トラクターがカッコいい。まるで、スーパーカー並み

  by mayfly  Tags :  

毎年2、3月は農閑期になるせいで、各地で農業機械の展示会が開かれる。

覗いてみると、実用一点張りの農業機械が実にカッコいい。
特にトラクターだ。展示会でまさに花の存在。

精悍な面構えのトラクター

鮮やかなスカーレットやら、オレンジ、スカイブルーやモスグリーンと、あでやかな色合いを競う。オールブラックの渋めトラクターも存在を主張する。

面構えがいい。
ロングノーズの先には、つり目の二つ目ライト、愛嬌がある四つ目から八つ目ライトまで、それぞれに表情がある。

トラクターの個性的なノーズ

黒い色合いが渋い

大型のトラクターとなると、価格は軽く1000万円を超える。
運転席に暖冷房はもちろん、ハイファイのオーディオ、GPSなどの装備が付く。
ドイツ・フェント社製トラクターは「トラクターのベンツ」と呼ばれ、最低でも2000万円以上。最上位機種は8000cc、6気筒から300馬力以上のパワーを発揮する。価格にして3000万円以上になる。

もちろん、日本の農家すべてに大型トラクターがあるわけではなく、それなりの大規模耕作面積を持つ農家に限られる。群馬県赤城高原、嬬恋村や、長野県川上村の高原野菜農家、北海道十勝地方の大規模農場などで使われる。
これらの地域は、特徴ある農作物に特化した農業が好調で、農地も大規模に集約して成功している。

外車、国産とトラクターメーカーが展示会でケンを競う

農機具のスタイルについて、メーカーの話だと「10年前までは実用一点張りのデザインでしたが、最近は農家の後継者対策で若い人が好むようなスタイル、カラーリングが増えてます」との傾向という。

農家の後継者対策に若い人を惹きつけるため、農機具のデザインが一役買っているようだ。

スポーツ新聞で、記者、デスク、部長を17年。 高校野球、サッカーJリーグ、スキー・ジャンプ、アルペンなど冬季種目も担当。

Twitter: @mayfly878238