2019年12月22日開催の有馬記念を占ってみた!

  by nikolaschka  Tags :  

いよいよ令和元年、2019年も締めくくり。
年末の一大イベントと言えば何でしょうか? クリスマス? 大みそか? いやいや、それよりも有馬記念でしょう!
12月22日(日)中山競馬場 第11レース。泣いても笑っても、これが今年最後の大一番(ホープフルステークスもありますが!)。
木曜日には枠順の抽選発表会が行われ、できれば外枠を引きたくない関係者の皆さまの悲喜こもごもの様子を見ることができました。
赤いネクタイを締めたジョッキーが3枠(赤)を引き、ピンクのネクタイを締めた馬主さんが8枠(ピンク)を引いていたので、来年は関係者の皆さん、ネクタイの色に注意するようになるかもしれませんね。

さて、今年はG1馬が11頭、外国人ジョッキーが(JRA所属も含めて)5名と豪華多彩な顔触れとなりました。
同様に豪華メンバーとなった先日の天皇賞・秋では、占い結果により人気のサートゥルナーリアを切って見事に馬券を的中させたワタクシ、ニコラシカが有馬記念を占った結果をお届けいたします。
予想の参考にしてみてはいかがでしょうか?

1枠1番:スカーレットカラー(岩田 康誠騎手)
スカーレットカラーのカードは『恋人』。
パールステークス以降、続けてのコンビとなった岩田騎手との息がピタリと合い、好走することが見込まれます。前走のエリザベス女王杯では7着と振るわなかったスカーレットカラーですが、最内枠を見事に引き当てた岩田騎手の手綱で怖い存在となりそうです。
時事ネタが反映されることもままあるG1レース、朝の連続テレビ小説は、そういえば『スカーレット』でしたね……。

1枠2番:スワーヴリチャード(O.マーフィー騎手)
スワーヴリチャードのカードは『運命の輪』。
好調期の到来を告げる『運命の輪』の正位置。前走ジャパンカップで見事1着を取ったときと同じ、O.マーフィー騎手の騎乗も馬の調子も上々に噛み合い、素晴らしい結果を残してくれるのではないでしょうか。
赤と白の勝負服は、今年大いに盛り上がったラグビー日本代表のユニフォームを思い起こさせますし、本命は打てなくても押さえておいて損はない一頭じゃないかと思います。

2枠3番:エタリオウ(横山 典弘騎手)
エタリオウのカードは『隠者』の逆位置。
隠者は内なる者の声を表すカードです。ランタンで足元を照らす老人には慎重さがうかがえます。それが逆位置として出ているということは、内面的弱さや浅はかさが表面化してしまうことを意味しています。
幾度となく人気上位でありながらG1ではまだ勝ちをもぎ取れていないエタリオウの弱さは、ベテラン横山(典)騎手でもカバーしきれないのかもしれません。

2枠4番:スティッフェリオ(丸山 元気騎手)
スティッフェリオのカードは『戦車』の逆位置。
抽選会後の予想トークでは、元騎手の細江純子さんがイチオシに挙げていらしたスティッフェリオですが、カードを見る限り推せる感じではなさそうです。この『戦車』というカードは御者と二頭の馬の呼吸が合ってこそ真価を発揮できるのですが、逆位置で出ていることから折り合い面での不安がありそうです。
ただ、スティッフェリオが気性面で難ありという話は聞いたことがないような気もしますが、どうなんでしょうね……。

3枠5番:フィエールマン(池添 謙一騎手)
フィエールマンのカードは『正義』。
テン乗りとはいえ鞍上は何といっても有馬記念最多勝利数を誇るグランプリ男、池添騎手ですから、個人的には是非とも買いたい一頭なのですが『正義』のカードというところがちょっと気になるところ。
このカードは文字どおりの正義も意味するのですが、正当や均衡、義務なども意味します。よって馬場が重になった場合、つまり正当な、良好な状態ではなかった場合、思うとおりの競馬ができない可能性が高そうです。
また凱旋門賞で大敗した後、というのも、正当から逸脱し均衡を崩してしまう要因にならないか心配です。

3枠6番:リスグラシュー(D.レーン騎手)
リスグラシューのカードは『法王』。
アーモンドアイと並んでわたしのイチオシ、リスグラシュー。これがラストランとなるわけですが、出たカードは『法王』。保守的な意味を持つこのカードが出たことで、ひょっとして繁殖入りするから守りに入った競馬をしてしまうのでは……という懸念が。
ですが、導きを示すカードでもありますから、騎手次第ともいえます。レーン騎手の手綱さばきが冴えれば全く問題はないでしょう。

4枠7番:ワールドプレミア(武 豊騎手)
ワールドプレミアのカードは『女帝』。
菊花賞馬です。しかも手綱をとるのはデビューからずっとあの武豊騎手。何となく買いたくなる要素満載ですが、カードから見ると一着になるかどうかは微妙じゃないかと思うのです。というのも『女帝』のカードは決して悪いカードではありませんが、受け身や安定性を示すカードなのです。このメンバーでグイグイと勝ちに食い込んでいくかと言われると、疑問を感じてしまいます。

4枠8番:レイデオロ(三浦 皇成騎手)
レイデオロのカードは『悪魔』の逆位置。
このところ成績がパッとしないとはいえ黄金のダービー馬ですよ! このまま沈んでいいわけがない! というわけで出たカードは『悪魔』の逆位置でした。
『悪魔』というカード自体は誘惑や束縛を意味することが多く、正位置で出たらまたも残念な結果を想起させるところでしたが、逆位置で出たので一発逆転の再起があるかもしれません。何といっても『悪魔』逆位置が意味するのは克服や立ち直り、新たなスタートです。
とはいえこのところの不振を克服しても、この好メンバーで勝つのは難しいのではないかと思いますが、好走は期待できそうです。

5枠9番:アーモンドアイ(C.ルメール騎手)
アーモンドアイのカードは『力』。
はい、勝つね。勝ったね。
ファン投票第一位の、ひょっとしたら現状世界でいちばん強い馬に対して、これだけでは手抜きもいいところなので『力』というカードについて説明すると、精神力、自己抑制、そして不屈、そこから得た勝利なんて意味もあります。
中山2500は初めてではありますが、陣営のコメントを見てもアーモンドアイに不安要素はなさそうですし、むしろ「どんな勝ち方をしてくれるのか」が今から楽しみです。

5枠10番:サートゥルナーリア(C.スミヨン騎手)
サートゥルナーリアのカードは『月』の逆位置。
さて、サートゥルナーリア、6着に敗れた天皇賞・秋も4着に敗れたダービーも、共に左回りの東京競馬場でした。今度の舞台は右回りの中山。過去にホープフルや皐月賞で勝っていて相性も抜群。となれば期待は高くなろうものです。
そして『月』のカードは、事態が好転する兆しを表すカード。徐々に、という意味合いも持つカードなので、後半で加速し良い結果を残してくれるかもしれません。

6枠11番:キセキ(R.ムーア騎手)
キセキのカードは『魔術師』。
すごいですね、キセキのカードが魔術師、っていうこの言葉並び。これで鞍上がマジック・モレイラだったら笑っちゃうところなんですが。
しかし世界のトップジョッキー、ライアン・ムーア騎手ですよ! キセキ、ひょっとして奇跡起こしちゃうんじゃないの? と期待したくなります。
『魔術師』のカードは創造性と適応性。ムーア騎手の手によってレースの展開が創造され、馬場・コース状態に合わせた競馬ができるのではないでしょうか。
押さえておきたい一頭です。

6枠12番:クロコスミア(藤岡 佑介騎手)
クロコスミアのカードは『世界』の逆位置。
レース後、こんなはずじゃなかった……なんて声が聴こえてきそうなカードが出てしまいました。思うように運ばず、不満足、不完全燃焼な結果に終わってしまうかもしれません。今回がラストランになるクロコスミア、惜しいレースが多かった彼女、できれば思う存分やりきった引退レースにしてほしいものです。

7枠13番:アルアイン(松山 弘平騎手)
アルアインのカードは『愚者』の逆位置。
抽選会では池江泰寿調教師が懸命に「好きな番号です!」とフォローしていましたが、淡々とした松山騎手との温度差に思わず笑ってしまいました。
さて、アルアインの『愚者』逆位置。『愚者』のカードは冒険心や型にはまらない個性などが良いとされるのですが、それが逆に出てしまうと、不注意や無秩序、無規律、熱意が続かないといった悪い面が目立つ傾向にあります。今回が引退となるレースなので、馬券にからまなくとも好きに走るという意味合いなのかもしれません。

7枠14番:ヴェロックス(川田 将雅騎手)
ヴェロックスのカードは『太陽』。
今年はディープインパクトが逝き、キングカメハメハが逝き……競走馬界隈では「巨星墜つ」といった感じの一年になりました。そんな偉大な二頭の種牡馬といえば、金子真人オーナーです。金子真人ホールディングスからの今年の有馬の出走馬、ヴェロックスのカードは『太陽』でした。巨星が燦々と輝いているカードですね。
『太陽』は状態が非常に良好であることを示すカードです。曇りなくまっすぐな心を意味するカードでもあるので、ヴェロックスもそんな走りを見せてくれそうです。

8枠15番:アエロリット(津村 明秀騎手)
アエロリットのカードは『星』。
『星』は希望、前向きな努力、天命などを表すカードです。
オッズがどうなるかは分かりませんが、外枠で穴を開けるとしたら、ひょっとしたらこの馬かもしれません。もしくは、レースのペースを乱して思わぬ展開を呼びよせる、そんな一頭になるかもしれません。正直、アエロリットにこのカードが出たのは怖いな……と思ってしまいました。

8枠16番:シュヴァルグラン(福永 祐一騎手)
シュヴァルグランのカードは『吊るされた男』逆位置。
さて、最後の一頭です。こちらも、今回の有馬記念がラストランとなる一頭ですね。
『吊るされた男』が逆位置で出たことから、我慢がきかないレース運びとなってしまうのかな、と思いましたが、別の見方をしてみると、ここを引退としたことそのものが「判断の誤り」を意味しているのかもしれません。
『吊るされた男』は的外れな努力を示すこともあります。もしかしたら、もうすこし早めに幕を引いても良かったのでは、ここまで引っ張ったのは的外れだったのでは、なんて読み方もできますね。

以上、有馬記念出走16頭を占ってみた結果でした!
わたしはアーモンドアイを本命に、リスグラシューとの馬券を厚めに買うつもりですが、果たしてどうなることでしょう?

占い師です。甘いものと銅像を求めて主に都内をフラフラしています。ミステリ小説や漫画やアニメやゲームや特撮が好きです。競馬が好きです。犬派か猫派か聞かれたらどっちも派です。 占いのご用は、TwitterのDMでご連絡ください。

Twitter: nikolaschka0815