火種から炎上して、ついには飛び火!? まだ先があった「しょうもない」事件ェ…。

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問題発言、なんて昔は政治家くらいしか大問題になりませんでしたが、ネット社会が定着した最近では一般人でも大事になり、警察が動くところまで発展するなんてケースも珍しくありませんね。

これが芸能人やスポーツ選手などの有名人であれば、ちょっとした発言もその人の人格まで疑われるような大スキャンダルになってしまう、なんて事も…。芸能人などの人気商売であれば仕事が激減したり、スポーツ選手などメンタル面が重要な人であれば競技へも多大な影響を受けるなど、たった一言でその後の人生が大きく変わってしまうほどの破壊力が有り、軽い発言の代償は小さくはありません。

先日も声優でシンガーソングライターの桃井はるこさんに対し、「音楽家の菊地創さん」が問題発言をして多くのネットニュースの誌面で話題になりました。

これがいわば「火種」の様な物だとしたら、当然Twitter上は「炎上」。8月24日のTwitter上の事件で、27日に「音楽家の菊地創さん」が桃井さんに対し謝罪、桃井はるこさんも「いろいろ思うところがありまして(桃井さんのTwitterより引用)」Twitterはしばらくお休みするとの事でひとまず「火災」は沈静化に向かうかに見えました。

ところが思わぬ所に問題は「飛び火」。「火元」である「音楽家の菊地創さん」自身には今後 仕事への影響も出てくるかも知れませんが、「火の粉」が飛んだのはそんな近場ではなく、「役者で作家の菊地創さん」にだったのです。

「音楽家の菊地創さん」とは全くの別人の「役者で作家の菊地創さん」。「bpm」という演劇ユニットに所属する役者さんであり、「4STRIKE」という舞台では脚本家として参加している人物です。同姓同名で読み方も一緒、「きくち」の「ち」も地面の「地」、名前の「創」も「はじめ」と読むなど、偶然の一致が重なり「役者で作家の菊地創さん」のTwitterなどには関係者やファンから心配の声が数多く届いている様子。何も知らない人であれば「あんな発言を平気でするような人の舞台なんて見ない!」などと思われるかもしれません。いわゆる風評被害、というヤツです。

さらに「飛び火」は止まりません。「音楽家の菊地創さん」の問題をBlog等で記事にしようとする一般の方が、「菊地創さん」の写真を掲載しようと「役者で作家の菊地創さん」の写真を使ってしまったのです。恐らく「菊地創」での検索結果で表示された写真を何の疑いもなく使用したと思われる行為だと思われます。

当然ながら無断使用で、著作権侵害かつ肖像権侵害、さらには「役者で作家の菊地創さん」の名誉毀損、といった重大な法律違反を犯しており、この問題発言事件は無関係の「役者で作家の菊地創さん」という被害者の他に、「正義の拳を振り上げた加害者」まで作ってしまった、という顛末。

直撃弾を受けられた桃井はるこさんはもちろん、思わぬ所から被害にあわれた「役者で作家の菊地創さん」、せめて風評被害などにあわずに舞台が成功されれば、と願っております。

 

※画像はunit3が撮影、加工したものです。

音楽、デザイン、写真、舞台、映像を中心に活動。バイクやゲームなども興味深々です

Twitter: unit3_G