簡単段ボール燻製器を作ってみました

  by mayfly  Tags :  

出来上がった段ボール燻製器

NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の影響なのか、ウイスキーの売り上げが伸びているそうです。

ウイスキーのおつまみには、燻製が合いますね。
自分で簡単に燻製が作れる、燻製器製作にチャレンジしました。

材料は100円ショップで揃います。

材料は100円ショップで揃えられます。
キッチン用の金属でできた棚2段分と、段ボールをくくりつける針金、ガムテープに、燻製チップを載せる小さなフライパン、金網です。

この棚はちょうど七輪が入る大きさでラッキーでした。
段ボールはスーパーなどから調達できます。棚の大きさに近い、細長い段ボールが使いやすいようです。

材料が揃ったら、棚を組み立てます。
その後、上段の上に空間を確保して、段ボールを棚に装着していきます。
大きさが合わなくても、切り貼りしてガムテープでベタベタくっつけていきましょう。

形は気にせず、段ボールをべたべた貼っていきます。

燻製器内部が密封されていると、煙が流れないのでうまく燻製ができません。適度な隙間があったほうがうまくいぶされるので、出来上がりの形を気にせず段ボールを整形していきます。

前部分の扉は、7、8センチほど重なるように作ります。扉の開け閉めは、針金を片方の扉に引っ掛けるようにすると簡単です。

扉の上の部分と天井の隙間が大きすぎると、煙が多く逃げてしまうので、天井の内側に10センチ程度の仕切り板を貼り付けます。

前の扉はダンボールを重ねるようにします。

棚を下まで段ボールで囲ったら完成です。空気が下から入って、煙とともに上に逃げるようにするため、下部も密封にこだわることはありません。

熱源は今回、七輪を用意しました。冬に屋外で使うため、温度が上がるように七輪にしました。
ただし、炭がガンガン炎を上げて燃焼するようだと、燻製チップが燃えてしまいます。火を起こして全体的に真っ赤になって、炎が落ち着いたあたりがちょうどいい火加減になります。
手に入れば、電熱ヒーターのほうが火加減は簡単です。

七輪を使うため、今回下部内部には不燃の石膏ボードを貼りました。これは、DIYショップの端材コーナーで、100円程度で手に入りました。切断はカッターナイフでできます。

内側に石膏ボードを貼りました。

最後に燻製器用の温度計を段ボール上部にさして出来上がりです。
簡単燻製だったら、温度計がなくても構いません。

燻製材にはチップ、ブロックがありますが、短時間であればチップのほうが使いやすいようです。火を起こした上に、ミニフライパンを置き、チップを入れれば直に煙が上がってきます。
煙を絶やさないようにチップを投入します。

チーズ、ちくわ、厚揚げなどは30分程度で、驚くほど香ばしく、味わい深い燻製ができあがります。
ウインナー、魚の干物、ミックスナッツなども簡単に燻製できる材料です。

ベーコン、ゆで卵も味が一段と深まります。パスタやポテトサラダに入れると、風味が増します。

燻製したチーズの色が綺麗です

ベーコンを燻製すると味わいが深くなります

密集した住宅地の場合、煙の流れが隣にいかないよう気をつけましょう。できた燻製をご近所におすそ分けしておくと、トラブル回避に役立つでしょう。

鶏もも肉、豚肉、生魚類は下処理が必要なので、専門書や作り方を調べる必要があります。

まずは、1時間以内で作れる初級者向けの素材をチャレンジしてみましょう。それでも、スモーキーで十分味わい深い、お酒のおつまみになります。

スポーツ新聞で、記者、デスク、部長を17年。 高校野球、サッカーJリーグ、スキー・ジャンプ、アルペンなど冬季種目も担当。

Twitter: @mayfly878238