Facebookが、同社のSNSでのオンライン店舗を、再度、テストする。 2015年7月17日
By Deepa Seetharaman、WSJ
Facebookは、ユーザが、同社のSNSサイトで、直接、商品を購入できるようにする方法をテストしている。
Facebookは、中小規模の会社が、Facebookのページで、商品やサービスを販売できるようにする機能をテストしている。
この機能は、中小規模の会社が、FacebookのSNSサイトのページに、オンライン店舗を開店し、ユーザが、直接、商品やサービスを検索し、他のユーザのコメントや評価を参考にしながら、商品を購入できるようにする。
Facebookのスポークスマンは、同社のSNSサイトで、商品を直接販売する、小売業者の数が、2桁増加したという。
BuzzFeedによると、Facebookのテストは、F-commerceと呼ばれる、Facebookのページに、e-コマース環境を構築することを試みているという。
Alexaによると、FacebookのSNSサイトを訪問するユーザの数は、世界で2番目に多いという。
このため、小売業者は、一般的な商品を販売するのに、Facebookを、有利なポータル・サイトとして見ている。
Facebookは、小売業者の売上から、利ざやを得ていないが、同社のSNSサイトを訪問する、ユーザが多く、広告への到達度が高いので、より広告主を増やし、広告で売上を伸ばすだろう。
Facebookのオンライン店舗のテストは、e-コマースに、深く取り組んでいる、Google、Pinterest、および、Twitterと共に、Facebookの戦略に反映される。
オンライン小売業者、ZulilyとEverlaneは、FacebookのMessengerアプリを使用して、注文を追跡している。
多くのe-コマースの専門家は、Facebookに、「同社のSNSサイトで、広告から売上を上げることから、ユーザが、同社のSNSサイトで、買い物を行うことから、売上を上げることに、ビジネスをシフトするかどうか」を質問した。
Facebookに、オンライン店舗を開設している、小売業者の数は、明確にしていない。
Facebookは、以前、e-コマースへの取り組みのいくつかに、失敗している。
2011年4月に、GameStopは、Facebookに、ビデオ・ゲームを販売する、オンライン店舗を開設したが、利用するユーザが少なかったので、6ヶ月で、静かに、このオンライン店舗を閉鎖した。
2012年初めに、実施された、マーケティング会社、Bloombergの調査によると、Facebookのユーザは、e-コマースに馴染みがあるという。
Gap、J.C. Penney、および、Nordstromといった、他の小売業者も、Facebookに、オンライン店舗を開設したが、いつの間にか、閉鎖している。
以前、Facebookの試みは、Facebookのユーザが、同社のSNSサイトで、ショッピングすることに、馴染みがなかったので、オンライン店舗の取り組みに苦しんでいた。
過去4年間に、変化したことの1つは、Facebookが、モバイル・デバイスを、さらに重視していることである。
Cowen & Coのレポートによると、Facebookのユーザの1/3が、モバイル・デバイスで、時間を費やしているという。
Wall Street Journalによると、Facebookは、Facebookページに活力を与えるために、モバイル・ユーザを対象にしたビジネスにシフトしているという。
Wall Street Journalによると、Facebookのモバイル・ユーザが、さらに増加しているので、何社かの小売業者は、ニュース・フィード内に広告を出すことで、自分たちのFacebookページへのトラフィックを促すことができ、オンライン店舗に、ユーザを引き付けることができたので、Facebookのページに、正式にオンライン店舗を開設することを、再度、試みているという。