餃子皮から作る餃子は自立した料理なのだ!

  by あおぞら  Tags :  

なんでも簡単に手に入る世の中。拍車をかけるように24時間営業のコンビニがあちこちの街角に。でも、ちょっと考えてみよう、あえて不便を率先してみないか?自立する、大人になるってことはなんでも簡単に手に入れられることをあえて拒否してみることではないかと思う。

「そんな時間なんかないぞ!」と言う声も聞こえてきそうだが、例えば火を点ける時、ライターかマッチがあればいいのだが、もし、キャンプファイアーに行き、一から火を起こすことをしてしまえば、その一つの火を起こすことにドラマがあることを知る。何か苦労をして手にする喜びが人間を良い人にするのも事実だと思う。

男の人で料理をする人が増えている。とても良い傾向だ。料理をしない時は、一例を挙げると餃子を食べたいとする。そうしたら手近な餃子のチェーン店に行けば、早く、安く、美味い餃子が食べられる。それともそれこそ近所のコンビニで出来合いの餃子があれば買うことも出来るし、また冷凍餃子という手もある。

でも、餃子なんて実は簡単に作れるもので、また餃子皮なども家で簡単に作られるものなのだ。不便をすると工夫をしてその不便を克服しようと人間は努力する。努力はした方がいいのだ。

私の住むアメリカにはニューヨークなどの都市部には日本食料品店があるし、またチャイナタウンでは餃子皮は日本食料品店の日本からの輸入物より安価で手に入る。ただ、日本のスーパーで買うように簡単には餃子の皮は手に入らないし、また豚ミンチが意外に売られていないのである。豚肉を食べないユダヤ人の多いニューヨークなどは豚肉売り場が圧倒的に小さく、豚ミンチは毎度毎度売られているわけではない、まぁ地域にもよるだろうが私の住むミッドタウンと言う場所では豚ミンチは常に売られているわけではない。

以前は豚ミンチが売られている時にはかごに入れて買い求めた後、その足で日本食料品店まで餃子の皮を買いに行った。餃子の皮のみ買うのもなんなので行ったついでに他の食品なども買い、多少無駄遣いなどもした。

しかし、餃子皮を作るようになってからは日本食料品店に買いに行く手間も省け、何より小麦粉と塩と水だけで出来る。麺棒は適当な大きさがなかったので、なんと明治のチョコレート菓子のコーヒービートの筒を使うとおかしいくらいにうまく作られる。マーブルチョコの筒でももちろんОK!創意工夫って大切ですぞ!

わざわざ料理本を本屋に買いに走ることもなく、レシピサイトをチョチョイのチョイと検索すればレシピはズラズラと限りなく出てくる。

ひとつをマスターすれば、次はイースト菌を使って中華まんを作ってみるといいし、パン作りだってパン焼き器なしで十分焼けるのだから。いの一番から餃子を作ってみよう!それって自立した料理なのだよ。

ニューヨークから発信しています