最近はあちこち食べ歩き、ラーメンもちょいちょい堪能している筆者ですが、あえて言おう!
「八王子ラーメンが一番落ち着く件の是非」
いや、豚骨醤油や魚介とのダブルスープとか、鶏白湯とか色々食べてるし、煮干し系の美味しい店もあるのですが。
なんか、一週まわって「八王子ラーメン」を食べると、落ち着くんですよねw
と、言う訳で一週まわった筆者が落ち着いた「八王子ラーメン」の新鋭『えびす丸』について語ってみましょう。
京王線 駅近くにある『えびす丸』
とにかく地ラーメンとして八王子市民に愛されている「八王子ラーメン」ですが、ちょいちょい不便な面もあります。
あまりに地元の人が押し寄せるので、さしてラーメンフリーク的な異邦人を欲していないのかもですが、ぶっちゃけ
「駐車場のある店が少ない」
みたいな印象です。まあラーメンの単価を考えると駐車場が無いのが当たり前って話ですが、コインパーキングも近くにない店もあるので、ちょいちょい不便です。
その点「京王線片倉駅」の近くにあり、駐車場もある『えびす丸』は便利です。
なかなか大きな駐車場を備えている「八王子ラーメン」の店は無いので、友達と車で行く時は『えびす丸』も必ず候補に挙がる勢いです。
研究熱心な店主が作る渾身の一杯!
『えびす丸』を新鋭の「八王子ラーメン」の店としましたが、言うほどに若い店ではありません。
ただ「八王子ラーメン」の場合「にわか地ラーメン」と違って歴史のある名店が多いので、この『えびす丸』でも若手になってしまうのです。
ちなみに店主は、あの「八王子ラーメン」の名店『吾衛門』で修行したそうで、これは期待せずにはいられない案件です。
『中華そば』を食す!
と、言う訳で筆者もお気に入りの『えびす丸』の『中華そば』を食します。
やはり「八王子ラーメン」と言えば、このビジュアルでしょうか?
長ネギではなく「タマネギの微塵切り」を使うのが特徴で、コレが無ければ「八王子ラーメン」とは呼べません。
店によっては刻み方を変えて食感に変化を加えたり、100%手切りで刻んでいる店もあるくらいの情熱があるのです。
今回もベーシックスタンダードを知る為に、あえて『中華そば』(550円)をチョイスしました。
あっさりスープが美味い!
「八王子ラーメン」の特徴としては、全体的にスープが「あっさり」しているのも特徴です。
特に「鶏ガラ」を使おうが「煮干し」を使おうが自由なのですが、全体的に見てシンプルで力強いスープが多いですね。
ここら辺は「八王子ラーメンの元祖」と呼ばれる『初富士』の味に衝撃を受け、それを目指した店が多いからかもですが、とにかくスープの旨い店が多いのも「八王子ラーメン」の特徴です。
『えびす丸』のスープも、やはり修行先の『吾衛門』に近いものがあり豚骨と合わせた「煮干し系の出汁」がキテる感じで、筆者的には好みの味です。
麺は細麺
なので、そのスープに合わせる麺も必然的に細くなってきます。『えびす丸』の麺も、細いながらもコシのある麺に仕上がっています。
ここら辺も多くのラーメン屋さんと、製麺所の努力によって生まれた「八王子ラーメン」ならではの特徴です。
お互いの店が高め合う環境によって育まれたと言っても過言ではなく、まず「八王子で不味いラーメン屋さん」に当たる事はありません。
ラーメン屋さんが集中する地域では、美味しくない店はすぐに淘汰されてしまうのです。
『えびす丸』 総評
今回も「八王子ラーメン」のレベルの高さを思い知った一杯でした。この『えびす丸』クラスの美味しいラーメンが、あちこちにあるのですから、八王子恐るべしです。
繊細なスープと細麺のバランス、まさに「中華そば」と呼ぶにふさわしいラーメンですが、いわゆる「昔懐かしい味」とはちょっと違うんですよね。
はっきり言って、昔はここまで美味しい「中華そば」は滅多にありませんでしたから。
八王子ラーメンの元祖と呼ばれる『初富士』のラーメンを目指し、多くの店が試行錯誤と努力を重ねた結果、今の「八王子ラーメン」があるのでしょう。
そのラーメン文化を支える『えびす丸』のラーメンに、今後も期待せずにはいられません。
それでは、みなさんも是非『えびす丸』に訪れてみて下さい。
『えびす丸』も人気のある店で、基本的には並ばないと食べられませんが、大きな駐車場があるので車で訪れる人にはオススメの「八王子ラーメン」の店ですよ。
『えびす丸』
東京都八王子市 片倉町2348
営業時間 11:30~16:00
定休日:日曜日