて断られたけど、ラジオ英会話で十分じゃて、負けん気日本一。
自分が病気になっても負けん気は健在。小脳梗塞で体起きられへんて言うて、寝言みたいな、せん妄。入院。いきなりオムツ。一晩中トイレ行かせてくれ言うても聞いてもらえず安定剤飲まされ、翌朝処置室で喉ゴロゴロ鳴って嚥下障害に。トロミ食が気色悪いて怒ると鼻チューブ挿入。チューブ抜かんように手足拘束。不当に嚥下不能と診断されても、しゃあないやねって。
喋りが悪いから、看護婦が応じてくれへんて落ち込んでも、中には肛門に指入れて便出してくれる子もいて、その時はよっしゃて威勢のいい返事で元気盛り返し。転院先できつい下剤で水みたいな便しか出なくなっても、看護婦が下剤の調節ようせん、お前から量減らせて言えと。オムツが小便でビショ濡れやのに換えてくれへんから、ベッドの柵越え、這ってでもナースステーションに言いに行き、二つめの転院先では看護婦が電灯消し忘れて、点滴針つけたままベッド柵超えて壁スイッチ消しに行き。転院する時や歯医者の診察で外出する時、リハビリはキャンセルで体力温存。唾液の飲み込みが悪く、ティッシュで拭き取る時、必ず予備の分まで一箱看護婦に用意させる用意周到さ。どんなにしんどい時でも前を見てる。
それに、おおきにていう言葉が自然に出る。看護婦が言葉を知らずに、はあと聞き直すと、ありがとうと言い直す几帳面さ。オムツ換えてもろたら、おおきに。痰をとってもろたら、おおきに。
鉄人は9月で100号に。自宅では歩く練習はトイレや風呂に入る時くらいやけど、痒いとこに塗り薬塗ったらおおきにて、僕が買い物で外出する時は、呼びつけて、車気つけよ、横断歩道渡れよ、青信号で渡れよと声をかける。
ビルマの戦死者の遺骨収集再開。叔父さんの遺骨戻ったら、30年前に書いた叔父さんの生涯記録完成せな。

登録翻訳者。日本ではニュースに流れない様々な英文記事を紹介したい。conyacのリシェアであくびの本当の理由を紹介。また、高齢者の父が嚥下障害、老人性掻痒症、母が冠動脈閉塞でステント挿入、肝動脈瘤切除、変形膝関節症から、医学関連の治療法なども英文記事から紹介したい。さらには、数年前、母方の叔母がアメリカに帰化がハワイで脳卒中で死去。ハワイの医療事情、インターネットで裁判記録まで分かるネット社会の実情を伝えたい。

ウェブサイト: あくびの出る本当の理由 https://conyac.cc/ja/my/translations/reshares/articles/2326