私が経験したブラック企業 その一

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関東のほうは真夏日が続いているようですね。
みなさん水分と塩分に気を付けてください。
黒です。

今までの投稿でもチラチラ書いてはいましたが、
筆者は「ブラック企業ウォーカー」を自称しておりまして、
社会に出てから数年しか経っていませんが、
勤める会社、ほとんどがブラック企業でした。
親にも親戚にも「仕事が続かないのはお前が悪いんだ、根性が足りない」
と言われて来ました。
そこで、筆者がこれまで経験したブラック企業を紹介したいと思います。

今回は栄えある1回目。
私が初めて遭遇したブラック企業をご紹介いたします。

ブラック企業とは

『ブラック企業』については、いろいろ言われていますよね。
最近では『ブラックバイト』なんて言葉まで出てきて、「何が起きてるんだ日本」状態ですかね。
いや、もしかしたら労働環境にホスピタリティを求めること自体が幻想なのかも…。

厚労省がまとめてないかと思って、
「ブラック企業 定義」で検索エンジンで検索したり
厚労省のホームページを見たんですが
定義ってどこに載ってるんですかね…
私には見つけられなかった…

まぁだいたいは
・残業代が出ない
・社会保険、厚生年金がつかない
・いつまでたっても正社員になれない
・求人と条件が違う
とかその辺でしょうかね。

では、ここで筆者が経験したブラック企業の事例を紹介したいと思います。

ブラック企業事例

【基本情報】
本店所在地:北海道札幌
業種:イベント・広告
社員数:2人
求人発見場所:ハローワーク
働いた期間:2012年12月~2013年3月

面接、採用

経営者は女性で、パソコンを使って図面をひいたりデザインをする人が一人、
事務の人が一人、たまに来る経理担当の方がいる規模の会社でした。
求人の内容には
「正社員、基本給月15万円、残業代、交通費無し、10時~19時」
と記載されていました。
交通費支給しないっていう時点でおかしいんですけどね。

前任の事務の女性が辞めるということで後任を探していたわけです。
書類を送って、面接したときに言われたのが以下のセリフです。

「あなたがうちの会社に合うかどうか見極めさせていただきますから、
アルバイトから始めてください。最初は最低賃金の時給からです。」

当時、自分のやりたいことさえできれば、お金なんて最低限あればいいやと
思っていた筆者は、アイドルがオーディションで自分をアピールするがごとく
最低賃金719円(当時)でアルバイトを始めたわけです。

業務

労働時間は10時からと書いてありましたが、
掃除をするために9時半には来るようにお達しがあり、
真面目な筆者は毎日9時半に出勤して掃除をしていました。

また、終業時間は19時と書いてありましたが、19時に終わることは稀で
ほとんどが20時~21時、イベント期間中や準備のときには
一日の労働時間が12時間~13時間になることは当たり前でした。

賃金

「残業代無し」なので、明朗会計、もちろん
一日8時間分、719円×8時間=5,752円で働いていました。
それでも文句も言わず、「はいはい」言うこと聞いてたあの頃が懐かしい。
そして交通費の支給も無しなので考えると恐ろしいですね。

前任の女性は猛プッシュで社会保険等つけてもらっていましたが、
デザインをやっていた方は優しい性格の方で、そういった保険等もつけてもらってませんでした。
私に至っては雇用保険にも入ってもらってなかった。

まとめ

北海道の企業は大変です。
会社を存続するだけでいっぱいいっぱいです。
従業員の保険料とか払ってられるほどお金なんてないんです。
だから、社会保険厚生年金をつけてもらえなくてもしょうがない。
とあきらめていました。

でも一番傷ついたのは
・経営者が私の名前を覚えない、もちろん呼ばない
・経理担当者が私の存在を忘れてて、給料を準備してこない
働いてる人3人しかいないのにね。
これじゃあ続けられないですよ。

こうなってくると「良い企業」ってなんなのかなと思います。
自分に合ってれば保険なんか付けてもらえなくても続けられるんですよね。
ちなみに、デザインの方は未だにそこで働いています。
私が入った時点でアルバイトから始めて6年目とおっしゃってました。

もしかしたら「合う、合わない」というのが一番ネックなのかもしれないな、
と最近は思うわけです。
そして、この企業から筆者のブラック企業ウォーカー人生が始まったのでした。

続く(たぶん)

【写真】厚労省HPスクリーンショト 20150528取得 (http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/chingin/minimum/minimum-01.html)

『金なし 職なし 男なし』三十路界のヘレン・ケラー 辛いことも笑いに昇華し、いつの日か親に家を買う日を夢見て日々奮闘いたします。 【日々是白目】 北海道/アラサー/白目/肉/バンド/中国語/英語/韓国語/ダイエット/美肌/美白/美脚/歴史/考古学/建築/お笑い/スイーツ/Wワークなど

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