圧倒的な唐揚げタワー『でか盛り唐揚げ丼』を食す! @立川『ひなたかなた』

みなさんは「鶏の唐揚げ」は好きでしょうか? 筆者は大好きです。
あのサクサクの衣を纏った肉汁溢れる「鶏の唐揚げ」に、かぶりつく喜びは他のモノでは満たせません。まさに唯一無二の至高のメニューと言えます。

そんな「鶏の唐揚げ」をガッツリ食べられるランチが、東京都の立川にあると言う噂… 確かめない訳にはまいりません。

と、言う訳で「鶏の唐揚げ」を食べる為に体調を整え、筆者は立川駅に降り立ったのです。

実は普通に居酒屋さんの『ひなたかなた』

「檄盛り激安ランチ」でメディアにも、ちょいちょい紹介される立川の『ひなたかなた』ですが、実は居酒屋さんだったりします。

正直、筆者の偏見で根拠も何もないのですが、居酒屋さんのランチと言うと失礼ながら

「片手間でやってんじゃね?」

みたいな先入観がありました。まあ、どうせ仕込みで店にいるし、んじゃチョイチョイでやってチョイチョイ利益の足しになれば御の字であると。

しかし!

そんな片手間仕事でやってるランチとは次元が違うのが、この『ひなたかなた』のランチなのです。

とりあえず行けば分かるのですが、基本的に行列です。しかも3階にある店舗までの階段をずらっと並ぶ勢いです。

休日のランチタイムだと「20人待ち」もザラであると言っておきましょう。

これほどの行列が出来る店は、何かしら多くの人を惹き付ける魅力があるものです。適当にやってるランチでは、ここまでの行列になりません。

その『ひなたかなた』の魅力を伝えるのが、筆者の使命と言う訳です。

ちなみにランチと1mmも関係ありませんが、階段はこんな感じです。とりあえず「1980年代推し」みたいな雰囲気は伝わります。

『ひなたかなた』のランチはどれもイケてるらしい

とりあえず例によって例のごとく、ネットでちょいと検索してから店に訪れる筆者ですが

「ランチはどれも700円で超お得!」

みたいな評価が大半を占める事が判明しました。確かにメニューを見ると独創的な『石焼き海鮮丼』や『サーモンいくらとろろ丼』みたいな、そそられるメニューがあります。

しかし、今回は『ひなたかなた』で一番出ていると言うランチメニューの

『でか盛り唐揚げ丼』(700円)

をチョイスしてみました。やはり店で一番人気があるメニューを伝えるのが記事としてベストって理由もありますが、ぶっちゃけ

「鶏の唐揚げが超好きだから」

と言う筆者の嗜好を優先したに過ぎない可能性は否めません。まあ、お金を払って自腹で食べるのは筆者なので、そこは筆者の自由を尊重する方向でお願いします。

ちなみに『ひなたかなた』のランチは「大盛り無料」なので、イケる人は大盛りにしておいて損はありません。

さらに裏メニューで大盛りの上もあるらしいのですが、あくまでも裏メニューですし、普通の人には無理なのでプロ以外の方にはオススメ出来ません。

一般人は大盛りを「無理なく美味しく頂く」のが良いかと存じます。

『でか盛り唐揚げ丼』は2種類のタレが選べる

そして『でか盛り唐揚げ丼』は2種類のソースが選べます。ソースと言うよりはタレですかね?

選べるのは「おろしポン酢」か「マヨネーズ」の2択で御座います。

筆者的には「マヨネーズ」に惹かれるモノがあるのですが、とりあえず油対策として「おろしポン酢」をチョイスしました。

言うまでもなく「鶏の唐揚げ」は油と鶏肉の旨さが表裏一体となった諸刃の剣… ここは用心深く行動するのが、紳士の嗜みでしょう。

常に最悪の事態を想定して、先手を打つのが「デカ盛り界」の常識なのです。

壮絶な量の「鶏の唐揚げ」を揚げまくっている件

そしてオーダーを通したら目を瞑って静かに、その時を待ちます…

と、言いたい所ですが、とりあえず特等席のカウンターに座ったので、せっかくですから「鶏の唐揚げ」を揚げる様子を見ておきましょう。

っていうか、とりあえず量が半端ねぇっすw

片側10リッターくらいの2槽式フライヤーで、並々と油を入れて大量の「鶏の唐揚げ」を揚げまくってます。

ワンセットで1キロは投入しているような…

ある程度揚げたら、となりの槽に入れて、空いた側にすかさず追加の鶏肉を投入。もの凄い勢いで「鶏の唐揚げ」を量産しまくりまくっています。

確かに、オーダーの8割は『でか盛り唐揚げ丼』なので、このくらいのペースでガンガン揚げていかないと、追っつかないとは思いますが、ちょっとフライヤーの人を酷使し過ぎな感は否めません。

もっとも、このギネス記録に挑む勢いで「鶏の唐揚げ」を揚げるのは素人には、まず不可能でしょう。

その女性の両腕に刻まれた火傷の跡を見ると、もはや職人を通り越して「神」の領域に達していると、筆者は確信しました。

この「唐揚げ職人」のゴッドハンドで揚げられる「鶏の唐揚げ」が不味い訳がありません。

ちなみに『ひなたかなた』の「鶏の唐揚げ」には片栗粉が使われています。なのでサクサクと軽い衣、すなわち

「竜田揚げ的な何か」

となり、沢山あっても最後まで美味しく食べられるのかもしれません。この「鶏の唐揚げ」には期待出来ますね。

職人の技を見ながらジョッキで水を飲みます。『ひなたかなた』の「お冷や」は中ジョッキで出てくるのが良いですね。
もっとも、あまり飲み過ぎると戦闘力に影響するので、ここは喉を湿らす程度で我慢です。

『でか盛り唐揚げ丼』(大盛り)を食す!!

そして筆者の元に憧れの『でか盛り唐揚げ丼』が運ばれて来ました。すでにネットで色々と見ているので、さしてインパクトは感じられないであろうと思っていたのですが

「どんだけ積んでんだよ!」

ってくらいの軽い突っ込みが入る勢いの盛りっぷりです。

そもそもが「鶏の唐揚げ」って上方向に伸びるって滅多にないのですが、改めて積まれた「鶏の唐揚げ」を見ると

「おろしポン酢で正解かもしれんね…」

みたいな弱気な自分を再発見する次第です。前日から体調を整え朝も抜いたので、どうと言う事はないのですが、さすがに油には耐性のある筆者も、これにマヨネーズはちょいキツい予感です…

最初に取り皿に「鶏の唐揚げ」を何個か移動させて、御飯を食べられる状態にしてみましょう。

と、言ってはみたものの、あまりに唐揚げが多いので御飯はほとんど見えませんw とりあえず御飯は丼のフチまで入っている模様…

「8個の鶏の唐揚げを肉眼で確認!」

目視で現状を確認したので状況開始です! 全体的なボリュームとしては筆者の許容範囲の70%と見たので、あとは御飯とのバランスを考慮して食べ進むのみであります!

ボリュームだけじゃなく味も一級品である

すでにアリーナ席から一連の作業、もとい職人の技を見ているので味の方は言うまでもないのですが、あえて言おう!

「鶏の唐揚げ超絶ウメー!!!」

と。

鶏肉はタレに漬け込まれて、しっかりとした下味が付いているので、最初は付属のタレなしで食べて頂きたいですね。

女神が揚げた「鶏の唐揚げ」は衣も軽く、絶妙な揚げ加減に仕上げられています。片栗粉を使った「鶏の唐揚げ」としては満点の評価で良いと思われます。

これ以上、何を足す必要もないし引く必要もないですね。

人によっては、ちょっと御飯のおかずにしては「やや薄味」と言う説もありますが、そこは付属の「おろしポン酢」や「マヨネーズ」を使った時に、ビシっと決まる味付けって方向なのかと思われます。

衣が片栗粉で油の吸収が少ないのと、朝イチってか開店直後なので油も新品、さらに卓越した技術で揚げられているので、さして油がキツくなる事はありませんでした。

ネットで見た限りだと「これは油がキツいかな~」みたいな焦りもありましたが、実際に食べると軽い衣のおかげで揚げ物としては余裕でした。

そして、半分ほど食べ進んだら「おろしポン酢」に切り替えます。

いや~

とりあえず「おろしポン酢」を考えた人は偉大ですわw

どうしても油と鶏の脂の連続で、後半は味が単調に感じてしまいがちな「鶏の唐揚げ」ですが、アイテムの「おろしポン酢」を使う事で味に変化がもたらされます。

あとは「お吸い物」と言うかスープ的な何かで、ちょいちょい休憩しながら食べていれば、これだけ大量の「鶏の唐揚げ」でも最後まで美味しく頂けます。

最後はサラダを食べて終了です。このソースも梅っぽいような酸っぱい系のドレッシングなので癒されます。

さらにジョッキで飲む水… 水がこんなに美味しく感じるって、どんだけですかと。

『でか盛り唐揚げ丼』 総評

正直、総評も何もありません。100点満点のランチです。

はい。

とにかく味、ボリューム、価格の3点どれもが最高ですね。この『でか盛り唐揚げ丼』なら誰もが並んででも食べたくなるのは当たり前です。

最初は大量の「鶏の唐揚げ」を見て、コレは結構大変かもと思ったのですが、食べてみると超絶美味い事が発覚。

苦しいと言うよりは、逆に美味しい「鶏の唐揚げ」を沢山食べられる幸せみたいに思えてきました。

あまり褒めちぎると嘘臭いので、あれ?って思った部分も書き出しておきましょう。

「言うほど、大根おろしが入ってないよね?」

「おろしポン酢」と言うものの、さして「おろされて無い感」がヒシヒシと伝わってきた次第です。

忙しいので、たまたまタレを振らないで皿に注いじゃったのが筆者の元に運ばれただけかもですが、もっと「大根おろし感」があると、さらに幸せになれると思います。

まあ、比較的どうでも良い事ですけどねw

とりあえず「美味しい鶏の唐揚げをガッツリ食べる丼」としての地位は揺らぎません。

あと店内には筆者のようなボッチエリートの他に、結構な割合でカップルや家族連れが多いのも特徴ですね。

大盛り系のメニューに特化しているようですが、割とライトな『サーモンいくらとろろ丼』みたいなメニューや、女子ウケしそうな『牛つくねのロコモコ丼』などもあるのが『ひなたかなた』の人気の秘訣かもしれません。

ちなみに『ひなたかなた』にはチャレンジメニューがあります。コチラの『唐揚げ丼 特盛』で御座います。いや、コレはすでに筆者レベルでは100%太刀打ち出来ないので、今回は軽くスルーしてみました。

恐らく、唐揚げだけならやっつけられると思うのですが、ライス1500グラムがキツいですね。そのライスの量だけで筆者のキャパは埋まってしまう可能性大です。

しかもフードファイターとしては致命的な「猫舌」なので、アツアツの唐揚げを30分で食べるのは無理で御座います。

そんな訳で筆者もイチオシの『ひなたかなた』に訪れて、是非とも『でか盛り唐揚げ丼』を食べてみて下さい。本当に美味しい「鶏の唐揚げ」を味わう事が出来るはずです。

ひなたかなた

住所   東京都立川市 曙町2-12-15 立川金水ビル 3F

営業時間 月~土 11:30~14:30 18:00~26:00
     日   11:30~14:30 18:00~22:00

年中無休

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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